食べ物 | 分類 | コメント |
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バナナ | ※果物 | バナナを食べると、白血球の数が増加するとともに 白血球の攻撃力を強めるTNF(腫瘍壊死因子)が増加し、 免疫機能が高まるそうです。 バナナに含まれるMRB様物質による効果だそうです。 バナナの中でも 特にシュガースポットと呼ばれる茶色い斑点が皮全体に現れた完熟バナナ (時間が経ったバナナ)の方が、 黄色いバナナに比べて免疫増強効果は8倍になるということです。 TNFは特に脳腫瘍と皮膚がんに有効とされます。 バナナに次いでTNF増加効果の高い果物はスイカだそうです。 |
グレープフルーツ | ※果物 | グレープフルーツに含まれる苦み成分であるリモニンが、 発がん性物質を体内から排出する酵素の働きを促進するため、 がん予防に有効だということです。 |
キャベツ | ※野菜 | キャベツはがんの特効薬と言われ、 がん予防食品としてトップクラスの野菜の王様だそうです。 キャベツに含まれるイソチオシアネートは、 ニトロソアミンの活性化によるがんの発生を防ぐとともに、 がん細胞になる前の異常細胞の増殖を阻止する効果があるということです。 キャベツ発酵エキスというものがあるそうです。 キャベツはデザイナーフーズの第2位にランキングされています。 |
ブロッコリー | ※野菜 | ブロッコリーをはじめとするアブラナ科の植物のみに含まれる イソチオシアナートと呼ばれるイオウ化合物は、 解毒酵素の働きを活発にする作用と 活性酸素の害を抑える作用があります。 この化合物はカラシやワサビの辛みのもとになっています。 ブロッコリーに含まれるスルフォラファンというイソチオシアナートの一種は、 中でも最も強い発がん予防効果を持つと言われます。 ブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトは、成長したブロッコリーに比べ、 50〜100倍のスルフォラファンを含んでいるそうです。 |
ニンニク | ※野菜 | おなじみのスタミナ食品です。 抗がん作用がある「S-アリルシステイン」などの水溶性のイオウ化合物を 含んでいます。 この成分は、ニンニクをアルコールや酢などに漬け込んで長期間熟成すると、 飛躍的に増加するそうです。 また、ニンニクに含まれる「アリイン」は、 切ったり摩り下ろしたりすると「アリシン」に変化し、 さらに低温加熱することにより、 がん予防成分である「スルフィド類」や「アホエン」に変わるそうです。 ニンニクはデザイナーフーズの堂々第1位にランキングされています。 |
明日葉(あしたば) | ※野菜 | 八丈島を原産地とするセリ科の植物で、 お吸い物に入れるミツバを巨大化したような感じのものです。 スーパーなどで売っているのを時々見かけます。 明日葉に含まれる「植物性ゲルマニウム」と「ビタミンB12」に 制がん効果があると言われます。 また茎の黄色い汁に含まれる「カルコン」と「クマリン」という物質は、 発がんを予防する効果があるそうです。 「あしたば茶」などの加工製品も販売されています。 |
モロヘイヤ | ※野菜 | クレオパトラやエジプトの王が、病気のとき、 モロヘイヤのスープを飲んで治癒したというほど薬効の高い、粘り気のある野菜です。 スーパーなどで売っているのを見かけます。 緑黄色野菜に含まれるベータカロチンやビタミンCなどの抗酸化物質は、 活性酸素の産出を抑えて、 がんを予防すると考えられています。 ベータカロチンは体内のビタミン濃度に応じて、 必要量だけがビタミンAに転換されます。 ただし、ベータカロチンのがん予防効果を否定する疫学データもあります。 |
緑茶 | ※お茶 | お茶の主要成分である「エピガロカテキンガーレート(EGCG)」などの カテキン類はがん細胞の増殖を抑える効果を持つと言われます。 カテキンがDNA分解酵素の活性を高めてがん細胞のDNAを断片化し、 がん細胞を小さくして死滅(アポトーシス)を促すことが実験で分かったそうです。 カテキンがたくさん出るように緑茶は熱湯で濃く入れると良いようです。 米国でもグリーンティーのがん予防効果への関心が高まっているそうですが、 米国の缶入り緑茶は朝鮮ニンジンなどがブレンドされて、 甘い味付けになっているそうです。 |
ゴマ | ※ゴマ | 昔から健康によいと言われるゴマです。 ゴマの成分の「ゴマリグナン」は、 活性酸素を抑える抗酸化物質で、 がんの抑制効果があります。 ゴマにはゴマリグナンの一種の「セサミン」が1%含まれており、 肝機能を向上させるとともに 抗酸化物質のビタミンEを全身に行き渡らせる働きがあります。 ゴマは煎ってから摺って食べると消化しやすくなります。 |
舞茸(まいたけ) | ※菌類 | スーパーなどでよく売られているきのこで、 日本では昔から病気を直すきのことして知られていました。 免疫力を高めるがん抑制物質「マイタケ-D-フラクション」が含まれているそうです。 「MD-フラクション」は「β-グルカン」の一種です。 また、ビタミンB1、B2、Dや食物繊維が豊富です。 |
エノキ茸 | ※菌類 | スーパーなどでいつも売られているきのこです。 エノキ茸に含まれる多糖タンパク「EA3」や「EA6」などに 抗腫瘍効果が期待されています。 一般に、しめじ(ヒラタケ)などのきのこ類はがんによい効果があるそうです。 |
ヤマブシ茸 | 菌類 | 外観がハリネズミに似た美味なきのこです。 5種類の「β-D-グルカン類」を多量に含み、強力な抗がん効果があるそうです。 姫松茸(アガリクス)を超えるきのこだとも言われます。 |
姫松茸 (アガリクス) | 菌類 | 「姫マツタケ」は学名を「Agaricus blazei Murrill」といい、 ブラジルのピエダーテ山地原産のきのこで、 レーガン元大統領が、皮膚がんの治療に用いたそうです。 免疫力を高める「β-D-グルカン」等の高分子多糖体を数種類含んでいます。 錠剤その他いろいろな形に加工されたものも売られています。 消化吸収されやすい水溶性のものもあり効力は100倍だそうです。 「アガリクス」は「ハラタケ属」という意味のきのこの総称で、 姫松茸はアガリクスに属しますが、 抗腫瘍活性が認められないマッシュルームもアガリクスに属するということです。 きのこなどの有効成分を抽出した 「AHCC」 というものもあるそうです。 |
霊芝(れいし) | 菌類 | 「万年茸(まんねんたけ)」とも呼ばれる 光沢のある堅いきのこです。 漢方薬です。抗腫瘍性多糖を含んでいます。 |
冬虫夏草(とうちゅうかそう) | 菌類 | 冬には虫であるのに、夏には草になる不思議な生き物という意味です。 これは土中の昆虫の幼虫などに寄生するきのこのことです。 中国の陸上チーム「馬軍団」が食べて、抜群の力を発揮したそうです。 漢方薬で、抗腫瘍性多糖を含んでいます。 中国最先端のバイオ技術によって人工培養に成功した「北(きた)冬虫夏草」の含有成分は、天然のものを上回っているそうです。 |
もずく・ひじき | ※藻類 | もずく・ひじきなどの褐藻類には、 フコイダンと呼ばれるヌルヌル成分が含まれています。 胃や大腸などに出来たがん細胞に、フコイダンが直接付着すると、 がん細胞はアポトーシス誘導を起こして自滅するそうです。 |
クロレラ | ※藻類 | 淡水産単細胞の緑藻類の一種です。 ドラッグストアの健康食品コーナーで、結構安く手に入ります。 クロレラの細胞内には、人体の組織を活性化して、体内毒素を排泄し、 自然治癒力を増強させる生理活性物質「CGF(クロレラ・グロス・ファクター)」が 含まれているそうです。 新陳代謝促進、血管の弾力増強、免疫向上、傷や潰瘍を早く治す作用などがあります。 消化吸収されやすいように細胞膜を破砕したタイプのものもあります。 |
スピルリナ | 藻類 | 光合成を行うラン藻類の一種です。 ドラッグストアの健康食品コーナーで見かけます。 ハツカネズミを使った実験によると、スピルリナに含まれる「ゼアキサンチン」に、 肝臓がんや肺がん、皮膚がんの発生を抑える作用があることが分かりました。 また同じくネズミの実験で、スピルリナに含まれる「硫酸化多糖」は、 がん細胞の転移を防ぐことが分かったそうです。 |
牛乳 | ※動物性たんぱく質 | 牛乳には「ラクトフェリン」というたんぱく質が微量に含まれています。 ラクトフェリンは血液中の「ナチュラル・キラー細胞」の働きを活発にし、 免疫力を強化する作用があり、大腸がんの発生や転移を防ぐそうです。 またラクトフェリンには、 がんなどの成人病や老化の元凶となる 活性酸素の働きを抑える作用もあります。 牛乳に含まれるラクトフェリンの量はわずかなので、 必要量を摂取するには、 市販されているラクトフェリンの粒状食品を飲むとよいそうです。 さらに加熱した牛乳に含まれる「共役リノール酸」という物質にも、 がんを抑制する作用があるということです。 |
イカ墨 | 動物分泌物 | イカ墨に含まれる「ムコ多糖−ペプチド複合体」に抗腫瘍作用があるそうです。 イカ墨によって活性化されるマクロファージは、 T細胞と協力して体の異物を攻撃することが分かったそうです。 |
赤味噌 | ※調味料 | 味噌に含まれる「トリプシンインヒビター」、「ダイゼイン」、 「イソフラボン」という物質に、 がん予防効果(抗腫瘍性・抗変異原性)があるそうです。 大豆に含まれるフラボノイドは味噌に加工すると増加するそうです。 味噌の中でも、赤味噌が特によいということです。 味噌を含む溶液にがん細胞を浸して、 がん細胞が死滅していく様子をテレビで放映していました。 |
きな粉・そば粉 | ※調味料 | きな粉にはポリフェノール類の「ダイゼイン」と「ゲニステイン」が含まれます。 そば粉にはカロチノイドの「ルテイン」が含まれています。 これらの物質には抗腫瘍効果があり、1日あたり、 きな粉なら8g、そば粉なら9gを食べるとがん予防になるそうです。 |
カレー | ※調味料 | カレーの香りと色のもとになっているターメリックは、 秋ウコンを粉末にしたものです。 ウコンにはクルクミンという物質が含まれており、 クルクミンには体内の活性酸素を 除去する作用があり、がんの抑制効果が期待できるそうです。 |
日本酒 | ※酒類 | 日本酒を毎日飲む人は、飲まない人に比べ、 がんの発生率が0.79倍と低いことが、統計調査で明らかになりました。 がん細胞に日本酒を加える実験では、がん細胞の90%が死滅し、 焼酎やウィスキーでは同様の効果がないことが分かったそうです。 ただし、日本酒を飲みすぎるとアルコールの弊害が出るので、 1日に1合半以下とし、週2日は休肝日とする必要があります。 酒粕料理でも同様の効果が期待できるようです。 |
クエン酸 | ※柑橘類抽出物 | レモンなどに含まれる酸味の成分で、清涼飲料水の原料にもなっています。 ドラッグストアで、500グラム1000円程度で売っています。 すべての生物は、細胞内でエネルギーを発生させるのにクエン酸を利用します。 細胞内のクエン酸サイクルが活発になることにより、がんが治りやすくなるそうです。 私自身も食後に、クエン酸をお湯に溶かして、ハチミツを加えて飲んでいます。 刺激が強いので、飲んだ後は少量のお湯で喉を洗い流しています。 空腹時に飲むと胸やけを起こすので注意が必要です。 自分に合った方法で自分に合った量を工夫して、飲むとよいと思います。 黒酢などの酢(酢酸)も体内ではクエン酸に変化します。 |
プロポリス | 蜜蜂生成物 | ミツバチが巣の中をバイ菌や害虫から守るために無菌状態に保つ物質で、 植物から集めた特有のヤニ状物質です。蜂ヤニとか露蜂房とも呼ばれます。 ドラッグストアの健康食品コーナーで売られています。 プロポリスに含まれる「フラボノイド」や「アルテピリンC」に抗がん作用があり、 免疫力を高めるそうです。 |
水溶性キトサン | 甲殻類抽出物 | カニ、エビの殻や昆虫の外皮などに含まれるムコ多糖類の一種です。 キトサンはドラッグストアでダイエット食品として売られています。 吸収率の低い高分子キトサンを改良したものが水溶性キトサンです。 がん細胞の増殖抑制、免疫力の向上、毒素の吸着排出といった効果があるそうです。 |
サメ軟骨 | 魚類抽出物 | サメはがん細胞を移植してもがんにならない特殊な魚です。 がん細胞が増殖するときには、新生血管というらせん状の血管を作って、 そこから酸素と栄養を取り込みます。 サメ軟骨には新生血管の造成、成長を阻害する作用があり、 それによりがん細胞が成長できずに死んでいくと言われます。 ただし、この作用により手術の傷が再生しにくくなりますので、 手術の前後の服用は避ける必要があります。 |
クマ笹エキス | 植物抽出物 | クマ笹の有効成分「多糖体」が、がんに有効だそうです。 老化やがんの原因になる活性酸素を 減少させるとともに、解毒作用を高めて肝臓を強化する働きがあるそうです。 |
尿療法 | ※人体生成物 | 病気を治すために自分の尿を飲むという療法です。 尿は汚い物という先入観がある人には毛嫌いされますが、尿は全く無害です。 尿を飲むことにより、病気に対する自然治癒力が増強すると考えられています。 上等なコップを用意して、朝一番の中間尿をトイレ以外の場所で、 一気に飲むのがよいそうです。 |
お笑い | ※心理 | 「笑う門には福来る」とは有名なことわざです。 私たちの体の中にはリンパ球という病気と闘う物質があります。 そのうち5〜10%は「ナチュラル・キラー細胞(NK細胞)」と呼ばれ、 体の免疫力を高めたり、がん細胞の転移を防ぐという重要な役割を担っています。 大笑いした後に、血液中のNK細胞が増加して免疫力が高まるそうです。 つくり笑いであっても、がん細胞を攻撃するNK細胞が活性化するそうです。 逆に、ストレスの中でも「怒りを抑えるストレス」は最も免疫力を低下させ、 がんを引き起こす元になると言われます。 心と体には密接な関係があることが明らかになっています。 音楽療法やイメージ療法にも免疫力を高める効果があるそうです。 「サイモントン療法」と呼ばれるがんの心理療法もあります。 くだらないことにでも、子供のように大笑いするようにしましょう。 |
第1条 | 植物性食品を中心に、多様な食物を摂取する |
第2条 | 適正体重を維持する |
第3条 | 活動的な身体活動を維持する |
第4条 | 多様な野菜類・果物類を摂取する |
第5条 | 植物性食品から総エネルギーの45〜60%を摂取する |
第6条 | アルコール類の飲用は勧められない |
第7条 | 赤身の肉(牛肉、豚肉など)は1日80グラム以下にする |
第8条 | 動物性脂肪の多い食品の摂取を抑える |
第9条 | 塩分は1日6グラム以下にする |
第10条 | カビ毒で汚染されたものは食べない |
第11条 | 食品は冷蔵庫に保管する |
第12条 | 食品添加物および残留成分の摂取は避ける |
第13条 | 黒こげになったものは食べない |
第14条 | この勧告を守れば、補助食品・補助栄養剤はいらない |
プラス1 | 喫煙はしない(喫煙によりがん予防の効果は消える) (タバコには50種類以上の発がん物質が含まれている!) |