痔の悪い方へ
私は厄年が近付いたころから、いろいろと心身の不調に悩まされてきました。
人知れず痔に悩んでおられる方もいらっしゃるかと思いますが、
私もこれには4カ月ほど悩まされ続けました。
立っていても座っていても常にズキズキ痛み、仕事が手に付かないくらいでした。
横になっているときだけは痛みがやわらいだのが、せめてもの救いでした。
近くの内科医でステロイド系の薬をもらって、付けていたのですが、
一向に痛みは収まりませんでした。
そこで昔買った本を思い出して、読んでやってみたのが導引術です。
導引術を始めて20日ほど経った1995年1月17日、
突然痛みがうそのように消えてしまいました。
(この日は阪神・淡路大震災が起こった日なので、はっきりと覚えています。)
痔は肛門のしもやけであると言われます。
私の考えでは、導引術は肛門周辺の血行を良くする働きがあると思います。
また導引術と薬を併用すると効果が大きいと思います。
やり方を下に説明します。とても簡単です。
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まず肩幅より少し広めに足を開いて自然に立って下さい。
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両手をこすり合わせて指先を暖めて下さい。
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ふーと大きく息を吐ききって下さい。
そして目を閉じて、気持ちをゆったりさせて下さい。
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呼吸は腹式呼吸で、鼻から吸って口から吐いて下さい。
こつは息をゆっくりと大きく吐くことです。
そしてすっと息を吸っておなかを自然に膨らませます。これを繰り返して下さい。
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右手の小指と薬指の腹を肛門に当てます。
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小指と薬指に力を入れて、肛門を激しく上下に振動(バイブレーション)させます。
呼吸を約15回数える間(1分ほど)振動を続けます。
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次に同じことを左手で行います。
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右手と左手で交互にそれぞれ5回ほど行ったら終わりです。
排便後にトイレで行うとよいかと思います。
できれば1日に2〜3回行うとよいでしょう。
素手で抵抗があるときには、ティッシュペーパーを薄く当ててもよいでしょう。
ただし衣服の上からこすっても効果はありません。
やってみるとかなり腕がだるくなりますので、
無理のない程度に回数などは調整して下さい。
入浴後に行うときは20分以上たってからにし、
行った後も30分以内に入浴すると効果がなくなるので注意して下さい。
1〜2日で効果を期待しないで、直るまで根気よく続けて下さい。
日常生活の注意としては、
肛門を長時間圧迫したり冷やしたりしないように心掛けて下さい。
またアルコールや刺激物の取りすぎは避けて下さい。
なお私が読んだ本は「導引術入門」
(早島正雄
著:ごま書房)です。
古いので今売っているかどうか分かりません。
痔に効果がある健康食品
1997年10月の始めから12月の始めにかけて、痔がまた悪くなりました。
私はこのページを作った手前もあって、導引術で早く直そうと努めました。
導引術と塗り薬を使っていたのですが、出血したり激しく痛んだりで、
一進一退を繰り返してなかなか良くなりませんでした。
そこで効果があると本に書いてあるのを見て、
ビタミンE(ゼラチンカプセル)とクロレラ(錠剤)を服用しました。
どちらもドラッグストアで簡単に手に入るものです。
これらを服用しながら導引術を続けていたところ、ようやく直ったのです。
ホッ…。
ビタミンEは体内の血行を良くする働きがあります。
肛門部のうっ血を改善するにはたいへん効果があると思います。
また、クロレラは便を柔らかくする働きがあります。
排便時の肛門への負担を軽減させるのに効果があると思います。
この2つが、私の痛い体験上、お勧めできる健康食品です。
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