疲れやすい方にクエン酸

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 私がお世話になった尾崎さんのホームページに、 「クエン酸を飲むと疲れが取れます」と書いてありました。 ある日偶然、『酢(クエン酸)は病まず疲れず』という題名の本を見つけたので、 尾崎さんのことを思い出して、早速購入して読んでみました。 当時の私は食欲不振が続いていて、疲れやすいと言うより、 体に力が入らず息も絶え絶えと言ったひどい状態でしたので、 とにかくクエン酸を飲んでみることにしました。
 近所のドラッグストアにクエン酸を買いに行きました。 クエン酸なんて売っているのだろうかと思ったのですが、 店の人が棚から出して来てくれました。 白いプラスチックの瓶に入っていて、500グラムで880円でした。 (この店は特に安いらしい。) クエン酸はグラニュー糖のような感じのさらさらした白い粉末です。 (アクエリアスなどの清涼飲料水の原材料の一つになっています。 料理で使うものだと言うことも後で聞きました。)
 早速、水に溶かして飲んでみたところ、その酸っぱさは半端ではなく、 とても飲めた代物ではないという感じでした。 ただし酢のようなツンとした臭いは全くなく、さっぱりした味です。 クエン酸はレモンや夏みかん、梅干などに含まれる酸味の成分で、 確かにレモンの酸っぱさを濃縮した感じでした。
 クエン酸を飲み始めてしばらくすると体に変化を感じました。 飲んだあと妙に喉が乾くようになり、 トイレが非常に近くなるという症状が現れました。 しかし飲み続けているうちに、こうした症状も次第になくなりました。 1998年からずっとクエン酸を飲み続けていますが、 減少した体重はまだ増えてこないものの、 お陰で以前のような息も絶え絶えというひどい症状は解消しました。 私は食後に、クエン酸を2グラム程お湯に溶かしてハチミツを加えて飲んでいます。 濃いめのホットレモンといった感じです。 私の体験上、クエン酸を飲む時の注意事項を挙げてみます。
 2006年時点で、クエン酸を飲むことに関する問題点に気付きました。 8年ほどクエン酸を飲み続けていて、やたらと虫歯が多くなっているのです。 どうもクエン酸がじわじわと歯を溶かしていたような疑いがあります。
 料理に使う重曹をクエン酸に加えると酸が中和されます。 クエン酸と重曹を混ぜてお湯を注ぐと化学反応をし、シュワッと炭酸ガスが発生します。 粉末ソーダのような感じです。 効果が減少するかどうか分かりませんが、強烈な酸っぱさがなくなって、 非常に飲みやすくなります。

 私が買った本に書かれているクエン酸の飲み方の一例はこうです。

  1. 水1升を100度に沸騰させて、それを冷ます。
  2. 水1升に、クエン酸80グラム、果糖80グラムを入れて掻き回す。
  3. この半分5合を別にして、さらに果糖80グラム加え、これを3日間で飲む。
この例を計算すると1日あたり13グラム飲むことになります。 1日に20グラム飲んだとか30グラム飲んだという例も載っています。 飲み方もオブラートに包んで飲んだとか、牛乳に混ぜて飲んだという例もあります。 酸っぱいので重曹を加えた人もいます。 私自身はクエン酸とハチミツをその都度お湯に溶かして飲んでいて、 1日あたりせいぜい5グラム程度です。 牛乳に混ぜてみたことがありますが、 固まった感じになって私の口には合いませんでした。 自分に合った飲み方を工夫してみて下さい。

 すべての生物は、細胞内でエネルギーを発生させるのにクエン酸を利用します。 クエン酸が変化してエネルギーを発生する クエン酸サイクルと呼ばれる過程は、 高校1年の生物の時間に習った記憶がかすかにあります。 酢(酢酸)はクエン酸とは別の物質ですが、体内で分解するとクエン酸になります。 クエン酸自体は名前の通り酸性ですが、体内ではアルカリ食品として作用し、 クエン酸を摂ると健康的なアルカリ性体質になります。 クエン酸は薬ではなく、何かの病気に効くというものではありません。 クエン酸を飲むと細胞内のクエン酸サイクルが 活発になることにより体質が改善され、 それによって病気などが治ってしまうということだそうです。 本には肩こり、腰痛をはじめ糖尿病、胃がんに至るまで、 様々な症状が改善したという体験談が載っています。 クエン酸はレモンや夏みかんに含まれる成分で、 食品なので仮に病気に効かなかったとしても何も害はないと思います。

参考文献 『酢(クエン酸)は病まず疲れず』  長田正松著/健友館


ポッカコーポレーションの研究で 明らかになったクエン酸の効果 ハチミツパワー  ハチミツは大腸がんの予防にも効果があるそうです。


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