タバコの広告がある国は、インドネシアと日本だけだそうです。 電車の中には洋モクの車内広告が堂々と貼られています。 欧米かぶれの日本人向けに、 国産でも洋モクと区別が付かないデザインにしてあります。 不快な商品であることを隠ぺいするように、 爽快なイメージの広告に仕上げてあります。 自国で宣伝できない分、日本人には大々的に宣伝しようという魂胆なのでしょう。 かつて、中国人をアヘン漬けにした上で、 香港を横取りした厚かましい国が繁栄していました。 それと似たようなものでしょうか。 タバコの広告があるのは国辱というものです。 法律で禁止されていなくても、 日本の鉄道会社は自主的にタバコの広告の掲載を拒否するべきなのです。 これはまさに日本の恥です。
タバコの魔力にとらわれている人へ
喫煙者統計
米タバコ会社内部資料中のタバコの害
海外のタバコの警告表示
最高級タバコ
吸ってもいいですか
タバコは下品
生まれたとき人は誰もタバコを吸っていませんでした なぜタバコを吸い始めたのでしょう それは悪への誘惑だったのでしょうか 仲間に自分を認めて欲しかったからなのでしょうか 映画俳優を見るようなまなざしが自分に向けられる陶酔 しかしそれはただの思い込みだったのかも知れません 一人前のおとなになったと自分に言い聞かせたかった タバコを吸って安心したかったのでしょう
ヤニ色の歯、真っ黒な肺、口の中にずっと残るいやな味
タバコに支配されている姿ではなく |
項目 | 男性 | 女性 | 男女合計 |
---|---|---|---|
喫煙者率 | 53.5% | 13.7% | 32.9% |
対前年比 | 0.5%減 | 0.8%減 | 0.7%減 |
最高年代 | 30代 63.4% | 20代 21.9% | −− |
毎日吸う人の平均本数 | 24.2本 | 17.3本 | −− |
過去最高(1966年) | 83.7% | 18.0% | 49.4% |
若い女性の喫煙者が多いのは、 オヤジギャル(おやじになりたい娘)症候群の影響であると私は分析します。 20代の女性は4人に1人以上がニコチンネェチャンだそうです。 人目をはばからず電車の中で化粧をするメイク虫というジコ虫の一種と 相通ずる美意識のようです。 これは脳の前頭連合野が未熟な一種の脳機能障害であるという説もあります。 美しさに無頓着な下品な男性の姿に憧れているようです。
以下は厚生省が発表した1999年2〜3月の実態調査の結果です。
男性 | 19.0% |
---|---|
女性 | 4.3% |
喫煙者の内のタバコ依存症の割合
全体 | 53.9% |
---|---|
10歳代に喫煙を始めた人 | 62.0% |
20歳代に喫煙を始めた人 | 53.5% |
30歳代に喫煙を始めた人 | 47.7% |
1998年に米国のスクリプス研究所が
「禁煙が難しいのは、ニコチン摂取をやめると、
さまざまな快楽に対する脳の感受性が低下し、
以前と同じ快楽を得るのにより大きな刺激が必要になるため」と発表しました。
ニコチンの常用が脳の快楽の回路を大きく変化させているとみられています。
タバコの害を警告されないまま喫煙を続けて依存症になったり、
職場で同僚のタバコの煙を吸って健康を害したと主張して、
愛知県内のヘビースモーカーら4人がJTを相手取り、
タバコの製造販売禁止と1人あたり100万円の慰謝料支払いなどを求めた訴訟で、
名古屋地裁に続き名古屋高裁でも原告側が敗訴しました。
「疾患としてタバコ依存症が存在するとは認められない」という判決で、
厚生省の見解とは全く逆の見解を示しました。
世の中の常識にとらわれないで、
「疑わしきは罰せず」という原則に忠実なことだけは評価できますが、
タバコ天国日本のお寒い現状を物語っています。
一方JTは喫煙に関する医療費返還訴訟の和解金を米国の46州に
永久に支払い続けるそうです。
2000年に約1億7千万円を支払い、以降も負担は増えていき、
日本国内での対応とは大違いです。
アメリカ | SURGEON GENERAL'S WARNING: Smoking By Pregnant Women May Result in Fetal Injury, Premature Birth, And Low Birth Weight. |
妊娠中の喫煙は胎児を傷つけ、早産、低体重児となる恐れがある |
フランス | Fumer provoque le cancer | 喫煙はガンを引き起こす |
カナダ | Smoking can kill you Health Canada |
喫煙により死に至ることがある |
タイ | ![]() |
タバコは脳内出血を引き起こす |
日本 | 警告ではない単なる注意書き | あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう 喫煙マナーをまもりましょう |
日本のタバコの注意書き表示の内容や方法は、
「たばこ事業法」という法律によって定められています。
大蔵省の説明では、日本の表示は警告表示ではなく注意喚起のレベルで、
それ以上のことをするしないはタバコ業者の自主性に任せているということです。
一方カナダでは、2000年12月から2001年6月までに、
カナダ国内で販売するタバコには、
右の例のような、写真付きの警告表示をすることが義務付けられたそうです。
これには、喫煙が口の中のガンを引き起こすとか、
歯や歯茎にどのような影響があるかということを具体的に書いてあります。
日本でも2000年11月ごろにタバコのパッケージのデザインが新しくなりましたが、
こちらは販売促進を狙ってタバコを新鮮なイメージにしたもので、
国際的動向には全く逆行するものでした。
2. マイルドセブン・ライト 3. マイルドセブン 4. セブンスター 5. キャスター・マイルド 6. キャビン・マイルド・ボックス 7. ラーク・マイルド・ボックス 8. フロンティア・ライト・ボックス 9. マールボロ・ライト・メンソール・ボックス 10. マイルドセブン・エクストラライト |
日本で販売量の多い人気のあるタバコは、
「マイルド」や「ライト」といった名前の付いた軽いイメージのタバコです。
こういった名前の由来はタバコに表示されているニコチンやタールの量です。
しかし表示されているニコチンやタールの量は、
特殊な機械を使って測定した結果であって、最近の研究で、
低ニコチンタバコでも人体への吸収量はそれほど少なくないことが分かったそうです。
低ニコチンタバコはフィルター部分に小さな穴が開けられており、
測定器に煙が流れ込みにくくしてあるのですが、
実際に人がタバコを吸うときには穴は役に立っていないのです。
またタバコには、アルカリ性物質の添加物が加えられていて、
それが人体へのニコチンの吸収を高めているそうです。
タバコ会社は「添加物によって煙のニコチン量を変える技術」や
「添加物を加えてタバコを吸う満足感を与える技術」を開発して、
特許を取得しています。
「マイルド」や「ライト」という名前は、ただの「まやかし」の軽さにすぎないのです。