windows7電源に関する設定、準備段階としてWindows 7に備わる電源機能
Windows 7はもちろんWindows Vistaから、コンピュータの使用を中断した際、それまでの作業内容をメモリに保存する「スリープ」と、メモリとHDDの両方に保存する「ハイブリッドスリープ」、そして作業内容をHDDに保存する「休止状態」と、3種類の機能が用意されました。Windows XPなどの場合、「サスペンド」「スタンバイ」が「スリープ」に相当します。
混乱しがちなのが「ハイブリッドスリープ」と「休止状態」の違い。前述のように保存箇所が異なりますが、Windows Vista/7ではハイブリッドスリープに関する機能を省略している箇所が多いため、分かりにくいのが現状です。そもそもハイブリッドスリープとは、ハイバネーション(休止状態)のようにバッテリー寿命を延ばすことが目的ではなく、消費電力の軽減とスリープからの復帰を安全かつ高速化させるためのもの。そのため、名称を「スリープ」と略し、ユーザーが能動的に実行する箇所を設けなかったのでしょう。
なお、お使いのコンピュータによっては初期状態で、ハイブリッドスリープが無効になっている場合があります。同機能を使用する場合は「電源オプション」ダイアログの<ハイブリッドスリープを許可する>を<オン>に変更してください