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  はなのはね思い出ノート

思い出ノートもくじ

vol.24
水族館と展望台
地上240mでのんびり眺める東京

サンシャインシティ/東京・池袋
2005年9月

サンシャインシティにちょっとはまった夏でした。
プラネタリウム、水族館、展望台・・・どれも楽しい。
ある日、友人とでかけたときのこと。

      
   パンダイルカ

サンシャインシティへ遊びに行きました。
まずは『サンシャイン国際水族館』。子供の頃以来、すごくひさしぶり。
友人とふたり、ワクワクしながら入館すると、まずは「大海原のフロア」。マイワシの群れがお出迎えしてくれます。銀色で・・・おいしそう?
その先にいるのは、可愛いパンダイルカ!
写真を撮ろうとしたら、さか立ちしてくれました。









大海原のフロアは海の魅力いっぱい!

ウツボ!おかしな顔〜エイは間近で見られて、どアップすぎ?イセエビ、おいしそう?ピラルク、前から見るとヘン
ウツボ           エイ             ゴシキエビ         ピラルクの正面顔

パンダイルカのとなりにはバイカルアザラシがいるのですが、アザラシってねずみ顔?おやじ顔?
見た瞬間に「わぁ、かわいい!」と思えぬ何かが・・・

大海原のフロアで見飽きないのは、回遊水槽!回遊水槽は「亜熱帯の海」と「深い海」のふたつ。
亜熱帯の海では、エイや小さなサメが回遊してるんですが、サメがとても小さくてかわいい。
エイも、とっても小さいのがひらりひらりと泳いでいて、本当に楽しい。
エイの顔(口?)って、むふ、って感じでとってもユーモラス。そんなエイの顔(口?)もおなかも見られます。
ゆったり泳ぐエイやサメにまじって、カラフルなお魚がいるかと思うと、岩にはウツボが潜んでいたり。
深い海は、暗い海。タカアシガニがいっぱいいる〜!
タカアシガニは「おいしそう」と思えないカニですよね、ある意味心ざわつかず安心して見られるかも?

東京の海を模した水槽もあります。東京湾に、伊豆、八丈島、小笠原の海。
ゴシキエビが、どん!といましたよ。

「世界の大型淡水魚」コーナーには、大きな大きなアロワナ、それに生きた化石ピラルクが!
とっても大きくて、ウロコもそのままギターのピックになりそうな、いえ、それ以上におおきくて。
ピラルクの顔・・・真正面から見ると、かなりオマヌケ。横から見るとすごく長い顔なのに不思議。
ピラルクどと言われなかったらわからないなぁ、この顔じゃ。

ラッコの水槽を過ぎると・・・氷の妖精クリオネ!

クリオネ ちょっと拡大→ クリオネ

透き通った手をいっしょうけんめいパタパタさせて、泳いでるよう・・・。なんともファンタジック。
大きいのからとっても小さいのまでたくさんいて、見とれてしまいます。
なのだけれど、この水槽、反時計回りにぐるぐる水が回っていて。その流れが外側はとても早いらしく、
外側の流れに巻き込まれたクリオネは、なすすべもなくひゅーん、ひゅーんと流されていて、
それもなんだか面白いのでありました。


自然まるごとフロアはワイルド&ユーモラス、そしてユニーク

ピンポンバール(金魚)カクレクマノミ
水族館1F「大海原のフロア」から2F「大自然のフロア」へ登る階段の下に、金魚のコーナーがありました。
なかでも、ピンポンバールという金魚がとっても可愛くて目がもう釘付け!
ほんとうに、ピンポン玉のようにまんまるで、面白い形。金魚っていろんな種類がいますね〜。
さてさて、2F「大自然のフロア」へあがると、水草水槽があって、日本の昔懐かしい川の様子を見られます。
その先には、アマゾン川、コンゴ川、メコン川。南アメリカ、アフリカ、アジア、3つの大陸の大河をリアルに
再現したコーナーが続きます。
それぞれ、水の中にその川ならではの魚がいるのはもちろんのこと、陸上にイグアナがいたり、コウモリがいたり、ユニークな生き物たちまでもが、流域の生態系をみせてくれます。
「あ、あそこにもちいさいサル!」「あ、コウモリ!」なんて、探しながら見て回るのが楽しい。

「マングローブから海へ」では、マングローブの森から珊瑚礁の海へと続く浅瀬が再現されているんですが
ここでは、浅瀬に乗り上げてにっちもさっちもいかなくなったお魚が・・・たすけてあげたいけど、
潮が満ちれば(満ちるのか?)泳げる深さに戻れると信じて、自然にまかせることにしました。

珊瑚礁の海は鮮やか!ディズニー映画『ファインディング・ニモ』で一躍人気となったカクレクマノミも。
うーん、かわいい。
グレートバリアリーフの海は色が鮮やかで、かたちも可愛い、またはユーモラスな魚がいっぱい!
オーストラリア(ケアンズ)やミクロネシア(ロタ)の海で泳いだことのある私には、
追いかけて遊んだことのあるお魚もいて、「あ、あのコ知ってる!」って、すごく面白かった。

たっぷり見たなあ、堪能したなあ、売店もむこうに見えているし順路もそろそろ終わりかぁ、と思っても
あなどれないのがサンシャイン国際水族館。
売店も近づいたラストのところに、世界のカメ、世界のカエルと、たたみかけるように
“魚じゃないけれどものすごく面白い生き物”ワールドが展開され、とてもじゃないけれ目が離せないのです。
カメは、飼育記録をとるのに必要なのでしょう、甲羅に番号が書かれていて、大きさと番号を書いた文字の
色などから、同じ時期に生まれたコを推測できて、自分もちょっぴり観察者気分。
カエルは・・・これがもう、本当に面白くて。
とても鮮やかな青色のカエルなんて、生きているのが不思議なくらいの色、かたち。

出口も近づいての面白い生き物ワールドに興奮がちに表へ出ると・・・
まだまだ続きます、そこは「Zoo-Zoo広場」。

Zoo−Zoo広場は面白い動物いっぱい!

パンダイルカパンダイルカ

ペンギン広場にはおよそ60羽というケープペンギンが。みんなこっちをむいてすっくと立っていて、
まるで合唱団みたい・・・。みょうにお行儀がよいのです。
Zoo-Zooハウスは温室のようなつくり。アリクイ(ミナミコアリクイ)やアルマジロなど珍しい動物がいっぱい。
キツネの耳がうんと大きくなったような
ちょっと独特なにおいも、こんなに面白い動物たちと会えるなら平気?
ここのアルマジロちゃん(写真右)は自分でドア(引き戸)を開けて外へ出られちゃうらしく、
危うく開けそうになるのを係の方が制していました。
すすすーっと近づいて、さっと取っ手に手をかけるんだもん、うーん、アルマジロちゃんったら!

マンボウはいるわ、カワウソはいるわ、ペリカンはいるは、アシカショーはあるわ、
ここが池袋だなんて、みょうな感じがするほど。






地上240mの展望台でのんびり

パンダイルカ

水族館をじっくり満喫したあと、『サンシャイン60の展望台』へ。
東京を見下ろす360度の風景を楽しめました。快晴だったのですが、夏のことで視程はそれほどよくなく、
筑波山や横浜ランドマークタワーなどは見えませんでしたが、おもしろかった!
喫茶コーナーで、地上240mからの風景を見ながら生ビール500円を1杯。飲み、語らって・・・うーん、幸せ。
おおきな風景を前に、自分をとてつもなく小さい存在に感じるのは、とても好き。
エアーズロックを前にしたときとか、流星群を見上げているときとか・・・サンシャイン展望台ではスケールが
大自然の威厳よりちょっと小さいけれど、でも、そういう感覚。なにか大きなものが存在して、
自分はそのなかのひとつで、そういう自分を謙虚に生き楽しむべき、というような。いい時間。
眼下を都電荒川線がガタンゴトンと走っていて、なんだかかわいい。
そびえるような摩天楼と、都電荒川線のようなちいさくてささやかな世界が、見おろす範囲に
一度に見えるのが、なんだかいいんですよね。東京の摩訶不思議な奥深さを見たような。
展望台の外へ階段を上がると、屋上展望台スカイデッキ。風がとてもさわやかでした。

サンシャイン国際水族館 入場料 大人1800円
サンシャイン60展望台  入場料 大人 620円(水族館+展望台ののセット割引券2100円)

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