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はなのはね思い出ノート |
思い出ノートもくじ |
vol.26 |
無事に厄年が終わったので、 |
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佐野厄除大師はおおにぎわい
お正月直後の三連休、関東三大師のひとつ『佐野厄除大師』へ行ってきました。 厄年が無事に終わったので、そのお礼のため。 厄払いのご祈祷にはいつもながら大行列ができていましたが、今日はお礼なのですんなり、すんなり。 本堂の前はしっかり参拝者の交通(?)整理がされてまして、一方通行です。本堂へ向かって歩き、正面に着いておまいりをしたら、右へ進んで出口。一度ゲートを出たら、もう引き返せません。ゲートには「進入禁止」の大きな標識が掲げられているうえ、しっかり警備の方もいて。安全で円滑なおまいりができるようにとの配慮でしょうが、ちょっぴり笑えます。 お守りなどを授けている場所は、おまいりをしてゲートを出るまでのあいだのほか、ゲートの外にもあります。 本堂の脇に「お掃除小僧」がいます。箒を持ったお地蔵さん。水とたわしが用意されていて、ぬらしたたわしでこのお地蔵さんを洗ってあげると、御利益が?あるのかな?あるのですよね。 みんな、あたまとか背中とか思い思いの場所をたわしでナデナデ。私は耳の後ろを洗ってあげました。 門前や境内には、さまざまな露店がでていて、とてもにぎやか。お面や綿菓子、お好み焼き、たこ焼き、ベビーカステラ、じゃがバター・・・。とてもいいにおいにすごくひかれつつも、佐野ラーメンを食べて帰ることにしていたので、がまん、がまん。 大師の門と道路をはさんだ向かいに佐野の物産会館があり、建物の前の敷地に椅子やテーブルが置かれ、名物の佐野ラーメンが出されていました。400円くらいだったかな?クレープなどもあったようで、にぎわっていました。
佐野の街はちょっとレトロで楽しい おいしいそうなあれこれに目もくれず(!)、佐野ラーメンでお気に入りの店『おぐら屋』へ向かいますが、途中、ちょっぴり佐野のまち歩きも楽しみました。 江戸時代、栃木市などと同じく日光例弊使街道の宿場町として栄えたという佐野。歩いてみると、今の佐野は、江戸時代の面影というよりも明治から昭和にかけて繁栄したムードが濃く残っているように感じました。佐野は古くから綿縮(めんちぢみ)という織物が盛んで、「佐野ちぢみ」として知られたそうです。綿ちぢみの最盛期は明治20年代だったといいますが、軍用の織物もつくられたとのことなので、佐野は昭和に至るまで商都としておおいに栄えたのでしょう。まちは、碁盤の目のように整然としたつくり。道は、太い道細い道が交差し、それらの通り沿いいたるところに、明治から昭和の建築と思われるレトロな建物が見られます。 たとえば上の写真。「エメロンシャンプー」と書かれた大きな看板と、石造りの外観を持つ商店。一階部分につけられたビニール製のひさし、この縞模様、懐かしい。こうした雰囲気のお店は、佐野のまちなかでは珍しくありません。 こちら、ガス屋さんでも、お米屋さんでも、三河屋さんでもありません。 なんと『ろうきん』です。ご存じ労働金庫。お金をたくさん扱うお店・・・のハズなんだけれど、どうみても古い木造建築です。古い商店を改築したとおぼしきつくり。 シャッターはガラスの引き戸の内側に下りています。ガラスの引き戸はさすがにアルミサッシに変えてありますが、これで大丈夫なんでしょうか??? 「ろうきん」の看板が建っているところには、しっかりキャッシュコーナーも。いやはや、参りました。あまりのレトロぶり、ちょっと心配だけれど、ぜひ中に入ってみたいものです。 休日でシャッターが下りているのがほんと残念。中を見たかったな〜。 こちら『富士屋』さんは食堂なのですが、店先で『志゛まん焼』(じまんやき)を売っています。いわゆる今川焼。私の実家(宮城)のあたりでは「おやき」と呼びます。学生時代を思い起こさせる懐かしい食べ物の出現に、「もうすぐラーメン食べるんだから、おやつヌキ!」の決意もクラクラグラグラゆらぎます。 「じまんやき 80円」の貼り紙に吸い寄せられるように近づく・・・(笑)。赤いのれんの下がっているところ、灯りのついているのが『志゛まん焼』コーナー。右端に小さな窓があり、その窓を開けて買います。1個80円、税込。 あんことカスタードクリームをひとつずつ買いました。焼きたて、ほかほか!きつね色にパリッと焼けた皮の内側はしっとり。甘過ぎなくて素朴でおいしい。ボリュームもほどほどで、小腹が空いたときにちょうどいいおやつ。 あんこ、カスタードクリーム、うぐいす、それにチョコもあったように思います。 JR佐野駅前ロータリーを出て右へ進んだ左手にあります。駅から歩いて2分くらい。
おぐら屋で佐野ラーメン!
せっかく佐野に来たならやっぱり佐野ラーメンを食べて帰りませんと!佐野ラーメンを現地で食べるようになったのは、つくばへ越してきてから。佐野自体「ちょっとドライブ」にちょうどよい距離だし、群馬方面の温泉などへ出かけた際の帰り道などにもついつい寄ってしまうのです。佐野ラーメンをはじめて食べたのは、とある老舗有名店。はじめて食べたときは、平たい麺もやたら透き通ったスープも、「これがおいしいラーメン!」と思っている味とあまりに違うため、正直それほどおいしいと思わなかったんです。が・・・今ではすっかりやみつき。とてもあっさりしていて、飽きないのです。 佐野ラーメンといえばの特徴「青竹打ち」の、平たくて太い縮れ麺は、モチモチしていて好き。 お気に入りの店はふたつあって、ひとつは『太七』、もうひとつは『おぐら屋』。『太七』は佐野の市街地にあるのですが『おぐら屋』はちょっと遠いところ(佐野市出流原)にあります。 前回食べたのが『太七』だったので、今回は『おぐら屋』に行くことに。 『おぐら屋』はいつも混んでいますが、この日は夕方少し早めの時間だったので、それほど待たずに入れました。 ラーメン(税込525円)と餃子(税込み367円)を注文。餃子はどんどん焼いているらしく、頼むとわりとすぐにきます。餃子はビッグ!皮も厚くてボリューミィなタイプですが、具の入り方がふわっとしてるので、見た目よりあっさりいただけます。とはいえ、私はラーメンのほかにこの餃子を一皿はちょっと無理なので、いつも二人で一皿。 でも、帰宅後おなかが落ちつくと「もうすこし食べたかったなぁ」となるので、おみやげ用の生餃子(冷凍されています。357円)を買って帰ります。あらかじめクーラーボックスと保冷剤を持っていけば、保冷剤(別料金)を買わなくて済み、ちょっとお得な感じ♪ おみやげ用は焼き餃子もあります。そちらはお店で食べるのと同じ367円。焼き代が10円なのですね〜。 さてさて、ラーメン!どんぶりからあふれそうなほどなみなみと注がれたスープは、底まで見えるような透明感。こう見えて鶏ガラのだしがしっかり、味わい深いのです。 このスープ、以前はもうすこし塩辛くて、それが難点に感じたのですが、塩加減があっさりめになったかな?スープだけ飲んでも「おいしい!」と思える味になってます。 麺のモチモチ感は言わずもがな。平たくて太い麺はつるりとしてこれまた透明感があるのですが、縮れているため、独特のスープがよく絡みます。なんともおいしい。混んでいるときは麺が若干やわらかくなっていることがありますが、もともとのコシが相当強いらしく、ふやけていていただけない!という印象にはなりません。おそるべし、青竹打ち。 『おぐら屋』で年始のあいさつタオルをもらいました♪ 【お店のあんない】 『おぐら屋』の案内はこちら♪ もうひとつのお気に入り『太七』のラーメン紹介とお店の案内はこちら♪ |