last update: 24 april 2003 home | mountain biking | diary | bbs |
03-04シーズンからの話題は以下のアドレスへ移りました。 http://wms_sb.blogspot.com/ |
さて、今シーズンを最後にサロモンFSは完全退役決定。セブンの方は、ジブ用としてまだまだ活躍してもらうことになりそうな気配。新しいトッドでレールをこするのはちょっとキビシーから(笑)。もちろん、メインの板が魚であることは来シーズンも間違いなし。
あと8カ月もしたら、またシーズンだなぁ…。
尾瀬を過ぎる頃から、ちらほらと降雪の跡が見える。しかし、大したことはなく、まぁ期待せずに先へ進む。最初の雪除け用トンネルを越えたあたりから、ヘッドライトに雪がちらつきだす。さらにドンドン道を登っていく。ゲレンデ駐車場まで残り2kmぐらいの道はうっすらと雪に覆われ、スタッドレスで来てなければやばかった。
その夜は車中泊。朝起きたら窓が真っ白で、やけに窓が曇ったなと思い車外へ出てみると、車が雪で覆われていた。これが4月かよと驚く。
朝一番の雪質は、期待を大きく裏切るような軽めの新雪。ゴンドラで一番上から軽く流す。途中、秘密の入り口(笑)へ入ってみると、そこは脛ぐらいまでのパウダー。これにはビックリだった。2度目に行ったときには、もう荒らされまくって跡形もなかったけれど…。
どれだけ良い雪質だったかというと、日陰にある雪を手にとって雪玉を作ろうとしても、サラサラで玉にならない状態と言えば判ってもらえるだろうか。改めて丸沼の雪の良さを実感した次第。いやぁ、ご馳走様でした。
今回の板は、Todd。調子こいてコース脇の雪を食っていたら、思い切り岩でソールをやっちゃいました(泣)。まぁ、しょうがないな…。
とりあえず、これで2002-2003シーズンは終了。今シーズンは、途中1カ月ほどのブランクがあったにもかかわらず、12月でパウダー食ったり、4月に新雪いただいたりと、当たりの多い年だったなぁ。無事にすごせたことに感謝です。
今回めでたく(?)ゲットしたニューボードは、ロシニョール Todd Richards 156。自分の技量を考えると、まったくもって分不相応な板ではありますが、投げ売りされてるのを目の当たりにしては抗えませんでした(笑)。 計3日間(実質2日…)の滑走を元に、簡単な感想を書いてみます。目安として、これまで乗ってきたバートン Seven 57とサロモン FS 155を比較対象にとりあげますが、まぁ、オレみたいなオヤジ版スノボチャンな人が書くことなので、内容の信頼性は非常に低いです…。 |
一番良かったことは、これまで乗ってきたSevenより軽いこと。というか、Sevenが重すぎただけか(笑)。Toddは、ハッキリ言って今時のボードの中では重たい方だけど、乗っている分にはあまり気にならない。構造上、ノーズとテールが軽くなっているので、スイングウェイトが軽く、振り回すのも楽。スノーボードってのは、全体のバランスが重要ということを改めて実感した次第。FS 155は軽いのだけど、その分、荒れたバーンでの突き上げが激しいし、メリットは持って歩く時とリフトに乗っている時ぐらいかも。軽い板の方がキッカーで飛ぶ時に、足を引きつけるのが楽なのは確かなんだけどね。実は、五竜でバートンの試乗会があって、0dbとInspirationの2本に乗り、その軽さにビックリ。ただ、ザクザクの雪面では、軽すぎて滑走が安定しない感じだった。ロシに乗った後だと、物足りないというのが正直な感想。軽さは、必ずしも正義って訳じゃないみたい。
ソールに関しては、やはりスキーメーカーの勝ち。まぁ、Sevenはエクストルーデッドなので、シンタードの板と比べるのは不公平かもしれない。ただ、Fishはシンタードだけど、ToddやFS 155に比べるとちょっと不満だし、出荷状態ではまったくダメでチューンに出してようやく使える感じになった。頑張ってほしいぞ、バートン。とりあえず、上記の五竜試乗会の板は入念なチューンがしてあったみたいで、よく滑ったことも報告しておこう(笑)。
サンドイッチかキャップかというのも個人の好みに大きく関わるけれど、オレの場合は絶対サンドイッチ。FS 155の反応の仕方は、どうしても馴染めない。Super Modelもキャップでなければ、手放すことはなかったような気がするし。当然、Toddを買う時は、サンドイッチだったから選んだのは言うまでもない。
Toddの総合的な評価は、ハードパックのゲレンデでオールラウンドに遊べる板というところ。入手した時期が時期だけに、実際にパウダーランはしてないけれど、乗っていて新雪で楽しめる板という感じはしない。ウエストも細いしね。キャンバーが大きく、板のフレックスだけでショートターンを簡単にできる点もハードパック向け。Sevenだと、「ヨイショ」という感じできっかけを入れるところも、「ム」と気合い一発入れるだけでグイグイ切れ込みます。それだけにエッジングはちょっとシビアで、適当に荷重すると思わぬ挙動を示す傾向が若干あり。もっとも、キャップの板ほど神経質ではなく、程良いトーションのおかげでリカバリーはしやすく、冷静に対応すれば持ちこたえてくれる余裕もあったりする。THC2という独自構造によるものなのか、高速滑走で思ったよりばたつかないし、脚力があればジブ系も楽勝という懐の広さを持っている。バートンの板で例えれば、Balance程じゃじゃ馬ではないし、Customほどおっとりしていない感じ。これじゃ全然わからないかな(笑)。気になる点は、ちょっとひっかかるポイントがあるので、それはダリングの範囲をほんの少し広げると解消するのかも。グラフィックに関しては、個人的にトップシートよりもソールを重視する方なので、かなり気に入ってます。見た目が派手な割に、ワックスの状態が確認しやすく、良い感じ。
結論としては、猫に小判、豚に真珠、オヤジボーダーにトッド・リチャーズというところでしょうか(笑)。自分の技量に対して、かなりオーバークォリティー。まぁ、あれを乗りこなせれば、オレもなんちゃってボーダーを卒業だろうけど、それはあり得ないような…。体力的にかなりキビシーです。だましだまし乗って、たまに絶好調な時に、その性能の片鱗を満喫するというのが限界でしょう。今判っていることは、シーズン始めの身体が出来てない時に乗るのは辛そうだということ(笑)。
ゴンドラから降りていく中〜上級バーンで、転倒して動かないスキーヤーを発見。最初は声をかけてもまったく動かず、死亡事故に遭遇かと不安になったけど、なんとか意識を取り戻しホッとする。パトロールを呼んでお任せしたけど、あれはかなりヤバイ感じだった…。
午後はガスも晴れて晴天。気温が上がり、雪はゆるゆる。あまり面白くないので、上の方にとどまりリフトで回す。47へ流れると、でかいパークが出来ていてビックリ。メジャーなゲレンデは知らないうちにスゴイことになっていたんだなぁと感心する。皆上手いし、オレみたいな年寄りの冷や水を地でいくようなオヤジは入れない雰囲気だった。
夜は長野へ戻り、駅前の美味い酒屋でまったり。いやぁ、あの店は良い。当然、どこかは秘密です(笑)。
2日目は戸隠。はじめてのゲレンデ。オレ以外は全員4thスラローム大会へ参加。個人的に、ああいうタイムトライアルには興味がわかないです。勝手気ままにフリーランというのが一番楽しい。
一人で一番上までリフトで登る。目が痛くなるような快晴の下、360度見渡せる景色は、背筋がゾクゾクするほどに美しかった。来て良かったとシミジミする。テレマークな人がいて、ちょっと雑談。これから裏へ入って飯綱の方へ流れるとのこと。気持ち良さそうな斜面を下っていくのを見送る。ツアーは良いなぁ。憧れます。
パークで軽くキッカーを試す。あとは、スラローム大会の皆を応援。帰りは戸隠の名店、うずら屋で蕎麦を食す。美味いっす。
春ならではのまったりとした時間を存分に堪能した2日間だった。これでシーズン終わりかなぁ…。
いつもなら喜んで参加する来期ボードの試乗会もパスして、2時間で撤退でした。まぁ、あんなフラフラしてたら怪我してもおかしくなかったし、しょうがないでしょう。しかし、丸沼の客も変わったというか、滑りに来てるフリースタイルボーダーの技量が非常に高かったのが印象的だった。
しかし、それにもまして目立っていたのは、コースの真ん中を陣取って座り込む人々でしたが…。ボードを始めたばかりの頃を思い出せば、へとへとになって立ち上がれないのかもしれないけれど、10人ぐらいの集団で当たり前の顔して堂々と座り込みする感覚は理解できないです。
公共の場所でのルールって、最近の若い子は、教えてもそのルールの意味がまったく理解できないまま無視するってパターンが多いんだけど、そういう風になるのは親の教育が悪いんだよね。で、そういう親に育てられた子は可哀想だと思う。
ま、何が言いたいかというと、スノーボードやってるだけで、そういう馬鹿な連中と同じ人種だと思われ、そういう風に接せられるのが悲しいということ。そんな気持ちになるのは自分勝手なのかな…。
そうそう、今回はサロモンの板で滑ったけど、やっぱり自分にはああいう競技志向なキャップの板は向かないみたい。ソールが良いから、春雪だと重宝するんだけど。もうちょっと反応がゆったりした板が欲しいなぁ。
まぁ、これは自戒の言葉でもあるのだけど…。
日曜日は、2年ぶりの山田牧場。個人的にお気に入りゲレンデの1つ。あいにく、スキー大会にバッティングして激混み。しかもこの時期なのにブリザード状態で視界最悪(視界不良でスキー大会は中止。ちょっと気の毒だった)。昔はテレマーカーと地元ボーダーぐらいしかいなかったのに、いつの間に有名になったのか、スキー大会関係以外の人も多かったな。スキー場には悪いけど、これ以上人気出て欲しくないぞ(笑)。
普通の人(?)は、道路に雪がなくなって、滑り止めを必要としないこれからが本格的シーズンなんだろけど、そういう感覚ってオレには理解できません(笑)。
太陽が完全に出た後は、板を乗り換えてフリーラン。今ひとつ。エッジ切り替えでソールをフラットにすることを意識して、ひたすら地味な練習状態。なんかダメ。キッカーは大きすぎて、テーブルを飛べ越せない状態。あんなにテーブルトップが長いと、体育会系の上級ボーダーしか入れないと思うんだけどね。怪我はしたくないので入らず。つまらない。相変わらずレールもスランプ状態(笑)。
日帰り温泉で体重計ったら5kg近くも太ってた。う〜む、肋を折って運動してなかった割に、たくさん食ってたのがいけなかったようだ。まずは減量しないとマズイ。
2日目は快晴。適当に滑る。今回はことごとくレールがダメ。年甲斐もなく、かなり落ち込む。
2日目は快晴。まぁリハビリを兼ねて適当にフリーラン。足あがりっぱなし(笑)。こんな小さなローカルゲレンデにさえ、レール付きのパークが出来ていたよ。練習用程度の長さ2mぐらいの低いレールだけど、最初は怖かった。攻めるコツは、躊躇しないで真っ直ぐ進入すること。3回目でキレイに50-50を成功。これからはレールだな(笑)。
02/12/27:某ローカルゲレンデ
02/12/28:志賀高原
02/12/29:小谷温泉周辺
02/12/30:白馬乗鞍
02/12/31:某ローカルゲレンデ
いやぁ、まいった。しかし自分で笑えるのは、骨折した後も、まさかそんなにひどいと思わず、年末までしつこく滑ってるんだよね。年が明けてからレントゲン写真を見せられて焦った…。
バインディングをセットする時、スタンス幅やアングル、セットバックは神経質に調整しても、板の進行方向に対する左右(フロントサイド/バックサイド)のセンタリングは気にしていないのじゃないだろうか? 少なくとも、オレ自身はつい最近まで、まったく理解していなかった(笑)。
取り付けプレートの穴の真ん中にネジを通せば、それでセンターが出ていると勘違いしていた訳だ。確かに、取り付けプレートの穴に従ってセットすれば、バインディングは、ほぼ板の真ん中にセットされるので、見かけ上のセンタリングはバッチリとなる。しかし、これは間違い。
左の図のように、人間の身体というのは、見かけ通りに力を出している訳ではなく、関節などの影響もあって、一番力を出しているポイントがずれている。だから、バックサイド側は見かけ通り、ほぼ踵の点で荷重しているのに対して、フロントサイドで荷重しているのは、青い矢印が示すつま先ではなく、赤い矢印が示す母指球あたりということになる。 この事実を反映させると、オレの足のサイズ(US8前後)の場合、プレートのネジ穴位置は、真ん中(青い丸)ではなく、オフセットさせた場所(赤い丸)が適正だ。この状態で板にバインディングをセットすると、見た目がずれているので非常に不安になる(笑)が、乗ってみるとまったく問題ない。というよりも、これまで不満だったフロントサイドとバックサイドのエッジングのアンバランスさが完全に解消された。まさに目から鱗が落ちた状態。 当然、このセッティングは、足の大きさやボードの幅で異なってくるけれど、単にネジ穴が真ん中だからそれでOKと信じ込んでる人は、一度自分のバインディングセット位置を見直してみると良いかも。 |
最初から雪は期待できなかったので、板はセブン57。魚は出番なし。朝一番は、寺小屋で青空の下、雲海の彼方に360度きれいな山並みが見えたのに、その後ガスが出てきて視界状態は最悪。パークで遊ぶという年齢でもない面子ばかり(笑)なので、デカイ志賀高原をツアーで回る。長野メンバーのおかげで、迷うことなくロープウェーやリフト、ゴンドラを乗り継いで、久々にウィンターリゾート気分を堪能できました。感謝です。
今回の事件は、両足複雑骨折、即シーズン終了…、の可能性もあった大きな段差のフラット落ち。
調子こいてたら、急に足下が無くなった。落ちていく時には、例のスローモーションな感覚になって、「あ〜あ、やっちゃったよ。まずい。う〜む…。とりあえず、足の動きを十分に使ってクッションにして、衝撃を吸収しなきゃなぁ。おおぉぉ。そうか、ここでグラブすればカッコ良いのかも????」ぐらい思考がフル回転していた(笑)。おそらく1秒も飛んでないんだけどねぇ。墜落後は、勢いに身をまかせて3回ぐらい派手に前転。なぜかそのまま停止することもなく起きあがって滑り続けたりしてるし…。
まぁ、無事だったから笑い話だけど、よく考えてみれば、下手すりゃ背骨とか頸骨あたりが逝っていたかもしれない訳で、ちょっと怖い。初めて滑る場所では慎重に行かないとね。調子良いときほど、スピードも必然的に出てるわけで、事故るとダメージもデカイです。あと、ヘルメットも被っていて良かったと思う。
今回の良かったことは、バインディング取り付け位置のセンタリング出しをしたこと。このおかげで、最近不調だったフロントサイドターンが良くなった。これについては、上の「真面目な話」を参照のこと。
今回は寺小屋を攻略。期待してなかったのにもかかわらず、前日降雪があったらしく、脛から膝下ぐらいの新雪。残念ながらサラサラという訳にはいかないながらも、この時期でパウダーランをヒット! 超ラッキーというやつか。おまけに空は真っ青な快晴で、周りの山も綺麗に見える。絵に描いたような滑走日和だった。
photo by カーツ |
なぜか独立した1面だけリフトが稼働していず、誰も滑られない状態。見るからに美味しい、滑らない手はない(笑)。ちょうど、その斜面の裏コースに神社みたいな鳥居があって、そこからアクセスできそうだ。メンバー6人で交代しながら、腰まで埋まる雪をラッセリング開始。約20分の奮闘の末、頂上へ到着。そこにまた鳥居があったので、今シーズンの安全祈願と豪雪祈願。 辛い登りを達成した満足感に浸りながら、息を整えていると、何故か他のルートから滑り込んできたオヤジスキーヤーが、アッという間にノートラックの貴重な1本を横取りして降りていった。ヤレヤレ…。
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まぁ、そんなささいなことは気にせず、美味しい滑走を楽しんだのは言うまでもないが(笑)。とにかく、気持ち良かった。懲りずにもう1本ということで、今度は踏み固められた道を再び10分もかからずに登攀。ごちそうさまでした。おそらく今シーズンのハイライトの1つになることは間違いないだろう。
さぁ、今シーズンはこれからどんな雪が待っているのか? 楽しくいきたいね。
photo by Ricky Rudderfield |
photo by カーツ |
2002-2003シーズンの初滑り。志賀高原焼額山。ゴンドラ営業開始時間前に、軽くハイクアップして滑ってみる。予想通り、滑り方を忘れていた(笑)。 シーズンオフの運動不足がたたって、5本も滑ると足が完全に終了。困ったもんだ。まぁ、シーズンはこれからだな。 |
photo by m.ichi |
2002-2003シーズンが早々に始まった。例年になく雪の知らせがドンドン入ってきて、知り合い連中もすでに美味しい天然の雪を当てたりしていて、ちょっと焦る(笑)。 とりあえず、来週ぐらい、雪の状態が良いようならどこかへ滑りに出かけたいもんだ。さて、どこへ行ったものやら。まだ、丸沼あたりは混んでいるんだろうなぁ…。 現役の板3枚のソールにベースを作ったり、車のタイヤをスタッドレスに交換したりと、準備だけは着々と進んでいる。 そうそう、古いウェアの撥水処理は、英国NIKWAX社の「TX.DIRECT WASH-IN」というのを使ってみた。効能書きを読む限りは結構イケそうな感じ。洗濯機を使って処理するのだけど、干し終わったウェアの表面がなんとなく新品時のサラサラな肌触りに戻ったような…。上手くいけば、今シーズンはこのまま古いウェアで済ませそうだな(笑)。 |
それにしても、今シーズンのバートンはマジで魅力ないねぇ…。まぁ、去年Fishを買えなかった(買わなかった)人は、とりあえずチェックするのだろうけどさ。今シーズンは、たぶん板を新調することないと思うけど、買わなきゃいけない状況(?)になったら、ちょっと気になっていたロシもあまり評判良くないみたいだし、K2が候補かな。本当は、国産ボードを試してみたいけど、価格設定が高すぎる。
現役2号:バートン Seven 57(JBシグネチャー)
現役3号:バートン Fish 56
過去の板:ケンパ Hazel 57、バートン Balance 52、バートン Balance 62、バートン Super Model 63
Sevenの後継候補モデル:バートン Custom、ロシニョール Andrew Crawford、モス King、K2 Zeppelin
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