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  はなのはね思い出ノート vol.29
 日本一のモグラ駅!

       地下トンネルホームへ潜入しました♪

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  JR上越線土合駅 群馬県みなかみ町 06年8月下旬訪問

(06年9月6日更新)


JR土合駅
JR土合駅の駅舎
三角屋根が印象的な
大きな建物

『日本一のモグラ駅』の異名をとる、JR上越線土合(どあい)駅へ潜入!
群馬県水上町湯桧曽(ゆびそ)字仙ノ沢にあるこの駅は、下りホームだけが地下トンネルの中にある珍しい駅。下りホームと駅舎の標高差は70.7m。下りホームと駅舎は合計486段の階段と143mの連絡通路で結ばれ、歩いて約10分かかります。
ひんやり不思議な地下ホームへ、いざもぐらん!


JR土合駅 下りホームへ
改札入ってすぐの出窓から
見た上りホーム。
上りホームは地上にある。
ホームには20人〜30人
ほどの乗客が。

水上から国道291号を走る。湯桧曽駅を左に過ぎ、湯桧曽の温泉街を通ると、
なんともひなびた風情がよい。と、ほどなく土合駅。まず驚いたのは、
土合駅と国道の間の部分、駅前と言うべき場所が、未舗装であること。大きな石がゴロゴロ転がっていて。慎重に車を動かし、駅舎のそばに停め、土合駅到着♪
駅舎の真ん前に、すでに廃屋となった食堂の跡が・・・。土合駅は谷川岳の玄関口で、近くに谷川岳ロープウェイの乗り場もあるのですが、駅はちょっぴりさびれた印象。

と、カン、カン、カン、カン・・・踏切の音。あ、電車がくる!
無人の改札を走り抜けると、前方に、線路を見られる出窓が。ダ〜ッシュ!
清水トンネルを出てきた列車が、上りホームに着くのを見守ることができました♪

JR土合駅 下りホームへ
窓口のあった場所

現在は無人駅となっている土合駅。
しかし、駅舎の大きさが、かつて登山客で賑わった時代を思い起こさせます。
待合室には、今は開かない窓口。シャッターが下ろされて。
駅員室もカーテンですっかり閉ざされています。

さてさて、昭和へのノスタルジーはひとまずおいて、
いざ下りホームへ!


改札口を入ったところから左右を見る


JR土合駅 下りホームへ
下りホームへ
あの先にモグラ駅が!


JR土合駅 上りホームへ
上りホームへ
赤いのは除雪機でした


下りホームが地下トンネルの中、なぜそんなつくりになったかというと。
土合駅(群馬県)と土樽駅(新潟県)間の県境越えはかつて清水トンネルを通る単線でしたが、
1967年(昭和42年)の新清水トンネル開通により、下り線(新潟方面)が
新清水トンネルを通る形で複線化されました。
土合駅の地点では、上り線は地上にありますが、下り線はトンネルの中。
下りホームは新清水トンネル内に作られたたため、現在の状態になったそうです。



下りホームへ向かって歩き始めます。

改札から左を見た突き当たりまで来ると。

JR土合駅 下りホームへ
「改札口はここから17メートル」とありました

JR土合駅 下りホームへ
突き当たりを曲がると、コンクリートの細い通路。

JR土合駅 下りホームへ

コンクリートに囲まれた細い通路を通り、24段の階段を下りると
屋根のある連絡通路。下りホームは国道291号を渡って反対側にあるのです。

連絡通路から左右を見る


JR土合駅 下りホームへ
湯桧曽方面。土合駅の駅舎は
この写真の道路左側


JR土合駅 上りホームへ
谷川岳ロープウェイ方面
登り坂です