特定非営利活動法人 木ようの家

TOP    はじめての方へ    地域活動支援センター    点字名刺   リサイクルショップ    会報    リンク



*障がいがあってもなくても、共に生きる社会へ*

 木ようの家は障がいがあっても、なくても共に地域で生き合う社会を求めて活動しています。物事を能力で計るのではなく、お互いの個性を認め合って生きていく関係を求めています。  木ようの家のメンバーの多くは小、中学校を地域の普通学級に通い、また浪人を繰り返しながら、「0点でも普通高校へ」と仲間のいる普通高校へ通いました。

*就労先を見つけると、ジョブサポートと共に職場へ*

 学校を卒業した地域の仲間が働いてお金を稼ぎ自立した生活を送っていくように、メンバーも自分でお金を稼ぎ、好きな物を買い、好きなところへ出かけ、自立生活を目指します。「就労」とはメンバーにとってお金を得る手段、社会性を身につける場、幅広い人達との出会いの場、そしてこれからの長い人生を生きていく上で必要不可欠なものです。  メンバーの「就労」の願いを実現するために、私たちは働く場を探しています。障がい者の就労に関しては、職場開拓は至難の業です。しかし諦めることなく粘り強く続けます。数年かけて実現することもあります。職場が見つかると木ようの家独自のジョブコーチを利用し仕事が始まります。

*橋渡しの役割を持つ―ジョブサポート*

 ジョブサポートとは障がい者と職場の橋渡し的な役割を果たす人です。ジョブサポートの重要な仕事は、メンバーが働き易い職場を作ることです。職場全体がメンバーに理解を示し、共に働くという意識を持ってもらうことです。そのためには、職場の方と話し合いを重ねお互いの理解を深め合います。職場のほとんどの方が障がい者と接したことがありません。「メンバーの方とどう接してよいかわからない」という方が多い中で働くのですからメンバーへの理解は不可欠です。私たちジョブサポートは黒子のようにメンバーの陰に立ちながら、彼らが訴えたいこと、伝えたいことを代弁します。仕事も一緒に行い、彼らがやり易いように提案します。そして回を重ねるにつれ、職場の方がメンバーと関わりを持ち、理解が深まっていきます。ジョブサポートは3ヶ月〜6ヶ月で離れ職場の方の支援の下、働けるように取り組みます。

*自分の働きに誇りと自信を持ち、生き生きと暮らす*

 メンバーの「就労」についてはまだまだ未開拓で試行錯誤の連続です。しかしメンバーが働くことではっきりいえる事は、12年間の学校生活を仲間の中で生き生きと過ごしたように、職場においても自分の働きに誇りと自信を持ち、周りの心配をよそに自分で考えて仕事をし、周囲の人達と関係をとりながら、生き生きと働いているということです。
 そして自分で働いて得たお金を持ってショッピングを楽しんでいます。私達ジョブサポートは「就労」のなかで彼らに教えられ、考えさせられることがいくつもあります。また初めは戸惑い気味の職場の方々が知らぬ間に気楽に接し、彼らを職場の一員として共に働いているのを見るとうれしく思います。
 私達はメンバーに背中を押され、「もっとよく考えてジョブサポートをやりなさい」と無言の叱咤激励を受けているのだと思います。私達はメンバーが「就労」の主人公であることを忘れず、職場においても共に生き合う場にするため、より良い働く場を目指し今年度も活動して行くつもりです。

≪詳しい就労状況については、【就労日記】をご覧ください≫
《特定非営利活動法人 木ようの家》
住所:〒285−0014 千葉県佐倉市栄町7−15
 電話番号/FAX:043−486−7686 Eメール:mokuyou@mx35.tiki.ne.jp