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春の山梨・信州 青春18きっぷ旅 2005年3月 【3】

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上諏訪の酒蔵めぐり
おいしい日本酒にうっとり

18きっぷ旅の自由きままさ。次の途中下車はどこにしようか・・・というところで
思いついたのが上諏訪。真澄で知られる宮坂醸造があるのです。
蔵元ショップがあるらしいので、楽しみに降り、歩きはじめたら・・・。
あら、蔵元。あら?ここも蔵元。
上諏訪駅から徒歩15分の宮坂醸造までのあいだに、3軒も蔵元が並んでいました。
上諏訪は酒どころなのです。これはますます楽しくなってきた。
ひとまず、宮坂醸造まで、てくてくと歩く。

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宮坂醸造
みやさかじょうぞう

ほかの蔵元にひょいと入ってしまいたい誘惑にかられつつも、
まずはまっすぐ、着きました、宮坂醸造。なんともいい感じのたたずまい。
この赤いのれん、とても素敵ですが、このむこうに入れるのは社員さんだけみたい。
手前左側に蔵元ショップがあり、お客はそちらで試飲などを楽しみます。


試飲は、300円で試飲用のグラスを購入し、あとはご自由に、
というスタイル。店員さんがそばにきてあれこれ世話を焼いたりしません。
静かに、心おきなく飲み比べができて嬉しい。
試飲のお酒は週替わりで用意しているそうで、このときのメニューは
純米吟醸あらばしり、吟醸あらばしり、山廃純米大吟醸七ごう、
辛口生一本、花まる、それに梅酢でした。
大きな窓の外は中庭で、ゆったりした気分で試飲だというのに
優雅なひとときを過ごせます。


試飲用のグラスは、小ぶりでどっしりとしたガラス製おちょこ。
グラスは購入なので、持ち帰り。
家でも重宝しそうな、すてきなおちょこです。。
持ち帰り用に口の閉まるビニール袋をくれる心配りも。


この日試飲できたお酒はこちら

純米吟醸あらばしり
フルーティーながらもさわやかすぎず、コクのあるしっかり
した味。バランスのよさが今回いちばん気に入りました。
2月に出荷を始めたばかりの 春季限定品。

吟醸あらばしり
真澄といえばこれ、と思う方も多いのでは。
冬季限定品です。
純米吟醸にくらべ、すうっとしたさわやかな味。
山廃純米大吟醸七ごう
 こちらはかなりしっかりした味。純米大吟醸!って感じです。
 いかにも高い酒。私はこういうまったりめの日本酒も好きですが、
 案外好みが別れるところかな。
辛口生一本
 その名の通り、辛め・まっすぐ、ザ・日本酒!な味。
 きりりとしてます。日本酒好きが好む味。
花まる
 こちらは流行のライトな日本酒。8%と低アルコールで、
日本酒が苦手な方でもおいしくいただけます。
さらりと甘いのに、ほのかに酸味があって、おいしい。
ソルベ状にして楽しむなどを提案してました。ふむふむ。
梅酢
梅酒ではなく、梅酢です。
真澄の酒粕で仕込んだ贅沢な一品とか。
酢といいながらも酸っぱくなくて、
梅の香りがすうっとさわやか。

うなぎめし並1650円 

店構えも古めかしくてよい。積まれた樽がいい感じ。
道路の反対側から撮ってみたら逆光でした。

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伊東酒造
いとうしゅぞう

「試飲できます」の文字にひかれてふらりと入ったら、
 なかなかどうして、骨太な日本酒をつくっているではありませんか。
 店内はこじんまり。店の奥から、酒屋さんの前かけ(紺色で丈が長くて、
 店名が白抜きしてあって、腰でぐるぐる縛るやつ)したお兄さんが出てきて
 試飲させてくれました。「深水」「横笛」という銘柄。
 東京にけっこう出荷している真澄より、ぐっと地酒感があります。

「本醸造 横笛 古道 (高濃度酒)がいける。高濃度というだけあって、
原酒にちかいコクと風味。ロックで飲むのがおすすめらしい。
このお酒を、紅梅の図柄の陶器に詰めた商品が3種類あって、
そのうちの「ちょっと一杯」というのをふたつ購入。180ml入りのとっくりに
小さい升がついた、しゃれた品。
手荷物が増えたら困るから、というのもあるけど、とっくりをずっと
使えそうなのがいいなあと思って。



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通りにある蔵元


麗人酒造
れいじんしゅぞう

こちらは創業200年と歴史ある蔵元のようです。
 関東甲信越で一位になったこともあるという日本酒のほか、
 ”杜氏が醸すビール”として、諏訪浪漫麦酒をつくっているそう。


舞姫酒造
まいひめしゅぞう

明治28年創業、この建物のとなりには売店と思われる蔵があり、
 なんだか重厚な感じのたたずまい。


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上諏訪駅のお楽しみ

足湯!
 駅の構内、一番線ホームに、なんと足湯がありました。
 沿線で一駅一名物キャンペーンを張っていて、その一環。
 「すあしで 湯ったり」、
私は時間がなくて入らなかったけど、
 繁盛してました。

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