HOME                
南鳥島トップ 南鳥島とは トピックス 空と海 夕景 星空 鳥&自然 観光 南鳥島
特別航路

はなのはね南鳥島ガイド
  

  南鳥島とは?

    
         


美しい風景が続く
マーカスの東海岸

マーカスまでの距離(地図)
本土からどれくらい遠いの?
そしてその他のはじっこって?

マーカスの地図
国土地理院発行の地図





日本のいちばん東の端にある小さな小さな島、それが南鳥島。
マーカス(MARCUS)島とも呼ばれるこの島は、
北緯24度17分、東経153度59分に位置する日本最東端の地。
このページでは、マーカスと呼ばせてもらいます。

マーカスは、東京から南東の方角へ直線距離で1950km、
小笠原父島からですら南東に1200kmも離れている。
日本のはるか彼方の沖にぽつんと浮かぶ、まさしく絶海の孤島。
そんな場所にありながら、なんと、ここも東京都。小笠原村です。


 

空から見た南鳥島。
島内に見える白く長い線は、長い辺を最大限に使ってつくられた滑走路。この滑走路は1380mと短く、ジェット旅客機の離着陸はできない。

マーカスは、面積わずか1.2km、リーフに囲まれたきれいな三角形。
花台状の隆起珊瑚礁からできていて、
標高は最も高いところでも10mないという、なんとも小さい島。

住民のいない無人島で、
海上保安庁、海上自衛隊、気象庁の職員があわせて
つねに40人ほど駐在しているのみ。
これら職員の業務用物資、生活物資を運ぶため、自衛隊機が定期的に
往復するものの、一般の交通手段はなく、通常の旅行はできない。

それゆえか、日本の領土としての知名度がどうも低いようで、
「南鳥島?あ、あのコンクリで固めてるちいさい岩みたいなやつね」とか、
(↑それは沖ノ鳥島)
「沖縄のちょっとこっちのほう(東)にある島だよね」とか、
(↑それは南大東島)
トホホなことを言われてしまったりするのです。

しかし、北方領土の択捉島より、もっともっと東にあるこの島は、
日本の200海里漁業水域形成に大きく貢献。

気象業務においては、観測資料が極めて少ない太平洋上の
重要な観測拠点であることはもちろん、
生活影響を受けない絶海の孤島という特性から、
オゾン層の観測、二酸化炭素などの大気バックグランド観測等、
特別かつ重要な観測も行われている。

アマチュア無線愛好者には、国内唯一のOC(オセアニア)地域として
知られ、マーカス駐在員にアマチュア無線免許所有者がいるときには、
「マーカスと交信できた!」と喜んだ本土の愛好家もいることでしょう。

また、地球の動きを知るという点でも重要。
日本本土はユーラシアプレートに乗っていますが、
マーカスはハワイ諸島などと同じ太平洋プレートに乗っています。
ユーラシアプレート上にある日本最西端の与那国島との距離をGPSなどで精密に測定することにより、両プレートの動きを知ることが可能となり、
地震予知などに活かされます。

つまり、マーカスは、日本にとって、とても大切な島のひとつ。

その地道な?貢献が知られていないのは、さみしい!

北緯24度17分は、だいたい沖縄の西表島や、台湾くらい南で、
気候的には亜熱帯に属しています。
日本最東端の島は、珊瑚礁に囲まれた南国の楽園でもある。
日本最南東端と称しても、しっくりくるくらい。
 
そんな南鳥島の魅力を写真とともに紹介します。
ごゆっくりお楽しみ下さい!