横浜・鎌倉さんぽ
04.10.22-24


さて、2日目は鎌倉をてくてくと。とってもいい天気!
横浜駅からは横須賀線で一本、らくらく。

9時には鎌倉駅に着いて江ノ電に乗り換え長谷駅へ。
目指すは高徳院、そう、国宝の鎌倉大仏です。

江ノ電はなんとものどかな電車。
民家の塀の間をコトンコトンとぬけてゆく。

高徳院(鎌倉大仏)

有名な大仏
以外と小さいんですが、これをつくった時代を思うと
その人力に驚かされます。
最初の造立は寛元元年(1243年)に完成して木造でしたが、
宝治元年(1247年)の台風で破壊されたため
今度は青銅の大仏を鋳造することになり、建長4年(1252年)に起工して
数年で完成したそうです。

胎内に入ると、その工法をうかがい知ることができる!って、
ありがたい大仏さまの胎内なんですから、
もう少し違うことを思うべきかな?

朝はやめに出てきて正解、すいていて、余裕の拝観でした。

【高徳院】
拝観       200円
大仏の胎内見学 30円



つづいて長谷寺へ。

大仏と長谷寺の間の通りに、
鎌倉四葩(かまくらよひら)というあぶらとり紙専門店の長谷店があり、
パッケージがとっても素敵。おためしも、もちろんあり。
とれぐあいもよくて気に入りました!

さて、長谷寺。ここは見晴らしが良くて個人的に好き。

長谷寺


ベンチとテーブルが用意された境内から、
鎌倉の海を眺められます。
この日は見通しがきいて三浦半島のむこうに房総半島もくっきり!
海がキラキラ。
ベンチとテーブルの脇には飲み物の自販機も整備され、・・・?
立派な休み処も。おだんごがおいしいです。

長谷寺はお守りの類も充実しています。
オリジナリティがあってきれいなお守りが揃ってます。

ろうそくに願い事を書いて納めることもできます!
燃えているろうそくを見ていると、なんだか叶いそうな気がする〜。100円です。

【長谷寺】

開門時間
夏(3月〜9月)  8:00〜17:30
冬(10月〜2月) 8:00〜16:30
入山料 300円


長谷寺から次は銭洗弁財天
佐助稲荷神社
に行こう!ということで
どうしようかとバス停で路線なんか確認してたら
親切な地元のおばあちゃまが自転車をおりておしえてくれました!

「銭洗だったら歩いて30分もかからない」って。
ほう!で歩いていたけど、とはいえもしやけっこう遠いんじゃ?山の上みたいだし。
という雰囲気もあったのでタクシー拾ったら、これが大失敗〜!

タクシーなら、行き先を言うだけでしっかり連れて行ってくれると思うでしょ?
ところがこのタクシーの運転手、私たちを乗せるなり
「銭洗、銭洗・・・」って、地図みて探してるじゃないですか!
銭洗弁財天の場所すら知らないの!
コラコラ、私たちは場所確認は済んでいるのだよ?
「いやあ、私、大船なもんで」
・・・(絶句)

で、なんのかんのと歩くくらい?時間を要したすえ
銭洗い弁財天に近づくも、そこは一方通行・・・
「その道を歩いていけば銭洗弁財天にいけるみたいなんで」と
結局降ろされました・・・。
鎌倉でタクシーにのるときは、
土地に明るい黒いタクシー(地元の鎌倉タクシー)を拾いましょう!

でもまあこういうのも旅のおかしみだよねえと
てくてく銭洗弁財天めざして歩いてると、「←こっち佐助稲荷神社」の案内板。
おぉ?じゃあ先に行っちゃおう!


佐助稲荷神社
石段の坂道に赤い鳥居がたくさんたくさん続いて
それをくぐって歩いてゆくのは、なんだか不思議なムード。
こういうところは東京の根津神社にもありましたが、
鳥居って、たくさんあると、やけに神妙な気持ちになります。

だいぶ歩いておなかもすいたね、のどが乾いたねってことで、
佐助稲荷神社への通り沿いに見つけた
LILAS」という喫茶店で一休み。


ケーキセット 750円
手作りケーキとコーヒーor紅茶のセット
この日はヨーグルトケーキでした
あっさりとしていて良かったです


この店は、品の良い地元のおばさまが、自宅の一角を改修して
半分趣味でお店をしてますのよ、という感じ。
鎌倉にはこういうお店が多いような気がします。


でもって、細い道をぬけて
銭洗弁財天
へ到着。
用意されたザルに小銭をジャラジャラといれて、霊験あらたかな水で洗うのですが、
私ったら・・・それまでに小銭をほぼ使い切っていて、
100円玉1枚と1円玉1枚をさみしく洗いましたよ〜。
銭洗弁財天に行くときは小銭を忘れずに!

みんな銭洗ってます

それからまたてくてくと歩いて、昼食をとるべく
若宮大路沿いの蕎麦屋「段葛こ寿々」へゆくも、混んでいて。
待つこともないだろうというので、段葛をはさんで反対側にある「さくらや」という蕎麦屋へ。
ふむふむ、なかなかおいしかったです。


鶴岡八幡宮にお参りして、小町通りを歩いて、
それから北鎌倉へ。
陰陽師ゆかりの八雲神社を訪ねるため。


八雲神社は・・・あれれ?って感じ、
地元の人がかろうじて管理してくれているとうような状態で、
石段は草ボーボー、当初の境内とおぼしきところは
石段がくずれかけていて、「危ないのでここでは遊ばない」との看板。
とてもこぢんまりとした境内。
実家の近くの公会堂つきのお社を思い出しました。

【八雲神社】
北鎌倉駅裏側の通りを、大船方向へ5分ほど歩くとあります。
高台にあり、登ると、開けた明るいムード。
四方が山で見晴らしは北鎌倉駅周辺に限られます。
その静けさ、平安朝とともにすたれて消えてしまった陰陽師に思いをはせるなど、
鎌倉の新しい楽しみ方として、ある意味とてもおすすめです。


そんな八雲神社と北鎌倉駅の間には、円覚寺があります。
せっかくだから入ってみることに!

円覚寺

執権北条時宗の菩提寺で、臨済宗の禅寺です。
関係ないですが、うちは曹洞宗で以前永平寺に行ったときは
けっこう感動しました!


山門
天明3年(1783年)に再建されたもの



自然の岩をそのままに生かしてつくったという池
虎の頭のようだという大きな岩が見えます
その上に建っているのは居士林という在家のための座禅道場



円覚寺舎利殿
日本史必出、鎌倉時代の代表的建築物で
もちろん国宝。
これより先には入れず残念。


円覚寺の広い境内には御茶屋も。
抹茶550円(干菓子付き)

御茶屋さんからの眺め
高台にあり、北鎌倉の静かな風景の中で
お茶を楽しめます

 
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