写真からでは 細部の構造は 判らないのですが、20年間やり続けた<対策>の作業も、最近になって もうそろそろ お終いになるかもしれないなぁ と予感される様になっています。
それは、ここを こんな風に改良すれば 音は<劇的!!>(部外者が聴くと 「何か変わりました?」 とおっしゃる程度の変化と同義ですが) に良くなるはずだと予想がつく場所は、あらかた直し終わったからです。 確かに 何度 聴き直しても、情報量は増していますし、フォルテでも 「ギャ〜!!」 とスピーカーが悲鳴を上げる度合が 少なくなっておりますから、私の理論は 証明されたとは言えないまでも、間違ってはいない事が 証明されたと<自己中>的愉悦に 満足している 今日この頃なのです。
しかしながら、しかしながら、以前から悪かった 左耳の聴力は、益々 落ちてきて、最近は 殆んど 右耳一本で 聴かなければならなくなっていますし、加えて、両耳の 「耳鳴り」 も、益々 ひどくなっておりますので、音楽を聴く 快適さ加減は、一定のまま 推移しています。 装置の音の良くなった分くらいは、聴覚の劣化が 相殺してくれて、丁度良い “塩梅” になっているのです。
それにも拘らず、平均すると 一日 30分くらいは CDを聴いているだろうと思います。
それで、ここ十日くらいの間で、比較的 よく聴いたCDを紹介して、<感想>を付け加える事にします。 頻度の高い順番に並べます。
@ アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ)の バッハの チェロ組曲の5番
生真面目で、重くて暗い演奏、大抵はお終いの ガボットと ジークの 2曲(6分くらい)だけ聴きます。
A フランク永井全曲集の 最初の 4曲を聴きます。
昔(中学一年の頃?)、キリン館(三島の映画館)で聴いた 「有楽町で会いましょう」 の予告編の フランク永井は素敵だった。
野添ひとみ、京マチ子、菅原謙次、細部は全然憶えていないけど、映画も 観た様な 観ないような?!
B ジョン・ギアン・ケラス(チェロ)の バッハの チェロ組曲の5番
弓が 絃に触れて 音が出る感じがよく判る演奏、録音
よく聴くのは、3番目のクーラント(約2分)
C パーボ・ヤルヴィと ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの ベートーベンの4番の 第1楽章(約8分)
最近の傾向である軽快、爽快、颯爽の演奏
又々と言うべきか、現在の 音楽的教養と 理論の高さの賜物と言うべきか、判りませんが
D ラデク・バボラーク(ホルン)の バッハの チェロ組曲5番
彼の ホルンの技術には脱帽、肩の力が抜けた 朝飯前の一吹きといえる演奏で、バッハが書いた音符が 空中に舞っているみたいな華麗さ
E エレーヌ・グリモー(ピアノ)と ドレスデン国立管弦楽団による ベートーベンのピアノ協奏曲 第5番の 第一楽章(約20分)
オーケストラのせいもあってか、オールドタイプの演奏の方が好きな私も 安心して聴けます。 ピアノも キラキラして品が高い。 録音は 少しうるさい。
F デビット・ジンマンと チューリッヒトーンハレ管弦楽団の マーラーの第3番の 第一楽章
LPでは よく聴きましたが、CDでは初めてです。 三回、聴きましたが 最初の10分が限界です。 良い演奏・良い録音なのですが・・・。 曲が、聴覚障害者(私)向きではないのでしょう。
G ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンと オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の ブルックナーの5番
第一楽章(約20分)を 2回聴きました。 もう気持ち 表情がやさしいと良いのにと思います。 録音は良いです。
H レクイエム オータム イン ハギ
私が持っている全CDの中で、一番、澄んだ音がするCD (内容は、テナーサックスとベースの 変則ジャズですが、演奏は 今ひとつ)
広島オーディオクラブによる 録音ですが、ヨーロッパのメジャーレーベルにも こんな録音をしてほしいものです。
I 番外
ここ一年、急速に、美空ひばりも含めて、演歌を 聴かなくなりました。 理由は、よく判りません。
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