COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 六年半になります)


 131    人生には 無駄は ない? (瑞来記)
更新日時:
2006/12/06
自慢ではありませんが、およそ無駄と思われる事ばかりをやって来たのが 私の人生でした。 道草と 脇道ばかりで、本道がないといえる人生でしたが、最近、もうすぐ四捨五入すれば 70才になる年令になって、ようやく 自分のたどった道が 必ずしも無駄とも言えないのではないかと思う様になりました。
 
もし 私が 50才代で死んでいたとすればこういう感想は抱けなかった訳で、やはり長生き(?)は しなければいけないものです。それで一週間前に起った ほんの小さな 「人生に無駄はない」 出来事を報告して コラムの埋め草とします。
 
最近は 本を買っても そのままに積んでおく事がほとんどですが、「レコード芸術」 も例外ではなく 本屋さんで立ち読みする時だけ そこでページをめくって視るのですが、それを買ってからは ほとんど本棚に並べてあるだけ といった按配です。
 
ところで 掲示板でも 家内が載せていましたが、倉敷へコンサートを聴きに行く時、そのついでに 岡山の画材屋さんに寄って消費した画材を補充するのですが、その画材屋さんの道路を挟んだ前側に 「新星堂」 という CD屋さんがあって、画材屋さんへ寄った後で そのCD屋さんで 適当なCDを物色するのが 私の習慣になっています。
 
そんな訳で、出かける前日の夜に 慌てて心当たりのCDを探すために 何冊かのオーディオ雑誌を調べたのですが、「レコード芸術」 の12月号も開いてみたのです。 ところが この12月号というのが、余り読みもしないから 買うのをよそうかなぁと思って 発売日以来 買うのを見送っていたのですが、その他に買う物もなくて 書店の店員さんの手前 そろそろ何か買った方が<妥当>かなぁと感じていたので、少し無理をして 出かける前々日に買った物だったのです。
 
それで パラパラとページをめくっていた時、“読者投書箱” のコーナーで 目の端に 『今治』 という文字が引っかかりました。 『今治』 というのは、文章の末尾にある 投書者の住所が記された 小さな活字であったのですが、改めて 注意を向けると 「クレンペラー指揮 ウィーンフィルの “運命” について」 という見出しが付いています。 その質問というのは、昔、吉田秀和が誉めていた クレンペラーと “運命” の演奏というのは、最近出た1968年5月26日の演奏会のライブの録音であるテスタメント盤であるのか否か という内容のものでした。
 
実は、私も 吉田秀和の この演奏批評を、多分 芸術新潮 (間違っていたらごめんなさい) で読んでいて、もう 20年以上も前になると記憶しているのですが、それにもかかわらず、この一節を よく憶えていたのです。
その内容は、クレンペラーの この演奏は、吉田秀和が 1968年にウィーンに滞在していた時、ラジオで聴いたのだったけれど、非常に 優れた演奏であったというもので、その演奏を 唯一無比とも取られかねない程の言い回しで 誉めてあったのです。
 
「ええ?! そうなの、知らなかった」 と宝くじで 一万円くらい当たった気分になりました。 運良く、岡山の 「新星堂」 には、そのCD (テスタメントVCCN−1058) があってくれて、無事、手に入れたのでした。 (このCD屋さんには、割合、老巨匠の演奏は たくさん揃っているのです)
 
出かける二日前に、無駄と思える 「レコード芸術」 を買っていた事が、ほんのチョットだけ 私の人生を豊かにする幸運を もたらしたのですが、これも 「人生には 無駄はない」 ことを示す 細部の一つでしょうか?。

 132    <服部幸應氏 『食育のすすめ』 の講演を聴いて> (みどり記)
更新日時:
2006/11/29
最近、よく耳にする様になった言葉 『食育』 について考え、実行しよう というグループが、四国中央市に発足したそうです。
その設立記念講演会が 先週あり、出かけてきました。
 
パンフレットの冒頭には、「食」 という字は、「人に良い」 と書きます。 「食育」 とは、人に良いことをはぐくむこと・・・・・と、書かれています。
 
「食い気」 に関しては、一家言ある(笑)私には、興味深い お話でした。
『食育』 は、0才から 8才の間が大切で、それまでに 『食』 の基本をマスターしないと、その後の学習・修正は難しいそうです。
これから子供さんを育てる若い方々、孫を育てる 団塊世代の皆様、「私が、将来の日本を担っているのだ!」 と、心致しましょう(笑)。
 
講演の中で、現代の食生活に多い 『 6つの “こ食” 』 が紹介されました。
 
孤食・・・文字通り、一人一人が 別々に食事をする
 
個食・・・家族が同じ食卓についても、それぞれが別のものを食べる(ex. お父さん・・カレー、お母さん・・ピラフ、子供・・パスタ)
 
固食・・・一種類の食べ物(ex. ピザ、ハンバーガー、ラーメン、etc. )を、長期間そればかりを食べ続ける
 
小食・・・文字通り、少食(過度のダイエット指向)
 
粉食・・・米飯の割合が少なくなり、パン・うどん・パスタなど 粉が主材料のものの摂取が増えている
 
濃食・・・濃い味つけの食事
 
それぞれの “こ食” の中で紹介されるエピソードは、「ウソの様な ホントの話」 ばかり・・・・・聴いていると笑い話のようですが・・・・・その内、「ホントウ?!」 と、ちょっと 他所様の食卓を覗いてみたい気分になりました。
 
 

 133    <ブラームス 三たび> (瑞来記)
更新日時:
2006/11/22
ブラームスの ピアノ協奏曲 第一番のCDを Tさんより頂いたのは、昨年の11月22日でしたから、それから丁度一年になります。
 
以前にも報告しましたが、このCDでは冒頭のオーケストラの強奏の時に、我が家の装置では 「ギャ〜〜ッ」 と悲鳴をあげるのです。
それ故に、何とか、この 「ギャ〜〜ッ」 を押さえ込みたいと、この一年 <努力> に <努力> を重ねてきました。
 
再生装置にとって、クラシック音楽の辛いところは、強奏のところで きつい音にならない程度の音量にすると、ピアニッシモの部分では 音が聴こえない事が起ってしまいますし、全体に 物足りない表情になってしまい、欲求不満になります。
そこで、強奏の部分での不愉快を 騙し騙しやり過ごすのですが、「もう来るよ、もう来るよ」 と恐れおののきながら、曲を聴くというのも 気が重いのです。
 
ところで、これを避ける方法は、三つ あります。
一つは、そのCDを聴かない事、二つ目は、装置を最高級のランクに買い換える事、三つ目は、その道の専門家に頼んで、部屋を改良して美しい音が響くような部屋にリフォームする事、・・・残念ながら、我が家では以上の三つは、現実的な方法ではありません。 それで、残された道は 「もしや、もしや」 と藁をもつかむ精神で、あれこれ装置を つつき回す事です。
 
その様にして、この一年間、“一日一善” 365ヶ所くらいを改善してきました。
特に、ここ 二ヶ月くらいは パワーアンプの 『シールド』 を主に試みました。 というのは、15年位前に、パワーアンプの音の悪さに 業を煮やして、アンプの外側を覆っている鉄板のカバーを、外せる部分は、全て外してしまっていたのです。
金属のカバーを外しますと、外来電磁波が 信号が通る銅線に もろに侵入してきて 音を濁してしまうのですが、その時は カバーの振動が音を汚すよりは、ほんの少しだけ 軽い程度に 電磁波が音を汚したのでしょうか?、音が ほんの少しだけ 良くなったのです。
 
それで、ほとんど そのまま 15年間放ってあったのですが、昨年辺りから、外来電磁波による 音の汚れ (サワサワとか、ザラザラとかといった感じ) らしい現象が、気になり始めました。
そこで、機会あるごとにホームセンターで 1mm厚の銅板を買ってきて、適当に アンプを覆い始めたのですが、最初の頃は、効果が確認されるという事は ありませんでしたが、段々と 作業が進むに連れて、その効果が 確認されるようになって、ここ 二ヶ月は 『嬉し、嬉し』 で、作業をエスカレートしてきました。
 
肝要なのは、銅板が アンプ本体に 直接 触れないように、銅板をセッティングしなければならないので、それなりに 『知恵』 がいるのです。
そして、その結果が、写真に写っているような情景です。
 
ところで、ブラームスの ピアノ協奏曲 一番の 「ギャ〜〜ッ」 は、取り除かれたのでしょうか?
「まあ、まぁ ね・・・」 の成果です。
それをもって良し と しなければならないのがオーディオです。 厳しさにかけては、オーディオは 絵画に負けないのです。
 
(みどり追記・・・写真の上から、CDプレーヤー(トランスポート)・DAコンバーター・銅板で覆われたパワーアンプの勇姿)

 134    やれやれの<とりあえず、新作できました> (みどり記)
更新日時:
2006/11/15
先週のコラムをアップした時点では、<とりあえず新作できました>は、二週間後にしよう・・・という心づもりでした。
 
ところが、先週末あたりに、瑞来さんが 「絵に もたれかかれる様になって、少し 早く筆が進むようになったので、来週のコラムの時でも 良いよ」・・・と言ってくれたので、私は 「わぁ〜、コラムを考えなくても済む♪」 とルンルンになりました。
 
ところが、日曜日頃になって 「やっぱり、無理かも?!」 「描くところ、考えるところが 沢山 あり過ぎる!」・・・という事になって、今まで 期限に追われて描くという事のなかった瑞来さんは、不整脈が多発、一時は 今週のコラムには無理かな?!・・・・・と思いましたが、ここ三日ばかりは 一日 6時間 必死の思いで<とりあえず新作できました>に 間に合わせてくれました。
 
瑞来さんは 「ヤレヤレ!」 と ひと息・・・・・これから、また、終盤に向かって、加筆・修正の日々が 暫く 続きます。

 135    <四国中央市 SNS に参加して一ヶ月> (みどり記)
更新日時:
2006/11/08
四国中央市役所が維持管理する SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス) <よらんかほい!>が始まって 一ヶ月余が経ちました。
 
市報で、この SNS の記事を見かけた時は 「市民の皆様に 私達のHPを宣伝できる良い機会かも?!」 と気軽く、登録したのです。
しかし、最初は まずシステムの使い方は解らない、各自に与えられた頁の使い方も ままならない、しかも、そんな状態の時でも、外から(他の登録者の方々)のアクセスには、双方向で対応するという新しい世界に、最初の一週間は、右往左往するばかりでした。 多分、PCを始めてから、一番、時間も 気持ちも PCと関わった数日間だったと思います(苦笑)。
 
この SNS の一番の印象は、井戸端会議の PC版という感じです。 今までの我がHPの場合は、どちらかというと 一方向(作る人→見てくれる人)で、私は見てくれている人の 氏素姓も大体把握していますが、この<よらんかほい!>の登録者は、ハンドルネームだけの 全く抽象的な人物と、双方向に対話を重ねていく という世界でした。
 
二週間・三週間と経ってくると、ようやく システムにも慣れてきて、通常の日常では考えられない、年令・職業・性差を超えた 多くの人と対話をすることができるという、双方向の PC世界の楽しさも覚えてきました。
 
11月7日現在の内訳を見てみますと、登録者数 426名(四国中央市人口 95,000人)、年代は 10代〜70代 と幅広いようですが、中心は 20代(32%) 30代(34%)で、50代は 12 %でした。 男女差は、概ね 2:1 くらいでした。
 


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