一緒に歩き始めて 29年が過ぎ、30年目の第一歩を踏み出そうとしています。
振り返ってみれば、十年ごとに 少しづつ変化がありました。
最初の十年は、結婚したのが 35歳と 27歳で それぞれの価値観、人生観も 概ね 固まりかけていた年令だったので、“24時間 常に 10m範囲内で暮らす” という生活体系の中では、お互い、真正面から向き合って、ぶつかり合って、3日にあけず ケンカの連続・・・・・でも、お互い 逃げ場は無いので、根気よく ケンカをした時代です(笑)。
次の十年は、瑞来さんの病気との闘いでした。
丁度、結婚10年目くらいの頃に、強烈な個性の持ち主の両親と、(瑞来さんに言わせると)気性の激しい妻(笑)に囲まれて、気弱な(?!)瑞来さんは、不満の積み重ねが 不安となって 『不安神経症』 の発作を起こしました。
それで、これはケンカをしている場合ではない!(笑)と、二人が 真正面から向き合うのではなく、同じ方向を向くように、お互い努力して その病気の克服に 10年かかりました。
この時、獲得したのが “なってから考える” の処世術で、これは 今も 役に立っています。
次の十年は、これは 現在も進行形ですが、介護の時代が やってきました。
この時は、24時間 常に 同じ空間で暮らしている強味で、介護は 本当に 折半で背負ってもらい、お互いの妹弟、手助けしてもらえる所は 全て巻き込んで・・・・・お互い、それぞれのやりたい事、しなければならない事との 折り合いをつけながら、なるべく 『ガンバラナイ介護』 の精神で、日々、過ごしています。
これからの十年は、どんな10年に なるのでしょう?!。
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