昨年の 夏頃だったと思うのですが、CDプレイヤーの 「光飛び」 が始まりました。
最初は、限られたCD (CDと スーパーCDの ハイブリット盤のオーケストラ曲)だけに起きていました。 演奏途中で、突然、音が あらぬ場所へと移ってしまうのです。 何の前ぶれも無く、音が あっちこっちするので 平常心で CDを聴くわけにはいきませんが、頻度高く聴くCD盤の中には 「光飛び」 しない盤が 多くあったので、騙しだまし なだめながら聴いておりました。
何故、すぐに CDプレイヤーを修理したり、新しい物に買い換えなかったかと言えば、必ずしも CDプレイヤーの故障ではないのかもしれないと考えていたからです。 と言いますのも、パワーアンプと CDコンバーターの 金属のカバーを、剥ぎ取れる所は 全部剥ぎ取ってあったので、それが原因で、電位が不安定になり、それが信号線を伝わって CDプレイヤーを狂わしているのかもしれないと 素人判断をしたからです。
それで、昨年の夏から、今年の春にかけて、「ここかもしれない」 と思い当たる所を 全て 手直ししていきました。 しかしながら、「光飛び」 は、段々、だんだんと 重度になってきて、今年に入ってからは、もう限られた盤しか トレースしなくなりました。 それでも、幾度かの てこ入れの お陰で、音質は改良されて、音さえ出れば、結構いけたのでした。
しかし、六月になって、遂に 最後まで残っていた 2〜3枚のCDも ダウンしたので、重い腰を上げて、デノン(元 DENON )四国出張所に修理を お願いしました。 デノンの技師さんの話では、レンズの位置が、長年の使用で 下に沈んでしまって 信号面との距離が拡がり過ぎて 読み取れなくなっていたのと、レンズ自体にも 傷があったので、トレースできる方が 不思議な状態だったそうです (苦笑)。
そうは言われても、私の方は 自分の装置全体に対して 疑心暗鬼状態でしたから、実際に 繋いで 音が順調に出てくるまでは、随分、ハラハラドキドキ気分でした。
それでも CDプレイヤーは、健気に、十六年目に向かって 正常に動いてくれています。
久しく、朝一の演奏は なかったのですが、ここの所、喜び勇んで 聴いております。
もっか、朝の お気に入りのCDは 2枚、『マンハイム楽派のオーボエ協奏曲』(PC-10088) と 『バッハのパルティータ全曲』(パスカルデュプレイユ(ハープシコード))(RAM-0804)
やれやれ・・・・・・・・・・・。
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