COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 六年半になります)


 196    台風とヤマジ風 (みどり記)
更新日時:
2005/09/05
先週は、アメリカでハリケーン「カトリーナ」 が猛威をふるって、ミシシッピー川河口の町に大きな被害をもたらしました。
日本でも、この「カトリーナ」 に負けない大型の強い勢力の台風14号が接近しています。 各地に被害が出ない様に願っていますが、三島では(以前にも書いたような気がしますが)台風の進路によって、影響が全く違います。
台風が足摺・室戸沖から紀伊半島の方を通過するコースだと四国山脈が雨風の勢いをさえぎってくれるので、雨風の影響は大きくありませんが、九州から豊後水道を抜けて中国地方へ通過するコースの時は、台風の雨風の他に<ヤマジ風>というこの地方独特の強い風が台風の風の上に加わって、ものすご〜い!!!嵐になります。
それが、今回の台風14号は進路予想図を何時みても、非常に微妙な進路予想なので、毎日TVの台風進路情報をハラハラドキドキしながら見ています。 というのも、我が家のアトリエは、豊後水道を通過するコースの時は、巻き上げるような雨と風で “雨漏り” が起こります。
去年の中国・四国地方を襲った台風ラッシュの後遺症もあって、雨漏りが一段と激しくなりそうだからです。 雨漏りを受ける器・ペーパータオルを沢山準備して、オーディオやCDラックにはビニールシートを掛けて防備しています・・・・・が?!
台風14号が、無事に通過してくれるよう祈っています。
宇摩地方に四角い鉄筋建ての家が多いのは、このヤマジ風のためなのだそうです。
 
 

 197    私の柿の木の思い出 (みどり記)
更新日時:
2005/08/31
先日、掲示板で報告しましたが、我が家の一本残っていた柿の木が ついに枯れてしまいました。
私が三島に嫁いできて最初に住んだ家 (戦後間もなく 父 虎一さんが、建築設計士であった弟さんと共同制作した 当時としてはシャレたアトリエ付きの小さな平家) の庭にあって、通りの小道から 我が家の玄関まで高低差が1mくらいあり、長さ5m位の下り坂になっていて、そのアプローチの両脇に大きな柿の木が3本ありました。
毎年、寒風が吹き始めて 柿の葉が落ちる11月下旬から12月初め頃が、坂田家での柿の収穫の時期なので、(私達の結婚式は11月初めだった)私が坂田さんちで最初にした大仕事は<柿もぎ>だったかもしれません。
私が木に登って柿をもいでいるのを 瑞来さんが木の下で心配そうに 上を見上げて、私がもいだ柿の実をザルで受け取ってくれます。 私が嫁いで二年半程で 現在の鉄筋の家(現在の母屋) へと建て替わり、その時、2本の柿の木は設計の都合で切り倒されてしまったので、3本の柿の木に鈴なりになっている 嫌になるほどの数の柿の実をもいだのは 都合三回だと思いますが、その時は もいだ渋柿を段ボール箱に詰めて、東は川之江から、西は西条・今治まで 親戚や知人のお宅へ配って回りました。 それでもまだ物干し竿10本くらいは干柿ができました。 母と二人で夜なべで柿の皮を剥いたのが、今になってみれば懐かしい思い出です。
それから25年間も 残った一本の柿の木は、根元を地上げの土で1mも埋められたにもかかわらず、健気に 毎年 美味しい渋柿を実らせてくれていましたが、昨年、急に木の勢いがなくなって、今年、ついに枯れてしまいました。 本当に残念に思っています。
柿の木さん、長い間、ご苦労様でした。

 198    スイッチの 「入」 と 「切」  (みどり記)
更新日時:
2005/08/24
今回の話題の発端は、実家へ手伝いに行った時に、留守番をしてもらうことになった父に、母がエアコンのリモコンスイッチの使い方を説明していた時に発見しました。
(写真 上)
元々が視力がうすくて ブキッチョな父に、母は 「エアコンを入れる時には、この赤いボタンの<右側>を押して、切る時は同じ赤いボタンの<左側>を押して下さいよ」 と一生懸命、細々と説明しています。
側で聞いていて 「何だかややこしそうで、父に出来るかしら?」 と思って、よ〜〜く リモコンを見てみると 「ナンダ! スイッチを入れる時も、切る時も、ただ、赤いボタンを押すだけで良いんじゃないの」 と私が思わず “カンラ カンラ” という感じで笑って、母に色々と聞いてみると 『一時が万事』 このタイプのスイッチはそう使うと言うので、「えぇ〜! お母さん、こんなに 2つ文字を書いてあるスイッチは、わざわざその文字の側を押すの〜〜?! そんな事したら、却って スイッチを斜めに押すことになって故障が起こり易いよ」 と言ったら、母のプライドを、いたく 傷つけた様子です。 母とすれば、今までどんな時も、几帳面に 「入」 と 「切」、「スタート」 と 「一時停止」 の “文字の場所” を<押し分けなければならない>と信じきっていたのです。
三島へ帰って、瑞来さんにその話をしたら 「それは、お母さんがそう思うにも一理あるよ」 と言われて、私も 「そう言われたら、そういう解釈の仕方もあるな〜」 と思って、ちょっと 言い過ぎたな〜 と反省した出来事でした。

 199    新作<スルバラン風ジャパン>できました (みどり記)
更新日時:
2005/08/17
今年2月に描きあげた<スルバラン風>と 対になるように意識して、モデルを組んでみました。
先週は 「室内で熱中症!」 を起こし お騒がせ致しましたが、何とか今週のコラムに “新作発表” が間に合いました。
「熱中症」 の後は、色々と工夫をしながら <スポーツドリンクを飲む・ アトリエの周りに打ち水をする・ オーディオのアンプのスイッチを入れない(アンプの発する熱が、発症の最後の一押しになったかも?と懸念して)> 主に涼しい午前中に描くことにして、今日にたどり着きました。
先日の 「熱中症」 を引き起こした原因の一つは、前日の午後、茶籠の竹の網目のデッサンが狂っているのを発見して 「むろ」 のように温度・ 湿度の高くなるアトリエ (室内の光を安定させるため、常時、東南は雨戸を閉めてある・ エアコンなし) で、我を忘れて必死で 修正した疲れも残っていたのでしょう。
 
今まで、瑞来さんは自称<夏男>で、毎年、夏の暑さには強くて、汗をビショビショかき 一日に 5〜8枚 下着のシャツを取り替えながら 「汗をかくのは元気の素!」 と豪語していましたが、汗の出方にも色々あるというのを 今回学習して、これからは気を付けながら描いていくことでしょう。

 200    最近の心配事 (瑞来記)
更新日時:
2005/08/10
もう小十年くらいにはなると思うのですが、「book off 」 と 「100円ショップ」 が近くの 「ダイエーの一部が撤退した店舗跡」 に進出してきた時には、その出来事が私の人生にとって大層 有益な<楽しみ>をもたらしてくれるとは考えていませんでした。
ですから両者が開店してからも小一年くらいは完全な無視状態で 「私には関係ないよ」 と思っていました。 しかしながら 「100円ショップ」 の噂が広まってきて 「まぁ、騙されたと思って一度行ってごらんよ」 という推奨の言葉が、しばしば私の耳にも届くようになって、私も 「騙されたと思って」 覗きに行ったのでした。 最も繁く通ったのは、オーディオに関するコラムで最初に取り上げた 「トルマリン」 の原石を買占めした頃で、トルマリンの黒い石が新しく入荷しないかと心待ちにして 「100円ショップ」 を夜の散歩コースにしてほとんど毎日 店内を一回りする熱心さでした。 しかしながら 「100円ショップ」 の最大の欠点(長所)は ある商品が気に入ったからといって改めて注文を引き受けてくれない事で、“誰にも教えたくない” オーディオグッズとして密かに珍重していた 「トルマリン」 の原石も 「去る者 日々に疎し」 で次第にその魅力を減じていったのでした。 そして今は 「トルマリン」 に替わって 「3巻100円のビニールテープ」 を求めて、文具売り場へ一週に一度程度行くだけになっています。 そのビニールテープはオーディオ工作をする時、ホームセンターで買った色々な大きさの木を鋸で切る時に木片を作業台に固定するために大量に消費するので、 しょっちゅう買わなければならないのです。 ちなみに、この作業台というのが家内が嫁入り道具として大切に持ってきたニスで美しく磨き上げられた民芸家具のビューローで、今の姿を実家のお母さんが見たら 恐らく涙を流すでしょうね。
事情は 「book off 」 の場合も 最初は同じ様なもので、新刊書でさえも買うばかりで、“積読”が 関の山なのに、何も古本まで買う必要がどこにあるのというのが当時の私の感想でした。 ところが 「100円ショップ」 に出かけたついでに立ち寄るようになって(2F book off、3F 100円ショップ)、いつかコラムに書きました “夏目漱石全集” の内の九巻を買った頃には、私の夜の散歩コースの欠かせない目標物になりました。 それ以後は、夜の散歩に出かけた時は必ず店内を一回りして “歩数” を稼ぐのですが、最近 癖になっているのが<105円>の掘り出し物探しです。 といっても、その本を買ったからといって読む事は まずなくて書棚に飾って視て楽しむだけですが、そんな本があった事さえ知らない本が新古本状態で並んでいるのをみつけると、著者には 「こんな値段でごめんなさい」 と言い訳しながら買ってしまいます。 置き場所もそんなにある訳ではないので、眺めるだけの本を買うのは家を狭くして損失も大きいのですが、何かしら楽しくて止められないでいます。 もう三十冊ぐらいは買ったと思います。
ところがこの八月五日には、この施設 (3F 100円ショップ、2F book off 、の他に 1F にメインのテナントとなる地元のスーパーが入っています) のすぐ隣りに準大手スーパーのより大きな施設の開店がありました。
「book off 」 「100円ショップ」 の撤退がありうるのではと、すごく心配しています。



| Back | Index | Next |


| ホーム | プロフィール | フォトギャラリー | コラム | 掲示板 | リンク集 |


メールはこちらまで。