私には<白いごはん>に対することさらの<思い入れ>が有る様に思っていますが 「ああ、貴方もそうですか」 という人にも稀にお逢いします。 そういう人と出逢った時には、ほんとは<白いごはん>体験について根掘り葉掘り聞きたいと思うのですが、お互いの<家風>もありますから、少し遠巻きに<共感>を味わいます。 こういう場合の喜びというのは、正確に言えば、自分の趣味を後ろめたく感じずに話せる肯定的な雰囲気の楽しさです。 コラムを読んで下さる人の中にも<白いごはん>好きの人が二人はいる事を確認しているので、いくらかは後ろめたくなく書くことができます。
おいしい<白いごはん>という時、こだわればいくらも贅沢(-- 例えば、おくどさんで羽釜で薪を焚くといった)があると思いますが、日常生活と調和する範囲で<贅沢>するとすれば、お米を小うるさく吟味してみる事と炊飯の水に自然水(ペットボトルの)を使う事でしょうか。 一時、炊飯器での美味しいごはんの炊き方が流行った時に家内にも色々試してもらいましたが、こちらは大差がなかったと思います。
本来<白いごはん>だけでも十分の美味しさのはずですが<白いごはん>が有終の美を飾るためには、“おいしい海苔”と“おいしい醤油”が画竜天晴となるのが、私の<白いごはん>のイメージです。
お米・海苔・醤油に続いて<おこげ>が加わりますと、そのアイデンティティーは<おかき>へと繋がっていきます。 私はもち米で作った<あられ・おかき>の方を、うるち米で作った<せんべい>よりも好みます。 お気に入りは銀座にありますが、そのお店には宅配もありませんし、デパートでも余り見かけませんから、たやすくは手に入りません。 京都には他の場所に比べて<おかき>が愛好されている町だと感じていますが、先日、美味宅配便のカタログに京都のあるお店が紹介されていましたので<お取り寄せ>しました。 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」 が美味宅配便を迎え撃つ心構えの原則ですが、今回は「♪当り〜」でした。
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