COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 六年半になります)


 266    8F<胡蝶蘭>加筆・修正した画像に変更 (みどり記)
更新日時:
2004/05/19
HPのためにデジカメを購入、HPを始めた頃は初めて触るデジカメの扱いが不明で、絵の写真を撮るたびに“説明書”を読みながら、その都度不安気に、緊張しながら撮っていました。
最近は、“習うより慣れろ”で、気軽く撮り直しも引き受けられるようになってきました。 今までも<加筆・修正した画像に変更しました>というのを何度かやりましたが、HPを見て下さっている皆様は一枚づつしか見られないので、きっと???だったと思います。
先月のパソコン教室で二枚の画像を合わせる方法を習ったので、今回は、以前の画像(下)と加筆修正した画像(上)を同時に見比べて頂けるよう実験してみました。
こうすると、二枚の違いがよく判ってもらえそうですね。

 267    <再現>について そのX (瑞来記)
更新日時:
2004/05/12
<再現>を絵において成し遂げようとする時、誰もが躓かざるを得ない表現の一つに<距離>があります。 
脳が現実の視覚の情報を受け入れた時に、まず第一に認知しようとする事は、その対象が「いったい何であるのか」 という確認でしょう。 「あっ、あれはリンゴだ」 という作用ですが、概念とかイメージとか直観とか、といえるものです。 そしてその作用が完了すれば、心は安心して次の要請へと移ります。 その次の項目が<距離>の確認であろうと思います。 私の考えでは、視覚の情報の認知の中では<距離>は二番目に大切な情報のはずです。
一方、絵を描くという作業は、対象を仔細に観察して、具体的な形状を与える事ですが、恐らく、対象の具体的な形を詮索する作用は、脳の自然性にとっては<距離>の確認の次にやってくる三番目の項目になるだろうと想像します。 にもかかわらず、対象を描こうとすれば、脳の自然性は<遠くのもの>や<近すぎるもの>を嫌って、全ての対象を一番<楽に>観察できる一定の<距離>に固定して観察を始めようとします。 このように視覚情報の中で三番目に大切な<対象の具体的な形状>という項目の達成は、潜在的に、<距離>という重要度が二番目の項目を、ほとんど全面的に否定してしまう<自然性>を持っています。 この矛盾を克服する事は並大抵の知力では難しく思いますが、困難はそればかりではありません。
<距離>自体の中にも難しさは潜んでいます。 今イメージとして大雑把に考えます。 中間の程よい<距離>を1 として、その向こう側の遠くの<距離>に2、そして近く側の<距離>に0.5 という数値を与えますと、光の強さは距離の二乗に反比例しますから(多分)、同じ物体の目に届く情報の強さは、0.25(遠く):1(中間):4(近く)となります。 これは次の様な現象を意味します。
(同じ物を描くとして)近くにある物は、遠くにある物の<16倍>!!強く描かなければならないと・・・。
さぁ、皆様!どうしましょうか?。

 268    <非常識>の楽しみ (瑞来記)
更新日時:
2004/05/05
非常識な行いというのは、社会において平均的でない事、一般的でない事、きまりに反する事などを意識的に、または無意識的に強行する事ですから、往々にして人に迷惑が掛かる場合がありますが、私がここで報告する<非常識>は、人に直接迷惑が及ぶとは言えないささやかな<反抗>です。
我が家では、ビールは原則<室温>で飲みます。 8月・9月の茹だるような暑い日々が続く季節は、流石に少し冷やしますが、温度は20度前後に保って飲むと思います。 直接の動機は、私の胃腸の虚弱によるものですが、人のひんしゅくにもめげず、それを<強行>するのは<明らかに>その方がビールが美味しいと思うからです。 私はその事について<少し>自信がありましたから、同好の士が現われることを期待していました。
先日、例によって本屋めぐりの散歩で<お墨付き>に出逢いました。 著名なビール評論家らしいマイケル・ジャクソン(歌手ではありません)という人の書いた 『世界の一流ビール500』 (ネコ・パブリッシング社)という本の514Pにある 「ビールの味わい方」 に有りました。 何が<一流>なのかは一応おくとして、そこに次の章句があります。 「飲み物として楽しむのではなく、判定を行うのであれば、香りや味わいが最も顕著に現れる室温で飲用することが望ましい」 と、「飲み物として楽しむのではなく」 という前置きは気に食いませんが、日頃の我が家の<非常識>にも、それなりの<言い分>がある事を裏付けてもらえて 「♪ねぇ、そうですよね」 とにんまりしました。 
それにそのページには(無理にこじつければ)嬉しい事がもう一つ書いてありました。 ビールのテイスティングには大きめのワイングラスが良いという意見なのですが、我が家のビールグラスの中には極端に軽いものがあります。 形は何の変哲もない円筒形の小ぶりのガラスのコップですが、ガラスの厚みが薄くて洗う時少し恐いと感じる程のフェザー状態のガラスで、今回計ってみましたら1個30g(普通は100〜150g位はあるでしょうか)でした。 毎回やっている訳ではありませんが、このグラスで飲むビール(地元の酒造会社の地ビール)の味は、“静かな茶室で正座してビールを飲むとしたら、こんな味かもしれない” と言いたくなるような精妙なのどごしになります。
 

 269    思い出の映画 (瑞来記)
更新日時:
2004/04/28
私が映画館で観た最後の映画は、まだ新婚であった頃、家内に半ば強制的に付き合わされた「北キツネ物語」で、二・三年前に閉館をした新居浜の「新宝館」まで出かけて行きました。 自ら好んで映画館へと足を運んだ映画が何であったのか、又いつ頃であったのか記憶にありません。 ざっと計算してみても35年間くらいは映画には縁のない生活を送ってきたことになります。 私はビデオで映画を観る習慣がありませんから、映画について何かを語る事は、純粋に<昔話>になるので恐縮します。
「思い出の外国映画を挙げてください」というアンケートは時々お目にかかりますが、それに倣って、1.ウエストサイド物語 2.ナバロンの要塞 3.シェーン と三本のアメリカ映画を並べると、映画に興味があった人には、私の属する<世代>が想像できます。
先日、『 時代劇への招待 』(PHP新書)という本を見つけました。 「チャンバラ」映画への思い入れを六人の方が語っていました。 私の世代では、「チャンバラ」映画の時代は高校生くらいの年回りになると思います。 その頃は「東映」のチャンバラ映画の全盛期で、私のご贔屓は<定番>の中村錦之助で、「笛吹童子」や「紅孔雀」以来の付き合いでした。 当時観たチャンバラ映画は全てきれいに忘れ去っていますが、あれは 「きれいだった!」 と全体の印象を憶えている作品があります。 
「源氏九郎颯爽記・白狐二刀流」という映画で、錦之助が<美剣士>を演じて、恋人役のお姫様には大川恵子、月形龍之介が敵役の剣豪を演じて、あの「シェーン」のジャック・パランスを凌ぐ<つよい!>を見せつけていました。 (当時のお姫様役は、丘さとみ・桜町弘子・大川恵子の三人が中心になってローテーションをしていたと思いますが、私は「頭一つ」だけ大川恵子のファンでした。あらためて『 「明星」50年 601枚の表紙 』(集英社新書)で調べてみますと、大川恵子は1958年10月、’59年10月、’61年1月と都合3回 「明星」の表紙を飾っています。私の記憶でも程々の人気であったと思います) この映画が加藤泰監督の1963年の作品である事を知ったのはもっと後のことで 「ああ、そうなの!」 と少し嬉しかったものです。 先の『 時代劇への招待 』でも、誰かこの作品に触れていないか注目したのですが、誰も触れてくれなくて少し残念でした。
しかし、誰かが触れたとすれば、密かに隠し持っていた宝物を見つけられた気持ちで、それも又少し残念であったでしょう。

 270    新作できました (みどり記)
更新日時:
2004/04/25
この所、真夏日の暑さがあったかと思うと、昨日・今日の朝の冷え込みは季節の逆戻りで、寒がりの瑞来さんは起きると暖房のエアコンをかけていますが、お陰様でアトリエも、朝一番に震える寒さがなくなって描きやすい季節になりました。
この季節は、モデルにしたい果物が少なくて、今回は初めて<胡蝶蘭>を描いてみました。
作者は、結構、気に入っているようですが、如何でしょうか?


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