COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 六年半になります)


 311    お月見の宴
更新日時:
2003/10/18
御縁があって、伊予三島の個人のお宅の<お月見の宴>に招いて頂き、ほの暗いお玄関を入ると、和蝋燭の光に浮かび上がった銀色のススキの波(畳全体がススキに覆われています)が客を出迎えてくれます。
メインテーマの「月」と「うさぎ」に沿った趣向の数々(具体的説明は色々ありすぎますので省きます)どれ一つをとっても”あ〜”とか”う〜”とか”ふ〜”とか、出てくるのは感嘆詞ばかりです。
家中に置かれた「うさぎの姿」を数えると百匹に近かったでしょうか?
お弁当を頂きながら、異次元の世界で遊ばせて頂いたひと時でした。

 312    新作できました・・・・・の続き
更新日時:
2003/10/14
一週間前(10/7)新作”甲斐路ぶどう”を、前作から一ヶ月余でHPデビューさせると、瑞来さんをよく知っている方々からは 「何という早さ、驚いた!」 の声、多数でした・・・が、本人はHPの画像を見て「欠点が3ヶ所見つかった」とすぐに加筆訂正、また写真を撮り直して次の日(10/8)画像を入れ替えました。
まだ今も、延々加筆しております。 いつもの事ですが、中々ゴールにはたどり着かない様子です。

 313    新作できました
更新日時:
2003/10/07
”甲斐路ぶどう・マスカット・かぼちゃ”と秋の実りを、ヘレンドの器に盛りました。
(制作中の写真をよ〜〜〜く見て頂くと、モデルの果物たちの健気な姿が見てとれるかもしれません)
特にかぼちゃは、前作の”無花果”に引き続いての「おつとめ」だったので、見るも哀れな姿になっています・・・ごくろうさまでした。

 314    <再現>について そのV (瑞来記)
更新日時:
2003/10/01
眼の奥で、光の情報を受け取る視細胞は、光の強さに対して感度の高い細胞と、低い細胞の二種類によって構成されています。
何故、単一の感度の視細胞にならなかったのでしょうか。
これは、カメラのフィルムの事を考えると合点が行き易いところです。カメラでは、青い空が<青色>に発色する露出をそのままにしては、木陰の人物の細部は写りません。逆に、木陰の人物がきれいに写る露出では、空の青さは<白く>写ります。現実の光の強さの振幅がフィルムの容量をスケールアウトするからです。写真ではシャッタースピードでこれを調節していますが、持続して情報を入れなければならない眼の場合はこの方法が取れませんから、感度の異なる視細胞を用意して、それを自在に組み合わせて、光の強弱に対応していると考えます。
これは、光のダイナミックを縮小する事によって<同時に全て>の情報を手に入れる巧妙な手段ですが、それは基準点が自由に動いてしまうことですから、情報の客観値は失われています。
<再現>すると言うのは、眼に写る映像から、失われた光のダイナミックを回復させることです。もし巧く行けば、現実(眼に写っている世界)を超えることが可能です。
例えば、フェルメールの「青いターバンの少女」のたたずまいは眼に入る直前の映像の近似値かもしれません。
 
(今回のは、前2回に比べると私は分かり易かったのですが・・・みどり)

 315    <再現>について そのU (瑞来記)
更新日時:
2003/09/24
視覚に関して、人間の脳は一見遠回りの様にみえる回路を採用しています。視細胞が取り入れた光の情報を、一旦電気信号に変換して、神経細胞を通じて視覚中枢に送り、そこで再び先の映像を再生するという手順を踏んでいます。
何故そうした迂回路を必要としたのか、その理由を知りたいと思っていますが、俄か勉強はあきらめてやり過ごします。(〜いつもそうですが)
体験はありませんが、意識がなくなれば目も視えなくなりますから、脳の奥で電気信号から光の映像を再生しているのは意識の働きであると考えますと、意識は光の情報の再生とその判断という両者を司っています。意識に限らず全てのものは”自分の都合”を最優先させるものですから、意識もそうであると考えるのが妥当です。
絵を描く実作体験を踏まえて導き出される意識の特質は、自然な状態での意識は光の情報を抽象化と概念化に向かって加速させる事です。
具体的イメージで補足すれば、くっきりとした輪郭線によって囲まれた形に沿って、水は水色、空は空色、葉っぱは緑色と色分けされる<ぬり絵>の世界に向かっての疾走です。
その意識の自然性に抗して、現実の<一回限りの具体性>を回復させようと意志するのが<再現>です。
 
(まず「自分が見ている」ということを疑う事から<再現>は始まるのですね・・・みどり)
 


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