COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 六年半になります)


 316    <再現>について そのT (瑞来記)
更新日時:
2003/09/17
絵を描かせているのは意識です。今、問題にしたいのは<十全な意識は一つしか現われない>という意識のあり方についてです。
例えば、文章を読む場合、ある一ヶ所の文字の意味を読み取っている時に”同時には”他の場所の文字の意味を読み取れないというあのあり方の事です。
絵を描く時も意識のあり様に例外は有り得ませんから、意識が集中している一ヶ所だけが、その他の部分を背景にして浮かび上がって視えています。もっと言えば、そこだけが意識にとって全ての世界です。
今、一つの部分に在る真白と真黒の中間くらいの灰色を思い浮かべます。意識は、そこから離れたあちらこちらにある灰色と直接に比べて、どちらがより真白に近いか、どちらがより真黒に近いか判断する能力を持ってはいません。意識にとっては<灰色>一般です。ですから周囲が白っぽければ灰色は<黒っぽい>と判断され、周囲が黒っぽければ灰色は<白っぽい>と判断されます。同じ灰色に逆の評価が下されていても意識は気がつきません。
<再現>というのは、現実を<再現>することで、意識が受けた印象を<再現>することではありませんから、<再現>を試みようとすれば、まず、意識が行う自由な最初の判断を、<偶然>として、その判断に保留をつけることが<再現>の始まりです。
それから対象を<疑り深く>観察して、経験と知識を全て動員して、画面の上で、考えつく<こうかもしれない>を描いてみて、あらゆる部分と部分の関係、又あらゆる部分と全体の関係の相互の間で一番矛盾の少ない組み合わせに辿りつくことです。この作業は意識の自発性を否定することですから、根気と手間と時間が必要です。
 
(よく読んで頂ければ、瑞来さんの絵の秘密が分かると私は思うのですが・・・みどり
シリーズで続く予定です)

 317    父・坂田虎一の置き土産(二代目の苦労)
更新日時:
2003/09/12
瑞来の父・虎一(2000.3.没)は、生まれながらの絵描きというか物心ついてから93歳で亡くなるまでの80年余り、絵筆を持つのが一日の始まりという人でした。
油絵、水墨画を始め、俳句、デザイン(若い頃には陶芸、ろうけつ染など)と多才で器用な人で、何より、絵を描き上げるスピードは日本一だったのではないでしょうか。
そのお陰で(?!)父の周りの方々、特に宇摩地方の方々は、絵は「早く描く」「チョコチョコッと描ける」というイメージを強く持っていらっしゃって、血のつながった親子でも体質の全く違う ”息子”の絵を描くスピードの違い(遅さ)を受け入れがたいものがある様で、子供は”親の因果”に苦労しています。  (みどり記)
 

 318    高知の<モネの庭>へ行ってきました
更新日時:
2003/09/05
今日は高知・北川村の<モネの庭>へ友人達に誘われて、連れて行ってもらいました。
自然豊かな山々に囲まれた中に作られた<モネの睡蓮の絵>を彷彿とさせる庭をのんびり散策しながら(青い睡蓮も見頃でした)、友人達との楽しいおしゃべりの時間、贅沢な一日でした。

 319    新作できました
更新日時:
2003/09/04
これはコットン紙に油彩で描いたもので、正式のキャンバス地に描いたものとは発色が違うみたいです。

 320    HPアクセス数が、四桁になりました
更新日時:
2003/08/31
皆様のお陰で、HPを開設して丁度二ヶ月で記念すべき四桁を迎える事ができました。
本来は、次々に新しい作品を発表できるのが一番なのですが、一つの作品が出来上がるまでには手間と時間がかかるので、コラムなと(最近は、瑞来さんにも協力してもらって)一週間に一度位の更新を目標に頑張っております。
これからも応援よろしくお願い致します。


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