COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 七年になります)
                               

                           



344    「 緩やかな下り坂から、二段跳び下降線?! 」 (みどり記)
更新日時:
2010/07/07
実家の父が、膝折れから車椅子生活になって、6年余りになります。
現在 95歳の高齢でもあり、年齢と共に 緩やかな下り坂は自然体で、4月末に行った時には、今まで通り、食事も 父の好みのものならば、普通食を 自分で食べていました。

ところが、5月は個展で忙しくして、6月初めに 40日ぶりに父に会った時には、嚥下障害が起こっていて、急に 飲み込みが難しくなっていました。 その時には、急きょ、献立を柔らかい物に変えたり、自力では 食べる意欲が なくなっていたので、介助しながら、やっと食べてもらえました。
今まで 6年余りの緩やかな下り坂の老化が、突然、一段階というよりは、二段階位、急降下していて驚きました。

そんな 6月の実家の手伝いから帰宅して六日目の朝、めずらしく Fax が入りました。 父を預かってくれている老人ホームからで、「父が高熱を出し、『誤嚥性肺炎』 の疑いあり」 という内容です。
あわてて、母に連絡して様子を見に行ってもらい、私も 2〜3日して駆けつけました。 すっ飛んで行かなくてもよかったのは、ホームの ケアマネージャーさんが、遠く離れている家族の方にと、携帯電話で 現時点の父の様子を動画で、二度ほど PC に送って下さいました。 「百聞は一見に如かず」 (まぁまぁの状態らしい事は判りましたから) これは有り難かったです。

父は、一週間の点滴のみの生活から、ペースト状の食事を 口から摂れるようになり、点滴も外れ、入浴も出来、先週、様子を見に行った時には、ちょうど食事中でしたが、話も出来て、ひと安心致しました。  

343    「 三本目のデジタルケーブル 」 (瑞来記) 
更新日時:
2010/06/09


我が家の CDプレイヤーは、二つの箱からなっているセパレート型です。
CDのデジタル信号を読み取る トランスポート部と 読み取ったデジタル信号をアナログ信号に変換する コンバーター部からなる 二つの箱です。 ところで、このセパレート方式の最大の問題点は、この二つの箱を接続する信号ケーブルを、どう選択するかです。

音が、まぁ普通に出るためには 1m のデジタルケーブルを一本 繋ぐだけでも、十分に音は出ます。 実際に、壊れてしまった昔のプレイヤーは 一本のコード(5万円くらいでした)で繋いであって、それはそれで 私に不満があった訳でもなかったのです。

ところが 今回のプレイヤーでは、メーカー推奨の方式は、この両者を 二本のデジタルケーブルで繋げる事を薦めています。 一本のケーブルで左右の信号を送るよりも、二本のケーブルで左右の信号を 別々に送った方が 音質的に有利だと称しています。
そう言われると、無理をしても 二本のケーブルを使いたくなるのが人情というもので、新しい装置を入れ替えた時に、二本で 10万円のケーブルを調達したのです。 こういった ケーブルについての情報は、日頃から無駄と思われるオーディオ誌を全部買って、よく!目を通しておかないと、いざという時、役に立たないのです。
この手のケーブルの優劣を比較検討する記事は、どのオーディオ誌も 時々 特集を組んでいますから、それを 五種位当たってみて、オーディオ評論家や 実験に使っている装置にかかわらず、まぁまぁの結果を残している物を、自分の予算に合わせて選び取ります。 まぁ、最後は 「カン」 というところです。

私が選んだのは、アコースティックリバイブという 日本のメーカーの AES-1.0 PAU(写真では、黒色の二本) という型番の物で、家内に頼んで インターネットで買って貰いました。 届いた荷物を開いて、ケーブルを視た時に、「あぁ、これならいける」 と判断できました。 私が特別に その手の情報と体験が豊かであるという訳ではないのですが、ケーブルの太さと 触った時の重さと ”グニャグニャ”具合で、なんとなく 無理のない音が出るだろう事が 予感できるのです。

実際に繋いでみて、それが 良い音か 悪い音かは、入れ替えてみる 別のケーブルがないのですから、正確には判らないのですが、嫌な音がしなかったので 十分 合格と言えます。 それで ここ五ヶ月くらいを そのケーブルで過ごしてきました。 ところが、メーカーは この機械の理想的な接続方法は、もう一本 デジタルケーブルを加えて、三本のケーブルで 両者を結ぶ事を薦めています。 私の いい加減の知識で判断すると、多分、CDを回転させる モーターの回転むらによる 信号の乱れを補正する機能が、三本目のデジタルケーブルを繋ぐ事によって より強化されて、この CDプレイヤーの 正規の能力が発揮されるという事であるらしいのです。

この種の CDプレイヤーを持っている 色んな人の体験記を読んだ範囲では、それはそれなりの効果があるという結論が出ているのですが、何せ 予算が底を尽いていたので 半年間待っておりました。 個展も終わったところで、早速、家内に頼んで インターネットで買って貰いました。 今度は、ハーモニックテクノロジーというアメリカの会社の Magic Digital Two という型番のもの(写真では、紫の縞々)です。 これも最後は「カン」で選ぶのですが、やってきた製品は 思ったより 太くて堅いのです。 「ダメだ〜」 という感じはしなかったのですが、これは使いこなすのが 大いに難しいと感じました。 価格は 6万円。 実際に使用してみると やっぱり使い難いのですが、6万円の効果はあったようです。 

音が、全体に しっかりしたのですが、一番良くなったのがヴァイオリンで、あの “シャコンヌ”が ぎりぎりですが 13分全曲 聴く事が可能になりました。 それは、オーディオ無関心派の家内も認めていますので確かでしょう。
こうなると、次の目標は、三本の電源ケーブルの調達ですが、これは ちょっとやそっとの事ではないので まぁ 3年くらい先の話になる予定です。 これは、一本10万円くらいはするので、何を選ぶか、時間をかけた商品の知識が必要です。 

この間、友人が送ってくれた雑誌に、たまたま、聖書特集があって、その中で ある人が こんな章句を引用しているのに出逢いました。 『 何によらず手をつけたことは熱心にするがよい。 いつかは行かなければならないあの陰府(よみ)には仕事も企ても、知恵も知識も、もうないのだ 』

342    「 個展の後片付け 」 (みどり記)
更新日時:
2010/05/30
松山での個展が終わって、早や二週間が近くなりますが、や〜〜〜っと後片付けが 一段落致しました。

準備は、少しづつ 三か月をかけて、体力・気力に合わせて ボチボチと出来ましたが、終了後の後片付けは、ある程度の期間にやってしまわないと、間延びしてしまうので仕方ありません。

まず、絵の売買の事後処理に始まって、個展のパンフレットに 「後援」 の名義をお借りした 愛媛新聞社に、「催事報告書」 の提出をしました。

次に、お世話になった方々や、応援して下さった方々に、お礼に 瑞来さんの絵の A4 の写真を額に入れて 差し上げる事にして、この荷作りも 10個にもなると ひと仕事です。

それと並行して、『芳名帳』 に書かれた名前をチェックして、新規の方の 「住所録」(135件) を作成しました。 (PCが新しくなり、「住所録ソフト」 も使い慣れないので、ちょっと手こずりましたが・・・・・)
お礼の葉書の原稿を作り、印刷( 全部で 300枚弱 )、切手を貼って、今日午後、郵便局へ持って行って、やっと、後片付けのトンネルを 抜け出る事ができました(笑)。



341    「 個展を終えて 」 (瑞来記)
更新日時:
2010/05/24
私は、師匠なし、仲間なし、弟子なしで、画壇と無縁に絵を描いています。

そんな訳で、心理的にも 社会的にも、孤独と 孤立に 毎日 晒されています。 それでも、偶然に たまに現れる 趣味的絵画鑑賞家や 画廊主さんなどとも ほんとに稀に、おずおずと遠巻きに 話し合う事もないではありませんが、日本国では、いくらか意識的絵画愛好家の人は 例外なく アンチレアリズムの先鋒といった風情の方で、アカデミズムは 目の敵にされるというのが 一般的形式です。

それが、日本国での必然なのか 私にだけ訪れる偶然的事実なのか、判断に苦しむところなのですが、「そんなはずないよ、単に 僕に ツキがないだけだよ」 と、自分に言い聞かせるのですが、その状況が 二年も続くと、判ってはいても 気持ちが段々 うつになってきます。

それで今回は、家内の準備体制も出来てないままに、個展を開く事を、半ば 強引に 私が決めてしまいました。 心的健康を保つためには、とにもかくにも 人と接触した方が良いと感じたのです。

作品は、私としては 粒の揃った 17点だと 自負を持って臨みましたが、視に来て下さった方々の評判も 中々のもので、やっぱり レアリズムや アカデミズムを 好しとする人々も、反アカデミズム 反レアリズムの人ほどに いる事が確認できて、個展を開いた甲斐がありました。

私の周囲に、私の画風を励ましてくれる人が 極端に少ないのは、単に 私の持っている偶然だと確認したので、大いに気を良くしています。
この印象を、よく記憶に留めて忘れない様にして、再び、静かな 孤立と 孤独がやってきても、沈み込まない様に、あと 一延びしてみようかなと思い直しているところです。 ありがとうございました。




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