東京での二日目は、2007年、開館する時に 黒川紀章の設計で話題を呼んだ 「国立新美術館」 を、私は、一度、見てみたかったので、六本木に出かけてみました。
敷地は広く、庭は公園の様、建物は ガラスとパイプ(?)を組み合わせた様な、祝祭空間の趣きが勝っている様な感じで・・・想像すると、実質の展示室の面積は 限られている様な気がして、良いような〜?!、悪いような〜?!(笑)。
『ピカソ展』 が開催中だったのですが、来日作品の数(約230点)が多過ぎたのか、諸般の事情で そうなったのか判りませんが、作品は、「国立新美術館」 と、ここから歩いて五分位の、ミッドタウンにある 「サントリー美術館」 の二箇所に分けて、展示されていました。
ここは、建物を見るのが主な目的だったので、ピカソは、そこそこにして・・・・・本来の目標である(笑) “行列が出来て、食べるのが難しい!” と言われている、ミッドタウンにあるケーキ屋さんへ、私の友人夫妻と 待ち合わせて行きました。
この日は、平日のためか、運良く空いていて、四人並んで(カウンター席14席のみ) パテェシエさんが 目の前で作ってくれるデザートケーキを食べる事ができました。
私は、めずらしい “食用ほうずき” を使った、美しい姿・形のケーキを食べて、友人の ご馳走になりました。
その夜は、今まで 敷居が高くて、ちょっと怖くて行ってみる機会のなかった、銀座の 「天ぷら近藤」 へ出かけました。 私達も、充分に(笑) 歳を取ったので、それ程、かしこまらなくても行ける様になってきました。 味は、さすがに 繊細優美で、この店名物の “さつま芋の天ぷら (直径7〜8cm、厚さ10cmはあって、揚げるのに30分以上かかる)” も食べられました。
旅の最終日は、学生時代 汽車通仲間だった友人 お薦めの駅弁 「東京弁当」 を買って新幹線に乗り、京都で途中下車して、京都駅伊勢丹に予約してあった 夕食のお弁当を受け取り、列車の中で 祝杯?!です(笑)。 おまけに、急遽、思いついて、又々、岡山で途中下車して、絵の具と筆の調達をして(瑞来さんの使っている レンブラント油絵の具の輸入元は 岡山にあるので)・・・・・無事、四国の我が家へ たどり着きました。
今回の旅くらい、『沢山の方々に、お目にかかれて』 『食べて、食べて〜』(笑)の旅は、初めてだった様に思います。 (終)
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