COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 六年半になります)


 31    旅日記 B (みどり記)
更新日時:
2008/11/05
東京での二日目は、2007年、開館する時に 黒川紀章の設計で話題を呼んだ 「国立新美術館」 を、私は、一度、見てみたかったので、六本木に出かけてみました。
敷地は広く、庭は公園の様、建物は ガラスとパイプ(?)を組み合わせた様な、祝祭空間の趣きが勝っている様な感じで・・・想像すると、実質の展示室の面積は 限られている様な気がして、良いような〜?!、悪いような〜?!(笑)。
 
『ピカソ展』 が開催中だったのですが、来日作品の数(約230点)が多過ぎたのか、諸般の事情で そうなったのか判りませんが、作品は、「国立新美術館」 と、ここから歩いて五分位の、ミッドタウンにある 「サントリー美術館」 の二箇所に分けて、展示されていました。
 
ここは、建物を見るのが主な目的だったので、ピカソは、そこそこにして・・・・・本来の目標である(笑) “行列が出来て、食べるのが難しい!” と言われている、ミッドタウンにあるケーキ屋さんへ、私の友人夫妻と 待ち合わせて行きました。
この日は、平日のためか、運良く空いていて、四人並んで(カウンター席14席のみ) パテェシエさんが 目の前で作ってくれるデザートケーキを食べる事ができました。
私は、めずらしい “食用ほうずき” を使った、美しい姿・形のケーキを食べて、友人の ご馳走になりました。
 
その夜は、今まで 敷居が高くて、ちょっと怖くて行ってみる機会のなかった、銀座の 「天ぷら近藤」 へ出かけました。 私達も、充分に(笑) 歳を取ったので、それ程、かしこまらなくても行ける様になってきました。 味は、さすがに 繊細優美で、この店名物の “さつま芋の天ぷら (直径7〜8cm、厚さ10cmはあって、揚げるのに30分以上かかる)” も食べられました。
 
旅の最終日は、学生時代 汽車通仲間だった友人 お薦めの駅弁 「東京弁当」 を買って新幹線に乗り、京都で途中下車して、京都駅伊勢丹に予約してあった 夕食のお弁当を受け取り、列車の中で 祝杯?!です(笑)。 おまけに、急遽、思いついて、又々、岡山で途中下車して、絵の具と筆の調達をして(瑞来さんの使っている レンブラント油絵の具の輸入元は 岡山にあるので)・・・・・無事、四国の我が家へ たどり着きました。
 
今回の旅くらい、『沢山の方々に、お目にかかれて』 『食べて、食べて〜』(笑)の旅は、初めてだった様に思います。 (終)

 32    旅日記 A (みどり記)
更新日時:
2008/10/29
旅の三日目、東京では、まず、本命の 『フェルメール展』 へ、朝一番に 出かけました。
朝九時の 開館と同時に入ったのですが、もう 会場の中は、人・々・々・・・・・・瑞来さんは、1Fのフェルメールと同時代の作家の作品の部屋は 素通りして、すぐに、2Fのフェルメールの絵ばかり、七点、並べられている会場に 小走りで向かいます。 人が多いといっても、まだ、作品を 間近で見られる混み具合でした。 今回、来日した作品の中には、今まで 画集で見ていたら、「フェルメールにしては?」 と思っていた作品も、本物を間近で見ると、全然 違っていました。
瑞来さんは、今回の七点の中では、『手紙を書く婦人と召使い』 の絵に、一番興味を示して、何度も、人垣を かき分けて、一番前で、熱心に見ていました。
 
旅へ出るまでは、億劫がっていた瑞来さんも、「来て良かった!」 と満足気でした。
 
この日の午後、私は、出発前日に、たまたま メールが届いた、関東に住む 学生時代の汽車通仲間の友人と 銀座で会うことになって、「何年ぶりだろう?」 と思っていたら、彼女が言うには、「33年ぶり!!の ご対面」 だそうで〜〜〜話が、あっちに飛び〜、こっちに飛び〜・・・・・あっという間に 時間が過ぎました。
 
夜の六時には、神楽坂(友人の勤め先が 神楽坂の近くにあります)で、瑞来さんの 学生時代の友人夫妻と 会食でした。
その友人に、「時間があったら、早目に出てきて、神楽坂を散策すると良いよ」 と言われていたので、早目に出かけ、毘沙門天や、TVドラマに出てきた様な、石畳の坂道の露地を 散策してみました。 せまい露地の奥には、「一見さん おことわり」風な 料理屋さんが並び、粋な芸妓さんにも出会って(友人の話では、これは幸運だそうです)、三味線の音も、窓越しに聞こえたりして、風情ある町並みを歩けました。
食事は、「割烹」 の和食で、コース全体のバランスが、良く考えられた 美味しい料理でした。
友人は、私達が疲れ過ぎない様にと 気を遣って下さったのでしょう、九時ごろの お別れでした。 (続く)

 33    旅日記 @ (みどり記)
更新日時:
2008/10/22
東京で 開催中の 『フェルメール展』 を見るのをメインにして( いくらかは口実(笑))、三年ぶりに上京してきました。
 
今回は、JR全線を(グリーン車!!で) 自由に乗り降りできる 「フルムーン切符」 をフル活用して、あちらこちらと 途中下車をしながらの旅でした。
まず 初日は、秋晴れに恵まれ、名古屋で 途中下車して、瑞来さんの数少ない学生時代の友人の お宅を、初めて 訪問しました。
友人夫妻と、その お母様、お嬢様と、犬好きの私が、いつも写真でだけ対面している 柴犬とも会えて、楽しい 賑やかな一日を 過ごす事ができました。
夕食には、名古屋名物の うなぎの<ひつまぶし>を、名店で ご馳走になり、「あぁ、やっぱり 出かけてきて良かった♪」 という気持ちで、ホテルで一泊。
 
次の日は、あいにくの雨模様の中、名古屋からは、新幹線で、丁度、一時間の 静岡で途中下車です。
というのは、私が 30年近く愛読している料理本 「四季の味」 で、長年、旬の素材を使った 家庭料理の数々を紹介して下さっている 西堀高市さんという方の お店 『にし堀』 が、静岡市にあるからです。 地図を調べてみると、幸いにも 静岡駅から遠くない所にありました。
 
今までも、「一度は、西堀さんの料理を食べてみたい」 とは思っても、中々、静岡で 途中下車する機会は なかったので、今回、名古屋で途中下車したのが 千載一遇の機会と思って、思い切って、「お昼」 の予約を入れました。
予想通りの 切れ味のある、美味しい料理が出てきて、念願を叶えました。
 
静岡滞在時間 三時間で、東京に着いたのは、二日目の夕方でした。 (続く)

 34    考えている時が、楽しい時〜♪
更新日時:
2008/10/13
十月も半ばになり、いつの間にか 秋も 本番を迎えています。
去年の今頃は、松山の個展をひかえて、季節感を感じる余裕もなく バタバタしていた様に思います。
 
先日のコラムにも書きましたが、今、東京都美術館で、「フェルメール展」(2008.8/2〜12/14) が開催中です。
日頃、フェルメールの 「牛乳を注ぐ女」 や 「真珠の耳飾りの少女」 の大きなポスターを、“困った時の フェルメール頼み” で、大いに 参考・勉強させてもらっている身としては、『お礼参り』(笑) に行かなければ・・・と考えているのですが、インドア派、ゴロネンネ派で 動きたくない瑞来さんを 突き動かして上京するのは、中々、難儀です(苦笑)。
 
上京するのであれば、まだ 行った事のない 2007年にオープンした 「国立新美術館」 へも行ってみたいと思い、調べてみると 「サントリー美術館」 と共催で、「ピカソ展」(10/4〜12/14)を 開催中のようですが、瑞来さんは、「ピカソは、あんまり 気がすすまないね〜」 と冷たい返事です。 でも、私は 「東京へ行くぞ!」 と強い決心です(笑)。
 
というのも、道中は JR の 『フルムーン切符』(新幹線 「のぞみ」 は、乗車できませんが、全国どこでも 何度でも、乗り降り自由) で、名古屋・静岡・京都と、途中下車をしながら、のんびり?! 食い気の旅も 楽しみたいなぁ〜♪と、心づもりしているからです(笑)。
 
ただ、歳を取ると、食べ溜めが 出来なくなって、美味しい物が いくらあっても、あれも、これも、と食べられないのが 残念なところです。

 35    <我が家の 朝ごはん> (みどり記)
更新日時:
2008/10/08
絵描きの家へ嫁いで、一番、何を得したかと言えば、毎日、朝ごはんを ゆっくり 食べられる事です(笑)。
同じ 朝の30分でも、子供を学校に送り出したり、出勤前だと 気持ちが落ち着きませんよね。
 
我が家の、朝食・昼食・夕食のバランスは、4:2:4 くらいで、朝ごはんは、一日の内でも、ワンパターンながら、一番 充実しています。
このワンパターンの お陰で、私の留守中でも、瑞来さんは、冷蔵庫を開いて、日頃と同じ 朝食を摂ることが出来ます。
私が居る時は、食事・おめざ(甘い物)(笑)と お煎茶・りんご・お八つ(駄菓子)の順番に、別々に 出すのですが、瑞来さんが一人の時は、食べ始める前に 一通り全部、食卓へ並べておくのだそうです。 そうすると、「こんなに沢山、食べているのか〜!」 と、驚く程だというので、今回、証拠写真を撮って、並べてみました(笑)。
 
あらためて並べてみると、「朝から、よく食べますね〜!!!」 という感じです。
 
歳を重ねてきて、虚弱体質という程ではなくても、たくましくない?! 私達が、何とか 元気で 毎日を過ごせるのは、この朝ごはんが、『元気の素』 だと思っている 今日この頃です。


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