今回の作品のキャンバスは、初めて、横長の 「10M 」サイズという 変型ということもあって、いつもなら 構図の決定まで モデルを立ち上げてから2〜3日の内に、3〜4度の試行錯誤で
「GO」 になる所が、今回は 年末年始を またいだ時期とも重なって、一応 決めて描き始めてからも、大幅に構図を変えていく 荒業に挑戦?!しました。
一番の大きな試みは、木の板の上に 直接 置いてあったモデルの下に、白い布を敷き込む事でした。
今回の絵を描き始めて 十日も経った頃でしたから、もう画面に モデルの形は取られていたので、布を敷き込む前に、モデルの位置関係を ミリ単位で しっかり計測しておいて・・・・・二人の共同責任で、思い切って動かしました(苦笑)。
それから暫くして、「どうも中央あたりの空間が間延びする」・・・ということで、壁に 額を掛け、モデルの数も増えました。
最初は、「今回は、空間を広く取って、モダーンな構図にしよう」・・・と言っていたのが、段々、いつも通りの雰囲気の構図に近づいてきました(笑)。
やっと、モデルの最終決定をして、描き続けて 二日目の夕方、アトリエから 大きな物音と 瑞来さんの悲鳴がして・・・・・飛んでいくと、ワンチン(絵を描く時、キャンバスに持たせかけて 右腕を支える棒) がモデルの方に倒れて、ブルーのベネチアングラスが 真後ろに倒れていました!!!
それが、『これぞ神様の加護☆』 と思ったのは、倒れたベネチアングラスは、壊れず無傷!
ワンチンが倒れた場所が 運が良くて、他のモデル(特に、中央のモデルの 巻きクッキー)に触れることなく、影響が無かったこと!
「神様に、感謝!感謝!」 の出来事でした。
現在進行形で描いておりますので、「新作できました」 まで、今しばらく、お待ち下さい。 本人は、体力・精神力の 減衰が激しいと、嘆いていますが・・・・・。