COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 七年半になります)
                               

                           


354    <モデルの試行錯誤> (みどり記) 

更新日時: 2011/02/02
今回の作品のキャンバスは、初めて、横長の 「10M 」サイズという 変型ということもあって、いつもなら 構図の決定まで モデルを立ち上げてから2〜3日の内に、3〜4度の試行錯誤で 「GO」 になる所が、今回は 年末年始を またいだ時期とも重なって、一応 決めて描き始めてからも、大幅に構図を変えていく 荒業に挑戦?!しました。

一番の大きな試みは、木の板の上に 直接 置いてあったモデルの下に、白い布を敷き込む事でした。
今回の絵を描き始めて 十日も経った頃でしたから、もう画面に モデルの形は取られていたので、布を敷き込む前に、モデルの位置関係を ミリ単位で しっかり計測しておいて・・・・・二人の共同責任で、思い切って動かしました(苦笑)。

それから暫くして、「どうも中央あたりの空間が間延びする」・・・ということで、壁に 額を掛け、モデルの数も増えました。
最初は、「今回は、空間を広く取って、モダーンな構図にしよう」・・・と言っていたのが、段々、いつも通りの雰囲気の構図に近づいてきました(笑)。

やっと、モデルの最終決定をして、描き続けて 二日目の夕方、アトリエから 大きな物音と 瑞来さんの悲鳴がして・・・・・飛んでいくと、ワンチン(絵を描く時、キャンバスに持たせかけて 右腕を支える棒) がモデルの方に倒れて、ブルーのベネチアングラスが 真後ろに倒れていました!!!

それが、『これぞ神様の加護☆』 と思ったのは、倒れたベネチアングラスは、壊れず無傷!
ワンチンが倒れた場所が 運が良くて、他のモデル(特に、中央のモデルの 巻きクッキー)に触れることなく、影響が無かったこと!
「神様に、感謝!感謝!」 の出来事でした。
現在進行形で描いておりますので、「新作できました」 まで、今しばらく、お待ち下さい。 本人は、体力・精神力の 減衰が激しいと、嘆いていますが・・・・・。

               


353    <坂田さんちの お正月> (みどり記) 
更新日時:
2011/01/05
新年明けまして おめでとうございます。
本年も、HP の応援を よろしく お願い申しあげます。

四国では、風が冷たいながら 青空も広がり、寒いながらも 穏やかな お正月を迎えることができました。

今年の二人の目標・・・瑞来さんは、腰痛を改善しながら 絵を描き続けること、私は例年通りの 「食い気」と「PC」 の他に、「断捨離」 に心掛けて、身の周りを軽くすること(笑)

元日には、12月下旬から取り掛かっていた 次作のモデル設営の最終決定? 本人は、色々迷っていたようですが、今回は、「なまもの」 を少なくして GOサインを出し、いよいよ 描き起こしました。

腰の方は、「三歩進んで 二歩下がる」状態ながら、薄いベールを一枚づつ剥ぐ様に、少しづつは 安定してきているそうです。
焦らずに、ボチボチ、マイペースで 描き続けられる一年である様に 願っています。

       


352    とりあえず、新作10号変型<二種類のブドウ>できました! (みどり記) 
更新日時:
2010/12/12
     
      

今月のコラムでも書きましたが、腰痛と付き合いながら、何とか 「とりあえず」ながら、新作が出来ました。

今回の 「なまもの」のモデルの ブドウや柿・ザクロ・洋梨は、寒い時期でもあり、比較的、日持ちはしてくれたものの やはり、早く描きたいのに、腰痛との兼ね合いで 休み休みの制作だったので、本人は、気持ちばかり焦って、とても まどろっこしかった様子です。 それでも、描き起こしてからは、一日も休まず 亀の歩みながら 一歩一歩 前進あるのみでした(苦笑)。

本人が申しておりますのに、今回の絵を描きながら、また一つ、新しい発見があったそうで、「遠くにあるティーポットの 白の発色を、以前は中々、白く発色出来なかった(グレーっぽくなってしまって)のが、遠くにありながらでも 固有色を発色させるノウハウが 少し解かってきた」 と言っております。

これも、考え 考え 描いていく、腰痛の亀の歩みの お陰かもしれませんね。


351    <腰痛と 絵の制作の 共存?!> (みどり記)
更新日時:
2010/12/01
今回の腰痛は、今までと違って、中々、回復が ままならない様子です。
二週間余り前に、モデルを立ち上げて描き始めていますが、10分描いては 10分横になって休み、また10分描いては 10分休み・・・・・の繰り返しです。 最初は、腰を ひねらない様に気をつけて、身体の横に置いてある パレットと、身体の正面に立っている イーゼル上の画面との間の回転を、穏やかに 身体の向きを変えてやっているのですが・・・モデルの 「なまもの」 も、寒い時期とはいえ、日々、変化していくので、つい夢中になる時があって、腰を回転させてしまう事が多くなって、どうしても 無理をするようです。

先日、瑞来さんが たまたま テレビの腰痛健康相談番組を 視て識ったと、神経科で もらっている安定剤を飲んでみると、腰痛が緩和すると言っています。
以前、推理作家の夏樹静子さんの 腰痛闘病記の 『椅子がこわい』 を読んだ時の事を思い出しました。 彼女は、ありとあらゆる治療の末に、心療内科の先生に出会って、腰痛を克服できたという話です。 極度のストレス・心の不安・不満が、身体症状に表われる事は、その人の 体質・気質によって ままあるのでしょう。

瑞来さんの場合も、一方で 年齢的な体力・持続力の衰えがあり、一方で 絵の制作の方は、経験を積めば積むほど、奥深く広い世界に対処しなければならなくて、制作に要する エネルギーの使用量は 段々 増えてくるので、そのギャップの狭間で もがいている様な 気がしています。

その上、特に 今回使う額 (松山・額師『風雅』さんの) が、非常に 強さのある額の上に 定型外の大きさなので、今まで使ってきた定型の額に比べて、余計に 気を遣っているようです。 途中で 挫折しない様に、今まで培った ノウハウを駆使して、腰痛と付き合いながら、騙し騙し、ゆっくりながら 完成を目指して 進んでいます。

    



  
350    < 水茎の跡も 美しく〜☆ > (みどり記)
更新日時:
2010/11/03



先日、我が家に 一通の封書が届きました。
表書きの達筆な筆文字を見た時に、予感は しましたが、中を開いてみると! 薄い和紙の巻紙に、細やかな筆文字で、びっしりと書かれています。 内容も、私達には嬉しい事柄が たくさん述べられていて 有り難く感じたのでしたが、更に・・・驚いたのは、この長文の お手紙の中に 書き損じの文字が一字も無い事でした。

自分が 手紙を書く時の事を考えると、葉書を一通、書く間にも、行が 斜めになったり、文字が 書き始めは大きく、段々、小さくなったり、最後の方になって 書き損じたりして、バランス良く文章を収めるのは 至難の業ですが、そんな体験から推し量って、この整った お手紙を拝見すると、どんなにか エネルギーと 時間をかけて、細心の注意を払って、書いて下さったか、よく伝わってきます。
私達に、最大の敬意を払って下さった事に、感謝したい気持ちが 自然と湧いてきます。

笑い話で、「瑞来さんが、将来、有名人になったら 『書簡集』 とかに出せるのにね〜」 と言っていますが、大切に保存しておきたいと思っております。

追記・・・こんなに整った手紙を頂いたら、返事を出すのに 躊躇してしまいますが、
     私は勇気を持って(笑) (瑞来さんの新作の絵の葉書で)お返事を出しました。



| Back | Index | Next |


| ホーム | プロフィール | フォトギャラリー | コラム | 掲示板 | リンク集 |


メールはこちらまで。