COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻)
                               

                           

369   <新作に取りかかりました☆> (みどり記) 
更新日時: 2011/09/04
超スローで進んだ 台風12号の影響は、皆様の地方では 如何だったでしょうか?
四国中央市では、3日(土)正午前後に 台風の目が近くを通過したらしく、一時、雨も風も、全く、治まった時間がありました。

六月の 我が家の一大出来事(「ホキ美術館事件」)の後、瑞来さんは 『ホキ美術館の図録』 を眺めては、「自分の絵を、自分が良しとする写実絵画に、一歩でも近づけるためには、もっと、画面のハーモニーを追求しなければね!」・・・・・と、ここ 2ヶ月は、自宅に置いてある 近作五点に、加筆修正を繰り返しておりました。

その繰り返しも、ようやく 得心がいったのでしょうか、九月の声を聞き、次の一歩、新しいモデルを組みました。
今回のモデルのメインは、四日前に近くのスーパーで買った “小さな葉っぱが付いたプラム” で、この葉っぱが へばらない間に、メインのプラムは、キャンバスに うつし取らなければなりません。

台風襲来の最中も、薄暗いアトリエの中で、必死に モデルの衰弱と競争しながら描いておりました。
最初、モデルを組んだ時には、プラムの一個一個の表情(色や艶)が 豊かで変化があったのに、刻一刻と、表情が乏しくなっていきます。
描き始めて三日目の 今日になると、モデルのプラムの表情が、一段と 画一的になってきました。 瑞来さんは、「今日が “なまもの” の正念場だね」 と、朝から 仕方なく(苦笑) 気合いを入れて描き続けて、午後三時頃には、中心の三個のプラムを、一応、完成させました。

八月一日に、また ちょこっと引っかかった 肝心要の 腰痛の方は、何とか持ってくれております。 神様に、感謝!感謝!




368   総務省統計局 HP への問い合わせ (みどり記) 
更新日時:
2011/08/01

七月下旬に、突然、こんな葉書が 届きました。



それで、早速、総務省統計局のHPを覗いてみると、調査期間が半年間とか、一年間とか長く、その上、日々の細かい金銭の記帳を続けなければいけない 時間と労力・気力のいる調査の様なので、下記の様な「問い合わせメール」を統計局のHP に送りました。


前略、本日、“「家計消費状況調査」についてのお願い”
の葉書が届きました。

統計局HP を覗いて、「まず、第1の段階では、全国の市町村をいろいろな特性によりグループ(層)に分け、それぞれのグループから一つずつ合計168市町村を選びます。次に第2の段階では、各市町村から調査地区を無作為に選びます。第3の段階では、調査地区内のすべての世帯から乱数表を用いて調査世帯を無作為に選びます。」・・・・・とありましたが、何だか釈然といたしません。

とても、無作為とは思えません。 と申しますのは、平成 17年にも、厚生労働省の 『中高年者縦断調査』 の調査依頼の葉書が届き、その時には、最初、継続五年間でという事で、「中高年者の生活に関する継続調査」 に年に一度、調査票記入に協力しておりました。

・・・が、途中(平成 19年)で、「この調査を始めた平成 17年10月末に 50歳代だった方々が、高齢者となっていくまでの状況、また、高齢者となってからの状況をみていくことによって、この調査の目的が達せられます。 そのため、15〜20年間は続けていきたいと考えております」 と、勝手に路線変更をして、調査の延期を押しつけられております!!!

その時にも、「平成 17年10月に 50歳代の方から、無作為に選んで」 とありました。

全国民の中から、『無作為に選んで』 が、二つも重なる偶然は、常識的には ないのではないでしょうか???

特に、今は、調査票を 実際に記入する役目の私は、月に一度は、離れた実家(広島)へ 現住所(愛媛県)から 97歳の父と、85歳の母の介護に通っており、日常が とても切羽詰まって来ており、統計局のHPで拝見する、長期に亘る 日々の細かい記帳の調査協力は、私には、負担が大きく、現実的には無理だと思います。

ぜひ、ご遠慮致したいのですが、ご配慮、よろしくお願い申し上げます!!!



葉書が届いて、悩んだ末に、統計局のHP へ 上記の様な問い合わせメールを送った所、半日で、回答がありました。

「・・・前略・・・再度、政府の調査対象となられ、ご負担を おかけすることになった事につきましては、大変 心苦しく考えております。
ただ、家計消費状況調査につきましては、間違いなく 全国から無作為に調査の対象を抽出しております。
また、総務省統計局では、まぎらわしくて大変恐縮なのですが、「家計調査」 と 「家計消費状況調査」 という 名前が似た調査を行っておりまして、坂田様が総務省統計局のHP でご覧になったのは、おそらく 「家計調査」 の説明を行っているページではないかと存じます。
・・・中略・・・・・坂田様を調査の対象としないよう お手続きいたします。・・・後略・・・」

の返答があり、ホッと胸をなで下ろしました。

ほんとに、一寸先は 何が起こるやら〜!・・・・・宝くじが、これくらいの確率で当たってくれると嬉しいですが・・・・・・・(苦笑)



367   <新作 4F 「サクランボ」 できました> (みどり記) 
更新日時: 2011/07/19
モデルを組んで、「新作できました」 まで 二週間というのは、瑞来さんが油彩画を描き始めて、最短記録ではないかと思います!(笑)

前回のコラムに、詳しく、モデルの立ち上げから プロセスを書きましたが、今回の作品は、特に “生もののモデル達” の健気な協力?!もあって、無事に 新作が出来ました。 有り難いことです。

(今回の作品の撮影は、先週の 天気の良い陽射しのある日に 撮っていたのですが、私が雑用に追われ、暑さダレしたこともあって、HPアップが 遅くなってしましました(苦笑)
今日は、台風 6号接近で、気温も低く、体力・気力に 余力ができたので、この機を逃さず、アップしておこうと思います(笑))




366    新作が できるまで @ (みどり記)
更新日時:
2011/07/06
先日、この HPの読者の方から、「作品が出来上がるプロセスを見てみたい」 と、リクエストがありました(笑)。

それで、今回は 新作のモデルを立ち上げる所から、プロセスを 記録していますが、今回のモデルは 「生もの」 ばかりで、通常の作品 (画面の一部が「生もの」) の様に、初めは、ほどほどに描きながら、モデルと 折り合いをつけていくやり方では 間に合わないので、この作品は、最初から、超特急、全力疾走で 描かないといけないので、瑞来さんにとっては、甚だ イレギュラーな描き方ではありますが・・・。



私が予約していた 山形のサクランボが 6月28日(火)に届きました。
丁度、前作を 一応、描き上げた後だったので、日頃、「生もの沢山」 を嫌がるのを知っていますが、恐る恐る 「サクランボを描いて欲しい」 と、打診した所、言下に却下されました。 「サクランボは、あまり描きたくない」 という返事です。
産地直送の新鮮なサクランボだったので、二度・三度と 食い下がると(苦笑)、仕方なく、とうとう モデルを立ち上げてくれる事になりました。

初め、私は、「シャルダン風に、我が家の ブルーのガラス器に、サクランボを 山盛りしてみたい」・・・と、実際にやってみると、ガラス器の透明度が足りなくて、「描写が 難し過ぎる」 と、却下されます。 それから、色々、手元にある ガラス器に入れてみて、一応、モデルの原形ができた所で、瑞来さんが、「色が単調なので、レモンは ない?」 と言います。
丁度、冷蔵庫には レモンがなかったので、私の独断で、庭に走って、ブドウと ブドウの葉っぱを 取ってきました。
「生もの」 は、サクランボだけでも大変なのに、もっと 「レアな生もの」 の葉っぱが増えて、一瞬、難色を示しましたが・・・・・他に 組み合わせる適当なモデルもなく、「サクランボ」 と 「ブドウの葉っぱ」 で、ゴーサインという事になりました。




「超レアな 生もの」 の葉っぱは、モデルを組んで 30分もすると、段々、萎れて・・・モデルに添って描いていると、一日目の描き終わりは、こんなになっていました。
(そこで思いついて、初日の夕方、氷水を足してみると、夜になると、何と! 葉っぱの背筋が伸びています!!!)
二日目には、急きょ、葉っぱを 修正。
(それから毎日、朝晩、氷水を足して、葉っぱに “カツ!” を入れるのが、私の仕事になりました(笑))




一日目・二日目・三日目は、瑞来さんは、フル稼働で 描いていきます。
六日目・・・・・「やっと、葉っぱと サクランボと、全体の目安が立った」 と瑞来さんが言った途端、それまで 健気に背筋を伸ばしてくれていた葉っぱが、いくら 氷水を足しても 萎れてしまいました。
これは、以前から 感じているのですが、植物には、人のテレパシーを感じる能力が あるのでは?と、不思議を感じているところです。

もう、ここまで画面ができてくれば、後は、瑞来理論に従って、画面を コツコツと整えていけば・・・・・・・・作品が 出来上がってくる事でしょう。


365    < 新作 10F 「金柑の甘露煮」 できました☆> (みどり記)
更新日時:
2011/06/25




四国では、もう 梅雨明けしたのか?!・・・・・と思わせるような、夏空が 三日も続いております。

「お天気の良い間に、絵の写真を 撮らなくっちゃ〜!」 という事で、撮りました。
前作を、3月いっぱい加筆して、4月初めに 今回のモデルを立ち上げてから 二ヶ月半・・・やっと、新作が出来ました。

今回の絵は、私の印象では、今までの作品の中で 一番、フェルメールの色合いと 空間性のイメージを思い起こさせる表現になっていると 感じるのですが、皆様は 如何でしょうか?

私達の下手な写真では、本物の絵の 1/10 も、1/100 も、情報を伝える事が できないのが残念ですが、来月(7/10(日)〜8/7(日)) 川之江の 「紙のまち資料館」 で開催される 『郷土の作家展』 に出品予定ですので、お近くの方は、是非 足を運んで、本物の絵を 見て頂ければと思います。

去年 6月半ばに発症した瑞来さんの腰痛も、お陰様で 段々良くなり、今では、一時間以上も 持続して描けるようになってきました。


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