COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻)
                               

                           

374    <11月の催し @> お知らせ (みどり記)
更新日時: 2011/10/20
9月末から始めていた キャンバス作りも、飛び飛びの作業ながら、今朝、やっと 五度目の膠塗りを終え、これで 乾くのを待てば出来上がりで、ホッと 一息です。

来月11月には、下記の様に、再び、松山のフランス料理店 「エルミタージュ道後」 に、一か月間、絵を掛けて頂くことになりました。
出品予定の作品は、新作の 4F 「サクランボ」、6F 「プラム」、10F 「金柑の甘露煮」 の三点と、4月にも展示し、その後、加筆修正した 10号変型 「2種類のブドウ」 の計四点です。



今月初め、京都で 『フェルメールからのラブレター展』 を見て、帰って来てからの 瑞来さんの加筆修正のエネルギーは、傍目にも、今までと ちょっと違うという感じで、頑張っていました。
同じフェルメールの絵を見ても、私は、「きれいだねぇ〜!」 だけですが、瑞来さんは、フェルメールの絵からのメッセージが 沢山あった様で・・・・・10月中は、自宅に置いてある絵を、グルグルと 加筆修正に明け暮れていました。
瑞来さんの自己評価では、「いずれの絵も 一歩だけは前進した☆」 と言っています。

「京都は、出かける前は億劫だったけど、行ってみて良かったよ!」 と、喜んでいます。


373    「キャンバス作り、始めました そのB」 (みどり記) 
更新日時:
2011/10/10
気持ちの良い 秋晴れの日が 続いています。

九月末に始めた キャンバス作りも、私の実家の手伝い、京都へ展覧会を (主な目的は、『フェルメールからのラブレター展』 だったのですが、運良く、同じ美術館の右左で、『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展』 マネ・モネ・ルノアール・セザンヌ・ゴッホ 等々、有名どころの作品が ズラリと83点も 開催中で、同時に見る事ができました) 見に行ったりで、中断しておりましたが、やっと 続きの作業を再開です。

三度目の膠塗りには、2種類の白い顔料を混ぜますが、一方の顔料の残量が 心細くなっていました。
とてもマイナーな画材なので、地元の画材屋さんには当然、岡山の画材屋さんにも置いてありません。 普段は、地元の画材屋さんで、カタログ注文するのですが、念のため PC で検索してみると、Amazon. で取り扱っていました! すぐに注文、四日目には届きました! 便利で、有り難いですね〜!

今日の作業は、2種類の白い顔料を混ぜた膠を煮溶かし、熱くして、前回、膠で貼りつけた麻紙の上に 塗っていきます。

これで乾かして、表面に 軽く紙やすりをかけ・・・・・後 1〜2度、白い顔料を混ぜた膠を塗る作業を 繰り返せば、キャンバス作りも 完了です。




372    「キャンバス作り、始めました そのA」 (みどり記) 
更新日時: 2011/09/27
今日の 第二工程の 麻紙貼り作業は、キャンバス作りの中で、一番、緊張する作業です。

@ の作業の後、乾かしたキャンバスに、軽く 紙やすりをかけ、表面をなめらかにします。
麻紙は、キャンバスの面の大きさより、ひと回り 小さく切っておきます。 (これは、麻紙とキャンバスが、はがれ難くするためには、大切な ノウハウらしいです)

前回と同様、ふやかした膠を 湯せんで煮溶かし (量は、倍量を準備します) キャンバスの表面と、麻紙の裏に、同時に (なので、この作業の時には、どうしても 二人の手が必要です) 熱い膠を塗り、手早く、なるべく空気が入らない様に 貼りつけます。
この時、どうしても、キャンバスと麻紙の間に 空気が残るので、中心から外に向かって、繊細 かつ大胆に 空気を押し出します。 (これは、私の役目です。 瑞来さんは、怖がりなので、うまくいきません(笑))
空気を、ゆっくり押し出していると、麻紙の繊維が よれてきてしまいます。 よれそうになったら、作業は終了です。 少し位、残った空気は、膠が 乾く時に、気にならなくなるので 大丈夫です。




371    「キャンバス作り、始めました その@」 (みどり記)
更新日時:
2011/09/25
瑞来さんの作品には欠かせない、自家製キャンバス作りを 始めました。
木枠に、キャンバス地を 表裏逆に、画材屋さんに張ってもらい、そこに 膠で 麻紙を貼り付け、白い塗料入りの膠を 塗り重ねて作ります。

この “膠を塗っては乾かし” ・・・の作業が、小一週間かかります。 この時ばかりは、私も手伝って、二人がかりで作業を進めますが、歳を重ねるごとに 億劫になり(苦笑)、この作業に限っては、一人では 気持ちがへばって、途中放棄になると思うので、二人とも 気合いを入れてやっています(笑)。

その工程は、以前にも報告したと思いますが、まず、膠を12時間以上ふやかして、湯せんにかけ、膠が溶け 熱くなったら、キャンバスに 手早く 塗っていきます。
キャンバス一枚を 塗る度に、膠を 火にかけ直し、湯せんで熱くして、常に、膠が 熱い状態で 塗っていきます。

これで、第一段階終了、一晩以上 乾かして、次の膠で 麻紙を貼る作業に進みますが、この麻紙貼りの作業が、全工程の中で、最大の難所です。(明後日の予定です)




余談・・・膠塗り作業は、台所の食卓が 作業台に変身します。 最近の膠は、昔ほどではありませんが、やっぱり暫くは、家中に 膠のにおいが 漂ってしまいます(苦笑)。


370    < とりあえず、新作 「6F プラム」 できました☆> (みどり記)
更新日時:
2011/09/22
9月1日に、モデルを立ち上げて 三週間、今回は 「とりあえず」 にしろ、早くも サインが入りました。
最初の 一週間は、「なまもの」 と競争で描き、次に 全体を描き、次に 画面全体のハーモニーが出る様に、色合いの濃さ、輪郭線の強弱、etc. etc. と描き込んでいきます。

三週間の間は、キャンバスに向かっていない時も、頭の中では 「どうしたら 画面のハーモニーが???」 となっていたらしく、一応、描き上げた今は、“燃え尽き症候群” 状態です(苦笑)。
描いている途中は、必死で、周囲を見回す気も 無いけれど、一段落して 周囲を見渡すと、口をきく相手は 私しかいない事に気がつき、孤独を ひしひしと 感じているらしいです(笑)。

台風15号のせいで、陽射しのない日々が続き、ようやく今日 お昼前に青空が見え始めたので、絵の写真を撮りました。

PC に取り込み、プリントアウトしてみると・・・・・暗い部分の発色が、調子外れです。 PC の画面で見ると、黒は、ちゃんと発色しているのに・・・プリンターの設定を 色々と変えてみたり、インクを入れ換えてみても、結果は同じです。
どうやら、故障みたいです。 この手の機械は、修理よりも 新品の方が安い というのが常識の様なので、急きょ、午後からプリンターを買いに行き、電気屋さんを せっついて、もう夕方には、新しいプリンターを設置してもらいました(笑)。

プリンターは、新しくなる度に、発色は、「良く言えば 鮮やか、悪く言えば チャラチャラした蛍光色っぽい色」 になっていますが、これも、時代の流れなのでしょう。
しっとりとした色合いのプリンターが 懐かしいです。





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