COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻)


419    <新作 『6F H家の柿とブドウ』 できました☆> (みどり記)    
更新日時:
2013/11/28
九月から取り掛かっていた 『F氏の肖像画』 を、一応 描き終え、「次回作は、何を描こうかな?」 「作り置きのキャンバスも 少なくなって、6F・4F・3F しかないなぁ〜」・・・・・と言いながら、瑞来さんが 次回作のモデル探しをしている時、ちょうど、私の友人から届いた小包の中に、友人宅の畑で採れた 「色っぽいブドウ」 が入っているのを見て、「よし、今回は、これをメインで行こう」・・・・・・・という事に決定!

自家菜園の無農薬のブドウは、店頭で見かける びっしり粒揃いのブドウと違い、色の変化も 大きさも不揃いで、変化が大きいのが魅力です。
何とも 色っぽい表情豊かなブドウですが、刻一刻と変化する “ナマモノ” なので、描く方は大変です。
それでも、頑張ってモデルを立ち上げ、いつもながら “ナマモノ” 相手の 最初の一週間は必死です(笑)。

写真左上が、モデルの記録写真です。 右は、モデルを立ち上げた 次の日、キャンバスに構図を決めます。
キャンバスに、色を置き始めた頃から、すぐに額縁を用意して、一日の内 何度も 入れたり出したりしながら 描いていきます。 左下は、描き始めて 5〜6日目の頃でしょうか。




一応、画面が出来上がってから、原則 画面の真ん中は触らず、周囲を 細かくチェックしていく 脳細胞フル回転の しんどい日々が続きます。
すると、突然に?! 画面のハーモニーが調和した時に、画面の色合いが 濃密に感じる瞬間が やって来ます!
毎回、側で見ていて、人間の目(見え方)の不思議を感じます。






418    <“シルバーホワイト” を求めて!> (みどり記)   
更新日時:
2013/11/15
瑞来さんは、油彩画を書き始めた時から、油絵具はタ―レンス社の 「レンブラント絵具」 を使っています。
それが、製造元のオランダで、鉛を原料に使う “シルバーホワイト” (タ―レンス社では、フレークホワイトと呼ぶ) は溶解性鉛化合物である 鉛白を使用しているので、それが体内に入り、一定量を越すと人体に悪影響を及ぼすという理由で、数年前に、製造中止になってしまいました! 
しばらくは、日本輸入元の岡山の画材屋さんの在庫を頼りにしていましたが、その在庫も底をつき、ついに先日、松山の展覧会に出品した 25号変型の作品で、使い切ってしまいました。

フレークホワイ製造中止のニュースを知ってから、色々と、他の “シルバーホワイト” の情報を収集していると・・・日本では、2007年に、「油一/YUICHI」 ブランドが、新しく立ち上げられていました。
これは、ホルベイン社と 東京藝術大学絵画科油画技法材料研究室が、産学共同調査研究ということで 「理想的な油絵具の研究」 の結果、ホルベイン社から発表された油絵具で、東京藝術大学ブランドの油絵具です。
発売当初は、単品販売はなく 30色13万円位で売り出され、後に単品販売が始まっても、シルバーホワイト (油一ブランドでは、レドホワイト(リンシード)と呼ぶ) 23ml 4300円余りでした。

瑞来さんは、去年あたりに、レンブラント絵具の フレークホワイトが底をついた時のための予備の絵の具として ホルベイン社の ヴェルネシリーズのシルバーホワイトを購入して、待機させていました。

今年の夏、F氏に頼まれた肖像画を描く時から、バックを描く時には この ヴェルネのシルバーホワイトを使っていましたが、瑞来さんは、使えば使うほど、不満がつのり (筆触り・艶・乾きの時間・発色etc.etc.) 「“ヴェルネ” ではどうにもならないよ」 と、立ち止まってしまいました。

そこで、「油一/YUICHI」ブランドを思い出し、インターネットで検索してみると・・・・・
何と 何と!
「最高級油絵具 【油一】 がリニューアル! 新仕様品は 定価が旧仕様の 約1/3?!」
これまでは 製品仕様の関係上、通常の生産ラインではなく、熟練工による手作業での充填等により、生産コストにかかる費用が 著しいものがありました。
しかし、仕様変更により 機械充填が可能となり、2013年10月 大幅な コストダウンが実現しました。

と出てきました。

何だか 運命的なものを感じて、すぐに インターネットで申し込みをしていたら、新しく開発された 「油一/YUICHI」 レドホワイト(リンシード) 20ml 1200円が、今朝、届きました。
早速、瑞来さんは使い始めていますが、使い勝手は どうでしょうか???



午前中使ってみた、最初の感想は、「タ―レンスに比べると 少し筆応えが落ちるけど、これなら実用上、問題が少ないだろう」 という発言でした。
どうにか合格で、めでたしめでたし でした。



417    <「愛媛ゆかりの画家たち展」 終了しました☆> (みどり記) 
更新日時:
2013/11/05
9月28日〜11月4日まで開催された 『セキ美術館』 での展覧会が、無事に 終了致しました。

私達は、会期中に 二度(初日・11月1日)出向きましたが、友人、知人、一般の方々と 多くの方に、足を運んで頂きました。
ありがとうございました。

展覧会の案内状を お送りした会期前から、会期中の間は、電話やメール、封書や葉書で、お誉めの言葉を頂いたり、励ましの言葉を頂いたり、嬉しい 有り難い 日々でした。



瑞来さんは、今回の展覧会の絵の搬入を、8月5日にした後は、以前より 頼まれていた肖像画を仕上げ、今も頑張って、次の作品に 取り掛かっております。



416    <松山 セキ美術館「愛媛ゆかりの画家達展」始まりました☆> (みどり記)
更新日時:
2013/09/28
8月5日に絵の搬入をしてから、9月28日まで、随分待たされた展覧会が ようやく始まりました。 早速、初日に行ってまいりました。
道後温泉本館や、市内電車の道後温泉駅からも、歩いて五分もかからない 閑静な住宅地の中にあります。
(館内は、撮影不可になっていましたが、出品者の特権?で 主催者の方に 撮影許可を頂いたので、館内の様子を撮らせて頂きました)

入口を入ると、ホールになっていて、そこに瑞来さんの 一枚目の絵 (25号変型 「パンとサクランボ」 ) が飾られていました。 瑞来さんの絵は、強い光が当たると、透明に塗り重ねられた絵の具の発色が輝くのですが、天井が高くて、照明の光が遠いので、第一印象は、「暗いね」 なのが ちょっと残念で・・・「もっと、光を!!!」・・・と言いたかったです(笑)。
二階にあがると、二枚目・三枚目( 3F 「双眼鏡」・ 8F「パンとブドウ」 ) が掛かっていました。
主催者の方も、それぞれの出品者が 傷つかない様にと、色々と考慮されているように感じました。



(展覧会カタログより 抜粋・・・印刷の都合か? 25号変型の絵の両端が削られていて、印象が 少し違って見えます)







415    <松山 セキ美術館企画展のポスターとチラシ☆> (みどり記)
更新日時:
2013/09/01
9月28日(土)〜11月4日(月・祝)まで開催される “愛媛ゆかりの画家たち展” のポスターとチラシが刷り上って、昨日、届きました。
出品者16名の作品(一人3点 出品)を、一点づつデザインされたポスターです。



印刷は、さすがに 美術館のオーナーさんが 印刷会社だけあって、立派に出来上がっています。
会期は、五週間余りと長いですので、機会がありましたら、ぜひ、覗いてみて下さい。



(チラシの 表と裏 です)





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