前作の絵の撮影の時、初めて 新しいカメラ Nikon Df で、説明書片手に 色々 撮り比べてみましたが、使い勝手が身に付かない内に、二ヶ月近くも
このカメラでの撮影は 休んで、もっぱら日頃は Lumix G1 のインテリジェントオートの “おまかせ撮影” ばかりで、気楽に撮っていました。
最近、「Nikon Df にも “おまかせ撮影” のボタンがあるのでは?」・・・・・という情報をもらったので、説明書を 再度 念入りに読んでみると、Lumix
のインテリジェントオートに 一番近いのが、“プログラムオート” (被写体の明るさに応じて露出が適正になる様に、カメラがシャッタースピードと絞り値を自動的に決定する)
らしいと判断して、今回は、まず “プログラムオート” で撮ってみました。
すると、絵の画面の中の 手前の 『布』 の部分だけが発色し、人形部分の色彩は 露出オーバーで 白けてしまいました。(右下)
次に、“絞り優先オート” で撮ってみても、人形部分が 白けて写ってしまいます。(中下)
今回の絵は、特に 画面の中で 色彩のダイナミックが大きいからか? カメラ自体が、どこに照準を合わせて良いのか、迷っている様に感じました。
仕方ないので、“マニュアル設定” にして、人形の部分の 色彩が出るようにと 絞り値とシャッタースピードを、色々 組み合わせて撮ってみました。
カメラのモニター画面だけでは、どんなに撮れているか、はっきり判り難いので、撮影の都度、A4 で プリントアウトしながら テストしていますが、まだ、中々
うまくいきません。 適切な組み合わせを探すのは、至難の技のようです。
話変わって、この人形のポーズの 両手が 体の前側に突き出てくる感じは、フェルメールの 『牛乳を注ぐ女』 の両手の描写が、大変 参考になったそうです。