COLUMN
いつも ありがとうございます


制作者・・・・坂田みどり(妻 パソコン歴 六年半になります)


 41    <犯人は、クマゼミ だった〜!> (みどり記)
更新日時:
2008/08/27
昆虫の ニガテな人には ゴメンナサイですが、くしくも コラムの話題が 昆虫シリーズで 三週 続くことになりました。
 
今夏の暑さが 7月初めから 特別だったように、我が家の近くでは、蝉も 大量発生の年でした。
7月初めには、6 時の時報と共に 大合唱が始まり、暑さが増すにつれて 大合唱 開始時間も早くなり、5 時20分の頃も ありましたが、お盆を過ぎたかというように、突然、静かな朝が やってくると、「夏も 終わりだなぁ〜」 と、季節の移ろいを 感じています。 しかし、その蝉が 問題なのでした。
 
先日、私方の PCが、突然、インターネット接続が 不能になり、NTT に修理を お願いすると、原因は、なんと 『クマゼミ』 だったのです!
クマゼミは、何故か?! 光ファイバーの引込み線を 産卵場所の 枯れ枝と錯覚して、卵を産みつけようとして 硬い産卵管を 光ファイバーの線に 何度も刺して、断線させてしまうのだそうで、NTT 西日本では、年間 約1000件もの 被害があるそうです。
 
その 1/1000 の確率に 出合わなくても良いと思うのですが(苦笑)、我が家の 光ファイバーの引込み線は、写真を見て頂いても 判るように、幹線から 我が家までの間に、蝉が好きな お隣の 欅の木が、年々 大きくなり、送電線、光ファイバー線を 包み込む様に 枝が繁っているので、「起こるべくして、起こった!」・・・・・とも言えそうですが〜〜〜。

 42    <今年の “手乗り 喋々” Part. U> (みどり記)
更新日時:
2008/08/20
先週のコラムを書いた後も、今年の 二代目と 三代目の ツマグロヒョウモン(両方とも ♂)が、母屋の庭で、つばぜりあいをしながら 飛び回っているのを、何度か見かけていました。 その内に、小ぶりな方の蝶が、羽根の先が 傷ついたようでした。
 
8月15日の午前中、たまたま、沈丁花の木で、羽根をケガしなかった方の ツマグロヒョウモンの ♂ が、♀ に言い寄っている姿を 目撃したので、あわてて カメラを取ってきて、観察を始めました。
交尾の始まる瞬間を 目撃できたのは 初めてで、シャッターを バシャバシャ!
私が、いくら近くへ寄って カメラを向けて シャッターを押しても、恋の成就に 一生懸命な ツマグロヒョウモンの ♂ と ♀ は、私の事など眼中になく?! 全く無視です(苦笑)。
 
ふと気配を感じて 後を振り返ると、いつもの鋳物の椅子の背に、羽根が傷ついた ツマグロヒョウモン(♂)が 停まっています。 私が、椅子の背に そっと手を伸ばすと、手の方へ移ってきて、まさに 失恋の痛手に耐えかねて、ションボリ〜〜〜といった風情で、手の上から 動こうとしません。
 
この 傷ついた蝶には 申し訳なかったのですが、沈丁花の木の前で、現場に立ち会った 証拠写真も 撮りました(苦笑)。
(ちょっと判り難いですが、四枚目の写真の 奥の沈丁花の中に 喋々達がいます(笑))
 
どこへ 卵を産み付けるのか?! 判りませんが、来年も、パンジーと スミレを植えると、『 うちんちの喋々』 が誕生してくれるでしょうか?!

 43    <今年も “手乗り 喋々” 出現?!> (みどり記)
更新日時:
2008/08/13
幼虫が パンジーの葉っぱが大好物の 喋々 ツマグロヒョウモンが、一昨年・昨年に続いて、今年も 我が家の庭で 生まれて、7月初めから 母屋の庭を “自分ち” という感じで 飛び回っています。
 
去年 8月のコラム( 現在No.50 )にも書きましたが、去年初めて、この蝶が 手に停まった時には、本当に びっくりしました。 試しに、今年も、庭に立って 手を伸ばしてみると、暫くは、私の周囲を 様子を見ながら 飛んでいましたが、その内に、ス〜〜ッと寄ってきて 停まりました!
 
先月半ば、ご近所の方に その話をしながら、私が手を伸ばすと、たまたま、その時も、指の先に ツマグロヒョウモンが停まりました。 それを見た方が、「ありゃ〜、私ぁ〜、70年以上 生きてきて、初めて 見ました!」 と、驚いていらっしゃいました(笑)。
 
その時の 蝶(今年の一代目)は、その後、他の蝶との テリトリー争いで 羽根を痛めて、二週間くらい前から 姿を見なくなり、今は、二代目と 三代目の喋々が、テリトリー争いをしながら、元気良く 庭を飛び回り、古い鋳物の椅子の背に 陣取っています。
 
今回のコラムに、『百聞は一見にしかず』 で、写真が撮れると良いのになぁ〜 と思って、カメラを準備して 庭に立っていると、ツマグロヒョウモンは、最初は、カメラを用心して 遠巻きに飛んでいましたが、その内、うまい具合に 指先に停まってくれたのです。 テレパシーを感じてくれたのでしょうか? 「やったぁ〜♪」 と、急いで シャッターを 何度か押しました。
PCに取り込んでみると、さすがに ピンボケばかりでしたが、様子は 判って頂けると思います。
 
私が知る限りでは、三匹の 別々の個体の ツマグロヒョウモンが、同じ様に 手に停まるのは不思議で、瑞来さんに その話をすると、「我が家で生まれる ツマグロヒョウモンは、代々、“これが、ご主人様ですよ.” という DNAを持って、生まれてくるのかも〜」 と、大真面目に 言ってます(笑)。
 
私は、学生の頃、読んで感動した 動物行動学の名著 『ソロモンの指環』(コンラート・ロレンツ著) の中にあった ハイイロガンの話 <生まれて一番最初に目にした動くものを 親と認識する> を思い出していますが・・・・・(笑)。

 44    『フェルメール展』 開催 (2008年 8/2(土)〜12/14(日) (みどり記)
更新日時:
2008/08/06
東京・上野の 東京都美術館で、『フェルメール展(光の天才画家と デルフトの巨匠たち)』 が、8月2日(土)に始まりました。
 
一年位前に、この展覧会の開催が決まって 話題になっていました。 フェルメール(1632-1675)の 43年の生涯で残した作品 30数点の内の 7点もの作品(日本初公開 5点も含む)が、一挙に 展示されるというのです。
その中でも、日本初公開で、日本で見る機会があるとは思えなかった≪絵画芸術≫(ウィーン美術史美術館蔵)(添付写真参照) の本物に出合えるのは、楽しみにしていました。
 
話は変わりますが、我が家では、近所の朝日新聞販売所の人に、「夏の高校野球の間だけでも!」 と無理に頼まれて、8月の一ヶ月間だけ 「朝日新聞」 を取る約束をしていました。
その後で気が付いたのですが、『フェルメール展』 の主催は、“東京都美術館” “TBS” “朝日新聞社” だったので、「ラッキ〜♪ 情けは人の為ならず♪ 8月2日(土)オープニングの 『フェルメール展』 のニュースを 詳しく読む事ができる」 と、楽しみに 8月3日(日)の 朝日新聞を開いたのに、一面は 「高校野球開幕」 の これは当然の記事としても、隅から隅まで探しても、一行も 『フェルメール展開催』 の記事が載っていません!
 
不思議に思って、インターネットで検索してみると、開催直前(7/24)になって、フェルメールの出品予定作品 7点の内の、目玉の作品≪絵画芸術≫が 出品中止になった お知らせと、追加出品作品≪手紙を書く婦人と召使い≫(アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵)の お知らせが出ていました。
 
きっと、色んな事情があって そうなったのでしょうが、それにしても、主催者のひとつである “朝日新聞” に、8月3日(日)・4日(月)・5日(火)と 『フェルメール展』 の記事が 一行も見当たらないのは、どうした事でしょう?!
 
瑞来さんは、「≪手紙を書く婦人と召使い≫も 立派な作品だと思うけどなぁ」 と言って、やっぱり不思議がっていました。
 
 
追記・・・この原稿を書いていたら、宅配便で 松山の知人から、今回の 『フェルメール展』 の図録が届いて ビックリ〜!!!(ちょうど 東京出張があり、早やから 初日に 『フェルメール展』 を見てこられたそうです!)


 45    世紀の 大発見!!? (瑞来記)
更新日時:
2008/07/30

今年の 1月1日のコラムで書いたのですが、フェルメールの<牛乳を注ぐ女>の 机について、あの机は 変則の五角形ではないのかという意見を 述べたのでしたが、すっきりとはしない気持ちではいました。
 
フェルメールほどの人ですから、嘘を描くとは どうしても思えませんでしたが、一方、フェルメールといえども 気が付いた時には 今更 改定するには 描き進み過ぎていて、そのまま描かざるを得なくなって、少し 不自然な図形のまま 押し切ってしまったとも 考えられなくはなかったからです。
 
ところが、先日(7月24日) “光飛び” の ほとんど 納まりかけている CDを 気持ちよく聴きながら(久し振りの高倉健の 「唐獅子牡丹」 でしたが) 何気なく フェルメールの画集をめくっていましたら、ウン!!という図柄が 目をよぎりました。
それは、<紳士とワインを飲む女>と題された作品でしたが、なんと 窓の下の壁に沿って 細長い六角形とおぼしき机が 描かれているではありませんか。 私には、すぐに!! それが あれであると悟りました。 早速、家内を呼んで確認です。 私の最初の印象では、<紳士とワインを飲む女>で描かれた机は、五角形に 見えたのでしたが、家内は 六角形に見える というので、二人で 虫眼鏡で確認したところ、どうも 六角形らしい という事で落ち着きました。 しかし、家内も この机が<牛乳を注ぐ女>の あの不自然な形の机に違いないという 私の意見には、無条件に肯いたのです。
窓の高さから計測される 机の高さの 低さ加減も 似かよっています。
 
細長い天板の両端が、三角形に切られている机が、手前側は 壁に接しているけれども、奥側の方で 壁から離されて置かれていると想像すると<牛乳を注ぐ女>の 少し 不自然な机の形も、不合理な形ではなくなります。
特に、手前側の 壁に接した部分の 薄暗いかなり謎めいた 机の輪郭は、三角形を描いている様に 見えるではありませんか!
 
やっぱり、フェルメール家には、変形の五角形ではありませんでしたが、細長い六角形の 天板の 机があったのです。 フェルメールほどの人が、嘘を描くはずがない という私の直観を、もう少し、信じなければいけませんでした。
念のためと思って、つい先日、知人が 送ってくれた<牛乳を注ぐ女>の 展覧会のカタログを めくってみましたが、私の この説は 明記されていません! ほんとに 美術史上の 大発見?!


| Back | Index | Next |


| ホーム | プロフィール | フォトギャラリー | コラム | 掲示板 | リンク集 |


メールはこちらまで。