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山上 晃司

   

 自称ミュージシャン。作曲家、アレンジャー、ピアノ・キーボード奏者。

 いつ音楽を始めたかはよく覚えていない。4歳の頃にピアノを習い始めて、中学生ぐらいまで習っていた。
 ピアノはあんまり好きではなかった(今でもです(^^;))が、幼い頃に暇つぶしに作曲をしていて先生に見てもらっていたのを覚えている。
 その頃作った曲の譜面はいまだにうちにある。どうしてこんなキレイな曲ができるのか、今の自分は逆立ちしてもできないような曲がいっぱい。才能は10歳以前に使い果たしてしまったのだと心底思う。みんな16小節とかせいぜい40小節ぐらいの表題作品。
 作品はある時を境に(小学校1年ぐらい?)ぱったり途絶えている。
 そのころから歌謡曲の魅力にはまっていたのか。

 小学校4年ごろから、たまたま聴いていたラジオをきっかけに洋楽を聴くようになった。ロックを愛する小学生だった。
 小学校6年〜中学の頃は、習っていたピアノを活かして英国の某ロックバンドの曲をすべて完コピしていた。
 ベースやギターも弾いていた。挫折したけど。

 この頃からバンドも始めた。まわりのバンド少年たちがポップスとか、当時流行りのフュージョンとかをやるなか、私は頑固に暗〜いオリジナルばっかりやっていた。バンドデビューから今までコピーバンドはほとんどやったことがない。それも珍しいのでは?

 高校生の頃までバンドばっかりやっていたけど、大学ではまじめに勉強した。4〜5年間音楽活動にはブランクがあった。
 大学卒業のころ、マニアックな弦楽プログレバンド"Zypressen"に誘われてひさびさにバンドに入った。このバンドはその後10年ぐらい細々と活動していて、CDも出した。

 大学を出てからは聴く音楽の幅が急に広くなり、とにかくいろいろなものを聴き漁ったような気がする。クラシックとかジャズとかその他ノンジャンルの音楽とか。ピアノを急にまじめに練習するようになった。だから音楽的にピアノを演奏するという点においてはこの頃の独学です。

 3年ぐらい会社に勤めたが辞めて、'94年に音楽学校に入って作曲・編曲を勉強した。それをきっかけにまたいろいろ新しいバンドに顔を出したりするようになった。

 根本的に私は「音楽ファン」だと思っている。いい音楽を聴くことが好き。
 聴くものがなければ、仕方ないから自分で作ろうと思う。
 演奏することは特に好きじゃないけどそのための方便。ひとと一緒にアンサンブル、伴奏をして音楽を作っていくのが一番楽しい。

 現在の活動内容は、歌の伴奏(ポップス、クラシック両方)、楽器の伴奏、ヴォーカルまたはインストのバンド。
 それらにおける作曲、編曲、シンセサイザー・プログラミング。
 プラス近年は、楽譜とか出版物の執筆とかも多くなってきた気がする(2010年追記)。

 10月25日、東京・吉祥寺生まれ。蠍座A型。


◆一緒に活動するミュージシャンたち

 ・白くまアリス  →ウェブサイト(実質停止中)


 天然色、メタフィジカ、山崎万理子のサポート他、このウェブサイトができる前からいろいろな場面で山上と活動を共にしてきた山下澄、改めおおばんぶる 舞 がついに結成したリーダーバンド。
 最近のメイン楽器であるスチールドラムのほか、ドラム、パーカッションに限らずさまざまな楽器をこなし、さらに舞台女優や大道芸人としての顔も持つ おおばんぶる らしく、オリジナリティとエンターテインメント精神に満ちた多面体バンド。
 他に類のないクリエイター、パフォーマーとしての力が今後さらに炸裂することは間違いないでしょう。

 

 ・山崎万理子 →ウェブサイト

Mariko Yamazaki


 オカリナ奏者
。'98頃から、山上がコンサートのピアノ伴奏や音源制作で共演している。オリジナル曲もたくさん作曲している。
 オカリナというと誰もが持つイメージがあると思うが、この人の場合はちょっとそれを覆すと思う。ルックス通り(?)都会的で華やかな音楽もできるのだ。彼女の曲はポップで洗練されていて、ウェットである。オカリナ界(というのがあるなら)の中で、彼女の音楽性は独自のポジションにある。
 「エターナリー」(スタンダードナンバー集)、「初恋」(廃盤らしい)の2枚のソロCDがある。
 99年には山上と2人で1週間テレビ出演をした。
 
音を聴いてみたい方は試聴ページへ(左の2つのボタン)。

 eternallyCD "エターナリー" WOODSTOCK WSVI98001

 

 ・メタフィジカ

Metafisica

 
 結果的にいつもひとの伴奏、バックで演奏することが多い山上だが、密かに誰のためでもない自分の楽曲を書いている。そういうのも発表しなきゃだめだよ!という内なる声&周囲の声によってついに始動したソロ・プロジェクト
 「メタフィジカ」はバンド名ではなく、「音楽の種類の名前」なので状況に応じてメンバーも人数も変動する。
 初回のメンバーは山本ヤマ(tp)、山下澄(perc; from天然色)、山田有松アリリン桂一(b; from un)、そして山上(p, vo)の4人編成だったがその後は山下澄がスチールパンに転向?したのを生かしてピアノとスチールパンのデュオ(または+リズム体)としてライヴを行なっている。
 このデュオも面白いと思いつつ、中〜大編成もやってみたいと今は思っている。このページを見ていてもしこういうバンドに参加してみたいと思う方がいたら歓迎します! 特にベース、管楽器奏者の方!
 
デモCDの内容が試聴ページで聴けます。

 

 ・Zypressen →ウェブサイト

 1985年結成。日本では珍しい「チェンバー・ロック」のバンドと言われた。ロックのリズム体にヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ、さらに木管セクションが入る編成で、メロディックでかつ複雑な変拍子を含んだ曲を作っていた。
 一時期はライヴも活発で『マーキー』誌などで取り上げられたりした。
 中心人物は今井弘文(ds)。山上は87年ごろに加入してずっとピアノを担当している。
 各メンバーはけっこうあちこちで制作活動を続け、バンドとしては1996年に最後のライヴを行って以来活動を停止していたが、2015年に約19年ぶりの復活ライヴを決行。今後の活動が注目されている(と思う)。
 CDは
こちらを参照。

 

 ・ラ・フォルナリーナ

la fornalina

 
 2002年頃から活動を始めた、オカリナ、リコーダーによるアンサンブル。グループ名はイタリア語で「粉屋の娘」という意味らしい。
 主なメンバーは、山崎万理子(オカリナ、リコーダー)、向江昭雅(リコーダー、オカリナ)、織田優子(リコーダー)、山上晃司(ピアノ、オカリナ?)、ほか。
 出発点はやはり古典だと思うので、極めて正統派なリコーダーカルテットであると思いきや、オカリナアンサンブルに変身してオリジナルや古今東西の曲をポップに演奏したりもする。特に、クラシック界ではまあまあ演奏される古典舞曲や変奏曲(グラウンド)に、自己流アドリブピアノで絡んだりする一種の異種格闘技(?)が聴きもの。これはほんとに面白いです。思えばクラシック音楽も原点は即興だったのだ。

 

 ・パスピエ
 同じく山崎万理子が主宰していたオカリナ・カルテット
 さまざまなサイズ・音域のオカリナを組み合わせた、オカリナだけ4人のアンサンブル。山上がときどきピアノ伴奏で入る。
 オカリナ4本のアンサンブルというのは独特で、他に例を見ない響きである。世界でも稀なこのカルテットは、クラシックからポップス、童謡…等きわめて幅広いレパートリーを持ち、数々のイベントやコンサートに引っぱりだこで、海外公演までしてしまった(
レポート参照)。
 ところが残念ながらで02年8月をもって活動休止を宣言。
 アケタズディスクからCD「オカリーナの誘惑」を発表している。

 

 ・天然色 →ウェブサイト

ten-nen-shoku

  

 すっかり音沙汰がなくなってしまったが、音楽性の面でも、人脈の面でも今の私の活動の基盤になっているバンド。
 そもそもひねくれ者の私がポップスをやるとどうなるか、を試してみたくて始めたような気がするが、メンバーの個性にも恵まれてだんだん独特のいい味が出てきたように思う。
 常に開かれたいたい、と思う。
 どんな曲かは、
天然色ホームページ→「Songs」で試聴してください。


 
un

 ヴォーカリスト、青樹マナミが率いるポップスバンド。
 青樹マナミは元"VOJA"(Voice of Japan)のメンバー。山上とは前から知り合いだったが、2000年夏に、たまたま用があって山上が青樹に電話したのをきっかけにキーボーディストとして加入することになった。
 曲はほぼ全て青樹の作詞・作曲。傷を持った心、屈折した心、といったものがバンドそのもののテーマになっていると思う。そこに妙に共感するところがある。
 最近はunとしては活動してないが、その後"uni"というユニットになったり、さらに"166.6"(読み方ワカラン(^^;))というバンドになって活動続けているもよう。
 
・コットンタイム

 1999年から2000年までの間在籍していたバンド。バンド自体は92年から現在も活動を続けている。
 女声ヴォーカル長尾由起子をフィーチャーした、どちらかというと大人向けのポップスバンド。
 山上はキーボード(&バックヴォーカル)担当で、曲も何曲か提供した。
 "Lost Season"というCDが出ているが、山上は加入前だったので参加していません。

◆その他関係のある人たち・ウェブサイト

 

Thanks to 野方さん、kickさん、今井さん、小山さん for pics.

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