日中は、まだまだ 暑い日が続いていますが、朝夕、少しづつ しのぎ易くはなってきました。
今夏の 連日の猛暑日の暑さは、コロナ禍と 相まって、格別でした。
そんな暑さの中を、久し振りに、重い腰を上げて 頑張って、キャンバス作りを始めたものの、いつもだと、キャンバスに 一回目の 膠を塗った時には、大体、一晩で 乾いて、連続して、毎日、作業が続けられるのですが・・・・・・・・・・今回は、様子が違っていました。
余った 膠は、固めて廃棄するのですが、次の日の朝に、見ると、まだ、膠は 液状のままです。
こんな事は、このキャンバスを作り始めて、三十年余りになりますが、初めての事です。 過去の記録を見てみたら、今まで、暑い夏の間に、作ったことがありませんでした。
「ひょっとして、膠が、変質していたのだろうか?」 と、廃棄予定の 液状の膠を、保冷剤で挟んでみたら、30分もしない内に、固まってきました。 続いて、保冷剤を外すと、また、液状の膠に戻りました。
膠 の変質ではなかったようで、まぁ〜、ひと安心(苦笑)
外気温が、35度前後が続く間は、作業を中断して、少し、気温が下がるのを待って・・・・・作業を再開・・・・・麻紙を、膠で キャンバスに貼り付ける、一番、緊張する工程まで、無事、クリアできて
ホッとしています。
これから また、膠に 白い顔料を混ぜて、塗り乾かす作業を、三回 繰り返して、やっと、キャンバス作りが 終了します。
部外者の方々には、どちらでも良いような事柄ですが、瑞来さんの描く 絵の重要な 一部でもあることは確かなので、絵の制作の 最初の大山を越えた という事で、私は、ちょっと
肩の荷を下ろせます。
(今月から、しばらく、第一日曜日の オープンハウスは お休みします。 前もって、お電話頂ければ、いつでも 大歓迎です。)