16世紀にマゼランに発見されたロタ島は、
19世紀末の米西戦争までの長い間、スペインの統治下にありました。
やがて、20世紀になると、第一次世界大戦の戦勝国である
日本が統治するようになります。
以降、国策企業である南洋興発株式会社の製糖工場や、
リン鉱石採掘工場が建設され、栄えました。
第二次世界大戦を経てアメリカ統治下に入り、
現在は、自治政府である北マリアナ連邦の一員です。
第二次世界大戦時、激戦地となり多くの死者を出したサイパンや
原爆を投下したB29爆撃機が出撃したことで知られるテニアンに
比べ、爆撃を受けることも少なかったロタは、戦争の傷が小さくすんだ。
おかげで、古代からの原生林がそのままに残り、
透明で青い海とともに
ロタの大きな魅力となっている。