蘇った英国の伝統技術!

イギリスの華やかな貴族のための筆記用具を作ってきた伝統と技術がよみがえりました。

イギリスのキングクラウンと言うブランド名で、かつての贅沢な伝統の技法を駆使した万年筆が、
いよいよ市場にでて参ります。

イギリスの伝統、ドイツの技術と中国の資本と技術、イギリス・ドイツ・中国の万年筆への強い情
熱がキングクラウンの誕生を現実化したと言えます。

こだわった、何年先までも価値の変わらない高価な素材を用い、当時の贅沢の限りが尽くされた装
飾品製作に用いられた技法を再現し、19世紀のデザインや工程を、そのままいかし、手造りでイ
ギリスの伝統的なデザインと技術を復活させた万年筆です。

キングクラウンが生まれるまでの、道のりは、決して短くはありませんでした。
なんと、6年の月日を費やし、当時の技術の掘り起こしのための研究と商品開発が行われました。
当時の技術の復元はドイツのピーターマックデザインという、機関が行いました。ピーターマック
が、この大変な仕事を依頼された理由は、彼らの持つ、科学分析技術に裏づけされた、天然宝石の
成分を分離抽出し顔料に用いる瑠璃装飾技術や、翡翠装飾技術の高さからでした。






作業は、当時の文献の解析から始まり、古文書の研究や、当時の特別技能を身に付けていた職人や
知識の有る人の探し出し、天然石を分析し顔料とするための、現代の技術を取り込んだ科学的研究、
数えきれないほどの試作の繰り返しが行われました。
そして、ついに、キングクラウンが現代に生まれました。

選ばれた貴重な素材と手の込んだ製造行程、そのため、多くの生産は難しく、限定生産品が中心の
製品構成となります。販売は各国に割り振られた数量だけしか販売されませんし、価格も世界標準
価格設定をとる万年筆ですので、価値が国ごとで異なることの無い、本当の価値を持った万年筆で
す。

厳選された素材と、特殊な装飾技法で彩られたボディー、大きく威厳を持ったニブを持った万年筆
は、定番とも言えるオーソドックスな風貌なのに、どこにも似たモデルの存在しないオリジナリテ
ィーを持ち、堂々とした威厳が感じられます。
気高さを感じる独特の雰囲気、仕立ての良さから、この万年筆の英国の高貴な血統がわかります。





キングクラウンの万年筆は永久保証を持つことからも、その精巧で誠実な作りへの、クラフトマン
シップと生み出す製品に対する自信が感じられます。

キングクラウンの万年筆を構成するパーツの素材は、イギリスのアンティーク装飾品達が証明して
いるように、何十年の時間が経っても、その輝きを失うどころか、作られたとき以上の魅力が備わ
ってくる素材が厳選されております。
イギリスの製品の魅力のひとつは、使い込む楽しさがあることでもあります。
良いイギリスの銀製品や家具なども、そうですが、親から子へ、孫へと受け継がれて行きます。使
い込まれるだけ、使う人々の歴史が刻み込まれていきます。イギリスの製品の良さは、使うほどに、
磨きこまれるたびに、風格が備わっていくところにあります。
 永く使い込まれるためには、風化しないいつの時代も価値を認められる材質といつまでも飽きるこ
との無い伝統的なデザイン、使い手と一体化する使い心地、誠実な作りが要求されます。キングクラ
ウンは、親から子へ、時代が変わっても受け継ぐことのできる、イギリスの製品ならではの誠実な万
年筆です。




キングクラウンの多くのモデルに共通する特徴は、万年筆に用いられる顔料は、すべて自然の中から
得られた、宝石・貴石などの自然の鉱物から抽出されたものが用いられています。何千年の歴史の中
で、生まれ育てられてきた、宝石を粉にして顔料とする、贅沢ではありますが、究極の美しい顔料が
使われています。万年筆全体が天然の宝石の輝きに包まれていると言っても過言ではありません。

万年筆の土台となるボディーは、モデルによっても異なりますが、生み出されるモデルの多くは、純
銀(スターリングシルバー)、もしくは、独特のパターンを持つ、長く寝かされたセルロイドがベー
スとなっております。
特別なモデルは、世界で50本程度の限定となりますが、純金をベースに、全体をダイヤで埋め尽くした
モデルなどもございます。

セルロイドや漆の塗られたモデルも、銀の装飾が施されたり、驚くほど見事な螺鈿細工が施されます。
それらの装飾も、決して派手ではなく、落ち着いた雰囲気にまとめられております。このあたりにも
英国の伝統を感じていただけます。

各パーツも、純銀や、純銀の上に24K張りが施されております。
多くのモデルには、ブルーの宝石が埋め込まれ、深く静かに輝きます。

ペン先は、手の込んだ彫や、彫金細工が施された、18金の大きなニブとなります。
これほど見事なペン先を持つモデルは、現在のヨーロッパブランドを探しても見つかりません。




キングクラウンの万年筆のデザインは、古の伝統を重んじたものが中心となります。
独特のシンプルなパターンを持ったデザインは、いつの時代にも受け入れられる自然なものです。
英国装飾品のなかにも見られる、エジプトの王族が好んだライン、宗教画やかつての偉大なる芸術家た
ちが愛した色合い、それらが万年筆のデザインの中に生きています。






ラピス・ラズリや孔雀石....自然の宝石へのこだわり・・。

キングクラウンの万年筆の多くは、ラピスラズリで作られた厚い顔料で覆われております。

キングクラウンの万年筆を眺めていると、皆様もご存知のツタンカーメンの金とブルーのコントラスト
と、キングクラウンの万年筆のラインがシンクロするのではないでしょうか?

エジプトのツタンカーメンの黄金マスクにラピスラズリが使われ、当時のままの美しい金と青のコントラ
ストを見ることができることや、エジプトの太陽と再生のシンボルである虫スカラベやオシリス神の鷹の
頭を持つ息子ホルスの目がラピスラズリに彫られ、護符として用いられていることは、有名ですし、
ダビンチやミケランジェロ・・たちが描いた、モナリザ・最後の審判寝所の首飾りの女、聖母マリア様の
絵画でマリア様の衣服を彩る「マドンナ・ブルー」すべて、現代までも色あせない、美しいブルーの顔料
はすべてラピス・ラズリから採取されたものであることも、周知の事実です。




ラピスラズリは、古来から、

神秘的世界を思わせる石、ラピスラズリは古代から現代にいたるまで数多くの伝説を生み、世界各地で
人々を魅了してきた。
装飾品にとどまらず、工芸品や宗教的な儀式を行うための道具、鮮やかな青を描くための材料、時には
薬や化粧品などにも用いられ、美しさと力を備えた石として人と長い係わりをもってきた
心の曇りや邪念、不安や嫉妬を取り除き、幸運と成功をもたらす。
持ち主の内面的パワーを刺激して、知恵、洞察力、決断力を引き出す運の石です。
持ち主の吉運を大吉運に凶運を吉運に変える強いパワーを持つ石。
などなどと、言われ、多くの人に愛されてきました。
パワーストーンの中でも大変に歴史が古く、旧約聖書では神の城を飾る石として、エジプトではファラ
オのみが身につけることが出来た聖石としてラピスの名が登場します。日本でも「瑠璃」と呼ばれ珍重
されてきました。イギリスのかつての貴族たちの愛用してきた品々にも見ることが出来ます。

多くのキングクラウンの万年筆を彩る、ラピスラズリの顔料は、アフガニスタンの標高4000mの山を約
6000m掘り抜いた採掘所から掘り出されます。もちろんそれを人力で運び出し、まず、最高の石を選び
出します。





選ばれた石はパキスタンの北部に運ばれさらに選別されます。

厳選された石は、キングクラウンに運ばれ、小さく砕かれ、キングクラウン万年筆の顔料としてふさわし
い、成分だけを特殊な方法で抽出します。
ピスラズリをそのまま砕いて顔料にすることもできますが、それだと不純物が多く含まれています。
キングクラウンの万年筆を見てください。濃い紺色と紫色とブルーが溶け合って出来た、ラピスラズリで
作られる顔料の色の中でも最高の色とされる色で覆われていることがわかります。
長い長いたびをして届く、何十キロの瑠璃から、作られる最高のラピスラズリの顔料は、何グラムにしか
なりません。
「天空の破片」といわれる、ラピスラズリの中の、ごく一部を抽出して、キングクラウンのための原料と
する、なんとも贅沢な話ですが、それによって、キングクラウンの不変の輝き生まれます。

アフガニスタンで採取された石を、選抜し、良い原石を複雑な工程により顔料とする。。
それが、顔料の中でも最も高価なものとなる理由です。
古来よりとても高価な物とされ、金と同じ値段で取引される事も知られております。

そんな、ラピスラズリの顔料を、白さがまぶしい純銀の上に幾層にも丁寧に塗布し、研磨するといった
何工程にも及ぶ職人の手による作業の繰り返しを経て、やっと1本の万年筆が生まれます。

「天空の破片」といわれる、ラピスラズリの中の、ごく一部を抽出して、キングクラウンのための原料と
する、さらに、高度な技術が磨きかける。
なんとも贅沢な話ですが、それによって、キングクラウンの不変の輝きが生まれます。

ラピスラズリの万年筆は、モンブランやクロスといった、すでに有名なブランドも作り出しておりますが、
キングクラウンの作り出したラピスラズリ装飾万年筆は、かつて生み出されたラピスラズリ装飾万年筆と
は、全く違う高次元の理想を追求した万年筆です。

キングクラウンの作る万年筆は、ラピスラズリのみではなく、美しい緑の輝きを持つ、孔雀石を顔料も原
料としたモデルや、螺鈿細工であっても、今までの蒔絵細工の概念とは全く異なった創作による万年筆な
ど、キングクラウンならではの伝統のデザイン、技法を土台としたすばらしいモデルが生まれております。




作られる数も限られますし、価格も決して安いものではございませんし、販売されるところも限られる、
独特の販売方法をとっているため、キングクラウンの万年筆を手にするのは、とても困難とは思いますが、
幻の万年筆ともいえるキングクラウンの万年筆を手にされた時の喜びは、すでに知名度のある、メーカー
の限定品を手にする事と比べても、全く比較にならないほど深い喜びを感じていただけると思います。

キングクラウンの万年筆には永久保証がついておりますので、何年先までも安心して使っていただけます。





カタログ


















KING CROWN

LOMDON 1908

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